思いつくまま

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サッカー女子ワールドカップフランス大会、なでしこジャパンのアルゼンチン戦を現地観戦した。

2019年06月11日 04時00分00秒 | サッカー
なでしこジャパンの試合をスタジアムで見たいと思っていたが、国内では長野・熊本・鳥取などの遠いところばかりで試合が開催されて、1度も見に行くことができないでいた。昨年4月のアジアカップでなでしこジャパンが優勝・連覇してこの大会の出場権を取ったが、この時に自分も現地観戦したいと思い、昨年秋頃から情報を集めていた。

例えばフィギュアスケートのグランプリシリーズのフィンランド大会やカナダ大会などで、日本人の自分よりも年配と思われるオバちゃんたちが結構現地観戦しているのを見て、あの人たちでも現地観戦できるのに、なぜ自分はこういうチャンスをいつも逃して来たのかと思っていたこともあって絶対に現地観戦しようと思った。

昨年12月にFIFAのフランス語のサイトでチケットが発売されることを知ったが、この時は例えばパリ市内で行われる何試合かをまとめたグループチケットなどが発売されただけでスルー。3月7日(木)日本時間23時から個別の試合のチケットが発売されることになり、パリ市内で行われるアルゼンチン戦のチケットの購入を真夜中に試みた。すべてフランス語なので、Google翻訳を使いながら購入者の情報を登録しようとしたが、途中まで進むと「Le mot de passe ne respecte pas les règles minimum de sécurité.Votre mot de passe doit contenir au moins une minuscule」というようなメッセージが出て進めず、翻訳では「小銭を払え」というような感じだったので、チケット代が高いので前金でいくらか納めないと登録できないのかと思いながらも、何度やってもエラーで進めずに午前2時半で断念。翌朝7時頃別の翻訳サイトで確かめたら「パスワードに小文字を入れろ」ということで、やり直したところ登録ができた。(現在Google翻訳を使えばうまく訳してくれている。)そしてクレジットカードで支払いを済ませアルゼンチン戦のチケットをGETと思ったが、チケットは第2四半期にダウンロードできるようになるというメッセージだけが残り、まだまだ不安が募った。
5月21日(火)、FIFAからメールが届きようやくチケットがダウンロードできるようになった。マイクロソフトエッジではカラー印刷できず、白黒の中が抜けたものが印刷できたが、バーコードや座席番号がちゃんと印刷されていたのでこれでいいかと思っていたが、ちゃんとしたチケットのように青いカラー印刷された画像をアップされた方がいて、白黒ではヤバイかもと思いアドビリーダーで再度読み込んだところ、今度はようやくカラーでチケットらしく印刷できた。チケット代は30ユーロ・約3,700円と非常に安かった。
チケット入手に当たっては、フランス在住の日本人でツイッターのアカウント・ゆすらさんに大変お世話になった。


チケットを入手する前から旅行社に飛行機とホテルの予約をしてもらって頭金を入金していた。
6月8日(土)、観光も兼ねてパリに出かけた。

試合当日は、午後、エッフェル塔からバスでスタジアムまで行ったが、黄色いベスト運動などがあり、警備が非常に厳重で、銃を持った軍人をあちこちで見かけた。予定していた道は警察官に封鎖されており、大回りをさせられた。警察官にチケットを見せろと言われ、それならあの入口へ向かえと指示される。ペットボトル持ち込みは禁止されていたことは知っていたが、サンドイッチやペットボトルの類は持っていないかと聞かれたので、少しだけ残していたお茶のペットボトルを取り出しその場で飲み干して処分した。ゲート前でしばらく待たされたが、日本人サポーターももう何人かが待っていた。いよいよ入場ゲート、荷物検査と、男女に分かれている念入りなボディータッチでようやく通された。うちわを持っていた女性が止められていたが、結局OKが出たようだった。


