思いつくまま

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岩手県の「あまちゃん」のロケ地などを訪ねる旅

2015年08月31日 23時30分00秒 | その他
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の再放送が行われている平成27年8月29日(土)~8月31日(月)に岩手県へ行ってきた。

8月29日(土)
まだ暑い夏の日の午後、名鉄西春駅から名鉄バスで県営名古屋空港へ、15年ぶりくらいに名古屋空港へ行ったが、バスは途中で「エアポートウォーク」を経由するため、渋滞もあり結構時間がかかった。久々の名古屋空港は閑散とした感じだった。QRコードを自動搭乗機にかざして窓側の座席を確保、15時発の初めて乗る赤いFDA機で新潟・山形の上空を飛んで、16時10分にいわて花巻空港に到着。曇っていて、半袖の服ではかなり涼しかった。

バスでJR花巻駅(夕方は無人)へ、ここで盛岡まで交通系カードを使おうと思っていたが、自動改札はなく、現金で自動販売機で切符を買って東北本線を北へ8駅40分、それでも空港から高速バスで盛岡駅までよりは安く早く盛岡駅に到着。
ホテルでチェックイン後、盛岡駅前の盛岡そば処「東家」駅前店で名物のわんこそばを食す。食べたお椀の数を数えながら、次の日のことも考えて76杯でギブアップ、それでも腹一杯でヤバかった。別腹でデザートを食べて、證明書をいただいて終了。


8月30日(日)
盛岡から三陸海岸まで自分で行くのは大変だったので、値段は高かったが、岩手県北観光の「海女ちゃんと三陸鉄道&ウニ丼まめぶ汁北三陸号」という6月~8月の土日のみの観光コースに参加した。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地等に連れて行ってもらえるもので、行くなら「あまちゃん」が再放送されている今でしょ!と思っていた。
実は6月に行くつもりで申し込んだが、申し込み者が少なすぎて4日前にドタキャンされていた。
カネは返してもらったが、飛行機&ホテルは別に予約していたので、結局キャンセル料を払う破目になった。
8月は台風も心配だったが、諦めきれずに懲りずに再度申し込んでおいた。今回がこのコースの今年の最後の日だったが、参加者も10人くらいおり、無事に行くことができた。
雨が心配だったが、1日中曇っていて助かった。盛岡市内は気温が23度くらいあったが、三陸海岸は最高気温が21度ということで長袖の服で出かけた。
盛岡駅西口から各自で9時発の高速バス「久慈こはく号」に乗って2時間超、東北自動車道・八戸自動車道を走って九戸インターまで、そこから県道42号線で久慈まで、11時10分に久慈駅前<まちなか水族館前>で下車。
ここで初めて係員の人が待っていて、三陸鉄道久慈駅前まで徒歩で移動。「あまちゃん」のあの駅前デパートビルがあった。もちろん「北の海女」の看板もかかっていた。

ここから、「北三陸号」というバスに乗り換えて、三陸鉄道北リアス線の海岸沿いの無人駅・「野田玉川」駅へ、途中にはここまで津波が押し寄せたという跡もあった。宮古から来た12時23分発の三鉄(番組では北鉄)・2両編成に乗り込んだ。昼食時ということもあり、乗車していたのは先の駅から乗車していた阪急交通公社九州からのツアーの人達と、自分達の貸切みたいな感じで、地元の人はほとんど乗っていなかった。この中でアキちゃんがウニ丼を食べたりしていたなぁと思ったりした。途中トンネルも通ったりして、20分ほどの北鉄の旅を楽しんでいたら、3つ目で終点・久慈駅に到着した。ここでワンマンの運転手から「北リアス線記念乗車証明書」をいただいた。

バスで道の駅「やませ土風館」に行き昼食、用意されていた「牛乳小瓶分」の生ウニが載ったウニ丼とまめぶ汁を食べた。まめぶは、汁はしょうゆ味で、中に入っていた団子が甘いといった感じだった。

ここからバスで、車窓から「つりがね洞」や「かぶと岩」等、岩のゴツゴツしたリアス海岸を見ながら、「あまちゃん」のロケ地の小袖海岸まで行った。そこにはアキちゃんが番組オープニングで走っていた燈台があったが、かなり手前にももう一つの燈台があり、何も知らない観光客がそこと間違えていて、道路が渋滞していたという話も聞いた。

バスを降りて小袖海女センターへ向かったが、その途中に「じぇじぇじぇ発祥の地」の石碑、「津波襲来の碑」、「北限海女の道起点地・あまちゃんロケ地記念碑」などがあった。また、「夫婦岩」もあり、2つの岩の間に縄がかけられていた。
小袖海女センターは3階建てで、2階には海女を紹介する展示や能年玲奈さんや宮本信子さんなど芸能人のサイン色紙が飾られていた。
「素潜り実演見学券」を見せて海岸で待っていると、1人のおばさんと3人の海女さんがやって来た。外は寒いし、流れも早い感じだったが、3人とも素潜りで何度も潜ってくれて、浮かび上がるたびにウニを何匹も捕えていた。一番若い人はまだ経験が浅く、岩に足をぶつけたりして早く陸に上がってきたが、年配の2人は長い時間海の中にいた。
そして、3人の海女さんが今採ったばかりのウニの殻を割って、1個500円で食べさせてもらった。海の塩味がきいていて新鮮でおいしかった。ウミネコがものすごくたくさんいて、そのおこぼれを狙っている感じだった。


