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サッカー女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド大会、なでしこジャパンはベスト8、得点王は宮澤ひなた選手

2023年08月20日 21時02分54秒 | サッカー
なでしこジャパンのワールドカップ、4年前はパリで現地観戦もしたが、新型コロナウイルス後の大会で、真冬の南半球・ニュージーランドで、優勝の期待ができない試合を見に行く気にはならなかった。
試合自体が日本のテレビで見られるかどうかもなかなか決まらずにいたが、何とかNHKが流してくれることとなった。
池田太監督になって、選手もかなり若返りが図られ13人が初選出、また海外でプレーする選手が9人にもなった。
ヨーロッパやアメリカなどの強豪には勝てる気がしないので、あまり期待はしていないが、それでも何とか決勝トーナメントに進んで、そこから勝ち上がって欲しい。

ニュージーランドは日本時間+3時間
グループステージ C組
 7月22日(土)ニュージーランド・ワイカトスタジアム 気温8度
なでしこジャパン ザンビア 5対0  宮澤×2、田中美南、遠藤、植木
FWが田中美南、MFが藤野、宮澤、長谷川、長野、清水、遠藤、DFが熊谷、石川、南、GKが山下だった。
スウェーデンの主審、ヨーロッパの副審だった。
前半10分、藤野のシュートは右ポスト直撃。前半21分、田中美南のシュートがネットを揺らしたが、VARでオフサイド。前半39分、長野のシュートは相手GKがファインセーブ。前半43分、藤野の右からのクロスに中で走り込んだ宮澤がシュート、ゴーール後半4分、田中美南のシュートがネットを揺らしたが、VARでオフサイド。後半6分、藤野が抜け出しペナで倒されPK、相手GKにイエローが出されたが、VARで藤野がオフサイドでPKは取り消し。しかしながら、GKへのイエローは取り消されず。後半10分、遠藤の左からクロスに田中美南がスライディングシュート、3度目の正直で、ゴーール後半17分、「田中の5cm」の折り返しを宮澤がシュート、ゴーール後半21分、田中美南に代えて植木を投入。後半26分、遠藤が左から持ち込んで、シュート、ゴーール後半32分、藤野に代えて猶本、遠藤に代えてセーケキコを投入。後半AT3分、宮澤に代えて千葉を投入。後半AT7分、植木がペナで相手GKに倒されPK、相手GKにイエローが出され、2枚目で退場。PKを植木が蹴ったが、バー直撃で決められず。しかしVARの結果、交代して入ったGKが早く前に出てしまい、PKやり直し。後半AT9分、PKやり直しを植木が蹴り、ゴーール
W杯初戦、相手は格下と言えども、11番のFWバンダは東京五輪で2試合連続ハットトリック、今大会直前のドイツとの親善試合で3対2と勝ってきたチームなので、なでしこの足の遅い3バックでは非常に心配だったが、そこを常に複数人で抑え込み、結果は相手シュートを0に抑えることができた。前半、なかなかゴールが決まらずに、相手の一発が怖かったが、前半終了間際に宮澤のゴールで1点取れたことが良かった。後半は、タナミナにもゴールが生まれるなど、ゴールを重ねながら勝つことができた。𝐏𝐥𝐚𝐲𝐞𝐫 𝐎𝐟 𝐓𝐡𝐞 𝐌𝐚𝐭𝐜𝐡は宮澤。

 7月26日(水)ニュージーランド・ダニーデン スタジアム
なでしこジャパン コスタリカ 2対0  猶本、藤野
FWが田中美南、MFが藤野、猶本、長谷川、林、杉田、清水、DFが熊谷、三宅、南、GKが山下だった。
イタリアの主審だった。
前半25分、タナミナからのパスを受けた猶本が左からシュート、ゴーール前半27分、右でボールを追いかけて拾った藤野がGKのニアにシュート、ゴーール後半14分、田中&藤野に代えて植木&宮澤を投入。後半29分、林&猶本に代えて長野&セーケキコを投入。後半AT1分、清水に代えて守屋を投入。
前半から優位に試合を進め、左から猶本&右から藤野の日本人初の10代でのW杯ゴールで2対0。後半はなかなかゴールが奪えず、終盤は5バック気味になってしまったが、相手を無得点に抑え勝ち切った。𝐏𝐥𝐚𝐲𝐞𝐫 𝐎𝐟 𝐓𝐡𝐞 𝐌𝐚𝐭𝐜𝐡は猶本。
セルジオ越後さん曰く「日本は2戦2勝だが、相手はザンビアとコスタリカだ。ここも冷静に考えてほしい。今大会から出場チーム数が24から32に増えた。優勝した12年前は16チームの大会だった。今回、日本が勝った2チームは前回までならW杯の舞台にも立てなかったチームだろう。とてもW杯の戦いとは思えない。1次リーグ最終戦のスペイン戦からが、真のW杯になる。攻めてくる相手に、どう対応するか。命懸けのW杯、本来の戦いは、これからが本番だ。」
スペインも2連勝で、両チームとも決勝トーナメント進出決定

