思いつくまま

思いついたことを書いています。

中日ドラゴンズ、落合博満監督が今季限りで退任、後任に高木守道氏。

2011年09月22日 23時28分28秒 | 中日ドラゴンズ
9月22日(木)午後3時過ぎ、まだ中日ドラゴンズが逆転優勝を目指しているシーズン途中というのに、落合博満監督(57歳)が今季限りで退任、次期監督に高木守道氏(70歳)が就任すると中日球団から発表があった。

中日の監督としては2004年から8年間、歴代最長、すべてAクラス、3度のリーグ優勝、日本一も1回
3年契約の任期満了とか、新しい風を入れたいとか。
「契約書どおり、この世界はそういう世界」
オレ流電撃退団

ショックだなぁ。
中日ドラゴンズの歴代監督の中で、落合博満監督ほど中日を常勝球団にした監督は他にはいない。

今年はナゴヤドームでの客入りが悪かったりしたけど、そんなことは関係ない。
別に高木が地味だからダメというわけではないけど、落合を退任させるくらいなら、続投のほうが良かったのではないのかと思う。
他にも中日生え抜きOBで監督をやれそうな人はいるだろう。谷沢、田尾、大島、牛島、若手なら今中とか立浪とか。

ピッチングコーチの森、それに辻ハツヒコ、トマシノなどほとんどのコーチも一緒に辞めちゃうのかよ。

誰かがTwitterでつぶやいていたが、中日ドラゴンズの人気を高めるためなら、ドアラを監督にして、監督候補の人はチーフコーチにしたらどうよ。

客が入らないのはシーズン席(内野のかなり外野寄りのところまでシーズン席がある)が多すぎて、普通にチケットを買おうと思ってもろくな席が無かったり、入場料が高すぎることが原因なのではないのか。
いっそのこと甲子園のように、ビジター応援は外野のパノラマ席の一角だけにして、3塁側もすべて中日のシーズン席にしちゃったらどうよ。甲子園は阪神が勝っても負けても本当に客がよく入っており、球場全体で一体感がある。
選手の年俸だって、全く活躍せずに昔の名前で出ているだけの選手に、サラリーマンが一生働いてももらえないような高額を払っていたりするからなぁ。

中日新聞社は、落合監督の「読む野球」を出版して、もう一儲けするつもりだろうな。

高木守道氏、現役時代は素晴らしいセカンドの名手、特にグラブトスが印象に残る。ウイリーデービスが巨人戦でランニングホームランをした年に、高木も阪神戦でランニングホームラン。名球会にも入る活躍をしたし、野球展堂入りも果たしている。
もちろん監督経験もある。1994年の「10・8」、巨人に敗れた時にも監督だった。

名古屋ドームの試合で、ドアラがバク転を失敗した時に、チアドラゴンズの可児ちひろさんがバク転を披露するのだが、高木氏はこの可児ちゃんにドアラと同じようにひねりを入れなさいと注文をつけていた。厳しい。先日はCBC「サンドラ」で森野の名前が出てこず、ほれあれ とか それ とか言っていたなぁ。

こうなったら、落合政権の残りの試合を全部勝って、セ・リーグ優勝=連覇+日本一になってもらいたい。
コメント (6)
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藻谷浩介著『デフレの正体』(角川ONEテーマ21)を読む。

2011年09月18日 22時22分22秒 | 読書
副題は、経済は「人口の波」で動く。経済を動かしているのは、景気の波ではなく人口の波、つまり、生産年齢人口=現役世代の数の増減である。
今は、景気の波を打ち消すほど大きい人口の波が日本経済を洗っている。

昨年ベストセラーになったが、今頃になって読んでも色褪せていない。この人は必ず客観的な数字でものを言っている。内容はすべては書ききれない。

藻谷さんの講演をもう何年も前に聴いたが、その時は刈谷駅前だったが、今度は大田川駅前。新日鉄名古屋製鐵所がある東海市、特急停車でセントレアへの通り道の駅なのだが、これといったものが何もない。愛知の駅前はJRも名鉄もどこも似たり寄ったり。
愛知はいつも引き合いに出されている。この夏にもまた愛知で講演しているし。秋にもある。
何とかこの人の講演に参加したいと思っても、仕事との兼ね合いでできなかった。