「あまちゃん」のロケ地を堪能した後は、バスで「久慈琥珀博物館」に行った。入り口には、「あまちゃん」の番組内で「勉さん」(塩見三省さん)が磨いていた琥珀が飾られていた。女性係員から展示されている琥珀などの詳しい説明があり、琥珀というのは、鉱物・宝石というよりも、樹木の樹脂が地層の中で固まり石化した一種の化石のようなもので、樹木の種類によって琥珀の色も変わってくるというお勉強をさせてもらった。国内の琥珀は、ほとんどが久慈で採れるものだということを知った。販売もされていたけど、なかなか高価なものだった。外に琥珀採掘坑道跡があり、中に入って岩盤などを見た。「琥珀色の想い出」って、どんなものだろう。

バスで久慈駅まで戻り、ここで高速バスが来るまでの15分くらいの間に、もぐらんぴあ・まちなか水族館を見学した。東日本大震災の被害でもともとあった施設は全壊し、久慈駅前の空き店舗を利用して平成23年から再開しているもので、入場は無料だった。再建を支援している「さかなクン」さんの魚などが展示されていた。

16時30分発の高速バス「久慈こはく号」に乗り、2時間超で盛岡駅西口まで戻って解散となった。
夕飯は、盛岡駅前の「HOT JaJa」というお店で名物のじゃじゃ麺を食べた。一番値段の高いフルコース?と七福神という地酒を注文したら、もつ煮や餃子など本当にいろいろとたくさん出てきて食べきれないほどだった。じゃじゃ麺を食べ終わると、そこに生卵を入れて作る「ちーたんたん」というスープまで飲み干した。じゃじゃ麺も「ちーたんたん」も特に辛いということもなく、ショウガの風味がきいていた。これは寒い冬に何度か食べればヤミツキになるかもと思った。2日連続で腹一杯食べ過ぎた~~~という感じだった。

8月31日(月)
朝から雨が降っていた。盛岡市内を15分間隔で運行・循環する「でんでん虫」(1乗車100円)の1日乗車券を300円で購入した。とりあえず、約40分かけて1周(19停留所)しようかとも思ったが、盛岡駅前から右回りに乗り、終点近くのバス停「啄木新婚の家口」で降り、石川啄木が新婚当時住んでいた家を見学した。
次に、左回りに乗って来た道を逆戻りで「盛岡バスセンター(ななっく前)」で下車した。ちょっと歩くと東京駅に似た旧・盛岡銀行本店(現・岩手銀行中の橋支店)の赤レンガ造りの建物があった。

そこからもう少し歩いて、盛岡城跡公園の中にある「もりおか歴史文化会館」へ、「チャグチャグ馬ッコ」や「盛岡さんさ踊り」を紹介するビデオを見て、高さ9mの明治時代の山車などを見学した。
お昼時間になっていたが、そこから盛岡城跡公園内を散策、だだっ広い公園のほとんど誰もいない雨の中を、どんどん坂を上って行った。城自体は無いが、上から眺める景色は良かった。公園内には、石川啄木の歌碑や宮澤賢治詩碑などもあった。
公園を出て、中津川に架かる橋を渡り川沿いを歩き続け、奥州街道(陸羽街道)上の商店街・アーケード「ホットライン肴町」へ出た。ここは365mの全蓋式アーケードで、約80の店舗が立ち並んでおり、ここで昼食を食べた。
午後2時頃、「盛岡バスセンター(ななっく前)」から左回りで盛岡駅前まで戻った。
盛岡駅ビル「フェザン」で時間になるまで、南部せんべいなどのお土産を買い、JRで花巻駅まで、そこからバスでいわて花巻空港へ移動した。
空港で自動搭乗機にQRコードをかざしたら、空いた座席は通路側の1席のみで、最後の1席を指定した。土曜日に来る時は空席もあったが、帰りは月曜日というのに岡崎方面からの団体旅行の人達で満席だった。
16時40分発の緑色のFDA機に乗った。着陸態勢に入った名古屋上空では伊勢湾方面まで出て、旋回して名古屋市内を遊覧飛行?しながら南方向から17時55分に名古屋空港に着陸した。名鉄西春駅までは、18時10分のノンストップの名鉄バスに乗ることができた。雨はやんでいたが非常に蒸し暑く、地元に戻ってきてしまったなぁと思った。
以上。

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10月3日、「あまちゃん」再放送終わっちゃったね。
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