夕食を兼ねて何か食べなければと思い、売店で寒いのにコカコーラとツナ入りの調理パンを9ユーロ・約1,100円で購入し、試合の始まる前に食べた。

試合会場の「パルク・デ・プランス」(Parc des Princes)、48,527人を収容できるパリ・サンジェルマンのホームスタジアムで、女性暴行騒ぎで南米選手権を欠場するブラジルのネイマールなどがプレーするスタジアム、座席はバックスタンドのセンターラインに近い非常に良い席だった。左隣はフランス人の黒人のデカい男性が2人、右隣はフランス人親子連れ。近くにもちらほら日本人がいた。青いFIFAのフラッグが3人に1人くらいの割合で座席に置かれていた。ちょうど自分の席にもあったので、時々フラッグを振ったりもした。
試合開始前に噴水のように水が撒かれた。(豊田スタジアムでも同じように撒かれている。)スタメンはツイッターの情報で事前に知った。選手の試合前練習を見た。ケガの阪口夢さんともみきっちゃん(籾木)は完全に別メニューだった。電光掲示板が2か所、角の斜めに設置されており、時計はその映像に出ているだけだった。
スタメンが紹介され、選手が入場し、国歌斉唱、君が代が流れて来た時には、まだ若いあの娘たちが日本を背負って戦うんだなと思ったら感極まってきた。

現地時間6月10日(月)午後6時~ 気温17度、湿度60%、晴れ時々曇り、微風  入場者数は25,055人
日本時間6月11日(火)午前1時~ 

グループリーグ初戦
なでしこジャパンvsアルゼンチン    格下相手にボールを回す時間ばかりが長く、負けに等しい引き分け

FWが菅澤、オレ横山、MFが長谷川唯、中島、杉田ヒナ、三浦、DFが熊谷、南、鮫島、清水、GKが山下だった。
主審はフランス人、副審等はバラバラの国。
前半38分、清水にイエロー。前半AT1分、杉田にイエロー。後半12分、オレ横山に代えて岩渕マナを投入。後半29分、中島に代えて遠藤純を投入。後半40分、岩渕にイエロー。後半45分、菅澤に代えて追加招集・代表初出場の宝田を投入(もちろん見るのは初めてだった)。

試合は前半からなでしこジャパンがボールを支配し、ほとんど相手陣内でプレーしたが、決定的な場面はほとんど無かった。前半に2枚イエローが出たが非常に厳しい判定だと感じた。後半11分、ユイちゃんに決定的な場面、あれを外すか!? 交代出場の選手が入ってから相手ゴール前にうまく入り込めるようになったが、ボールをキャッチすると必ず寝転んで時間稼ぎをする相手GKやガチガチにブロックを引く守備を崩せなかった。
3大会連続出場の熊谷や鮫島のプレーには非常に安定感があった。オレ横山と中島が本来の力を発揮できなかった。前半早々にユイちゃんがリフティングで相手をかわした場面や、鮫島・清水の両サイドバックが駆け上がってチャンスを作ると、周りで見ていたフランス人も大拍手だった。日本のチャンスにはジャポンちゃちゃちゃ・ジャポンちゃちゃちゃと一緒になって応援してくれた。場内ではウェーブが前半だけで3周回ってきて、その都度立ち上がってバンザーイ、後半も回ってきたが、試合に集中していてとにかくゴールをと思っていたので、そんなことにかまっていられなかった。

試合終了後、アルゼンチンの選手たちは優勝したかのような大喜びだった。試合のMVPの相手10番の選手は非常に上手だった。
なでしこジャパンの選手たちが最後にバックスタンドに向かって整列してお辞儀をしてくれて大拍手。

現地時間の午後8時を過ぎても外は明るいまま、後ろ髪をひかれながらスタジアムを後にした。


試合前、自分の座席からの眺めはこんな感じ。座席にちらほら見える白い棒はフラッグが置かれている席。

追伸:帰国してからビデオで試合を見たが、鮫島ちゃんのスローイン、ファウルスローを1回取られてからも、足がラインを超えて投げたのが1回あった。あれは誰か指摘しないと厳粛な副審だと相手ボールになっちゃうよ。
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