内需が拡大しないのは、景気が悪いから、とか、景気さえよくなれば皆がハッピーになると思い込んでいる人が多い。GDPが上昇したり、失業率が低くなったり、出生率が高くなれば、100年に1度の不況が克服されるというのも同じ。

いろいろと事実が書かれているが、ここには書ききれないくらい、自分達の常識を覆す内容になっていた。

出生数の絶対数の減少、団塊世代が次々に退職して、現役世代の減少、高齢者(所得はあっても消費しない)の激増

生産年齢人口の下落⇒供給過剰による価格の下落⇒在庫が腐る、経済が縮小する。
生産年齢人口の減少を補うものが何もない。生産性の上昇では追いつけない。

目標
①生産年齢人口が減るペースを少しでも弱める、②生産年齢人口に該当する世代の個人所得の総額を維持し増やす、③個人消費の総額を維持し増やす

処方箋
①高齢富裕層から若者へ所得移転させろ。
高齢富裕層は、筋金入りのウォンツ欠如、莫大な貯蓄を将来健康を損なった場合の医療福祉サービスに充てるために貯め込んでいるが、これを積極的には使おうとはしない。それで1400兆円死蔵している。こういう人が仮に平均年齢で亡くなっても、相続するのはまた60歳以上の高齢者ということになり、使うことなく死蔵されていく。
これを生前贈与などで少しでもいいから若者に回して、お金を使わせろ。

Wiiの任天堂、ヒートテックのユニクロ、東京ディズニーシー、ハイブリッドカー、地デジ対応テレビの買い替えは、高齢者でもお金を使わせるような「言い訳」を与えている。

高齢者医療福祉産業は、きつい・汚い・長時間低賃金労働となってしまっている。これは「政府の失敗」、医療費・介護費用の政府支出の負担を抑えるために政府が価格統制をしてきたが、戦後の住宅供給と同じように市場原理に任せるのが良い。

②女性の就労と経営参加を当たり前にしろ。
これは言っていることはもっともだが、具体的に女性を就労させる方策が見えなかった。

③外国人労働者を増やしても焼け石に水、それよりも外国人観光客・短期定住客を増やして、お金を落としていってもらえ。

勝間和代さんなどが声を高くしておっしゃっている、デフレ対策には日銀が金融緩和をして貨幣供給を増やせ、というものについても機能しないとのこと。

前置きが長くて、なかなか本題に入ってもらえなかったが、読めばそれなりに、そうだそうだと思えたなぁ。
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長谷部誠著『心を整える。』(幻冬舎)を読む。

2011年09月01日 23時16分16秒 | 読書
サッカー日本代表でヴォルフスブルクで活躍するハセベの本。3月に出てあっという間にベストセラー。
本の文字がジャパンブルーだった。

ハセベのどこがどうということもないけど、遠藤ヤットと共にいつの間にか代表になくてはならないボランチであり、キャプテンマークを巻いている。
浦和レッズでJリーグ&ナビスコカップ&天皇杯&アジアチャンピオンズリーグで優勝して、移籍したヴォルフスブルグでもドイツ・ブンデスリーガーで優勝、日本代表としても1月のアジアカップで優勝、それはそれは輝かしい成績を残している。

1人暮らしなのに、夜遊びはしないし、アルコールもほとんど口にしないし、ロン毛・茶髪にするとかパーマをかけるということもなく、スター気取りなところもなく、ゲームやネットサーフィンに興ずることもなく、就寝の前には心を落ち着けて、ともかく人間性が真面目な選手というのがよくわかる内容だった。

この人は読書ノートをつけている。いろいろな分野の本を読んでいる。 勝間和代さんや本田宗一郎・松下幸之助といった人の本も読んでいる。
ミスター・チルドレンの歌を聴いている。

ヴォルフスブルグのマガト監督の練習は厳しすぎるくらい厳しい。
組織のバランスを保ち、穴を埋め、潤滑油になっている。正論は振りかざさず、他人の失敗を自分の教訓とし、マイナス発言をしない。
迷った時こそ難しい道を選ぶ。
1月のアジアカップ、予選リーグのシリア戦や準決勝韓国戦で中東の笛を吹いたイラン人審判・トーキー氏にしっかりとしたレフリングをするよう話をしたり。

ハセベ、まだ若いのにあんたは本当に偉いよ。この本も売れるわけだ。 
自分も見習うところが非常に多かった。
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