 7月31日(月)ニュージーランド・ウェリントンスタジアム 気温10度・強風
なでしこジャパン スペイン 4対0  宮澤×2、植木、田中美南 
FWが植木、MFが宮澤、猶本、長野、林、清水、遠藤、DFが熊谷、高橋、南、GKが山下だった。
アメリカの主審、アメリカ・カナダの審判団だった。
前半12分、遠藤の左からのパスに中で走り込んだ宮澤がシュート、ゴーール前半29分、宮澤が抜け出し左の植木にパス、植木のシュートが相手に当たりながらもゴーール前半40分、植木からのパスを受けた宮澤がシュート、ゴーール後半から宮澤に代えて藤野を投入。後半14分、長野&清水に代えて長谷川&守屋を投入。後半23分、植木に代えて田中美南を投入。後半37分、田中美南が右から持ち込み、中に切り込んでシュート、ゴーール後半40分、遠藤に代えて杉田を投入。
格上のスペインの技術の高いパス回しにずっと押し込まれていたが、それでも決定的な場面は全く作らせなかった。宮澤の1点目で楽になった。前半の2点目も3点目もカウンターから、シュート3本がすべてゴールに結びつく効率の良い試合だった。後半のタナミナのゴールも素晴らしかった。𝐏𝐥𝐚𝐲𝐞𝐫 𝐎𝐟 𝐓𝐡𝐞 𝐌𝐚𝐭𝐜𝐡は宮澤。
Cグループ首位通過、2位スペイン、3位ザンビア、4位コスタリカ、上位2チームが決勝トーナメント進出、順当に勝ち上がれば準決勝でまたスペイン戦と思っていたが・・・

決勝トーナメント、ラウンド16
 8月5日(土)ニュージーランド・ウェリントンスタジアム 
なでしこジャパン ノルウェー  3対1 オウンゴール 清水 宮澤
FWが田中美南、MFが藤野、宮澤、長谷川、長野、清水、遠藤、DFが熊谷、高橋、南、GKが山下だった。
ブラジルの審判団だった。
前半15分、左から宮澤のクロスが相手に当たり、オウンゴーール前半20分、相手の右からのクロスに中で頭で合わされ、失点。
後半5分、相手のパスミスを拾った清水がシュート、ゴーール後半27分、田中に代えて植木を投入。後半36分、藤野からのパスに抜け出した宮澤がシュート、ゴーール
オウンゴールで先制したものの、すぐにヘディングシュートで追いつかれ、簡単には行かないと思った。しかし、後半からはアグレッシブにプレスをかけ続け勝ち越し、さらにカウンターで追加点を奪い、後半ATのピンチはGK山下がファインセーブで勝ち切った。𝐏𝐥𝐚𝐲𝐞𝐫 𝐎𝐟 𝐓𝐡𝐞 𝐌𝐚𝐭𝐜𝐡は、澤穂希さんのW杯1大会最多5ゴールに並ぶゴールを決めた宮澤。

準々決勝
 8月11日(金)ニュージーランド・イーデンパークスタジアム
なでしこジャパン (2連覇中のアメリカをPKの末に下した)スウェーデン 1対2  林
FWが田中美南、MFが藤野、宮澤、杉田、長谷川、長野、清水、DFが熊谷、高橋、南、GKが山下だった。
スイスの主審、スイス&ドイツ&メキシコの審判団だった。
前半32分、FKの流れからゴール前の混戦からシュートを打たれ、失点。後半、杉田に代えて遠藤を投入。後半6分、相手CKの流れでVARの結果、長野がハンドでPK,これを決められ失点。後半7分、田中に代えて植木を投入。後半29分、植木が倒されPK、しかしこれを植木が蹴ってPK失敗。後半34分、植木にこの大会でなでしこジャパン初のイエロー。後半35分、宮澤&長野に代わってセーケキコ&林を投入。後半42分、林がシュート、ゴーール後半AT2分、高橋に代えて浜野を投入。
東京五輪準々決勝で1対3で負けた相手に、負ければ終わりの試合で、前半に失点し、後半早々にも失点してしまい、追い込まれてしまった。植木が何とか取ったPKも失敗、藤野のFKもクロス婆さんと相手GKの背中に当たりながらもゴールラインは割らず。終盤に1点返し、後半AT10分で追いつければと思ったが、力及ばずにベスト8で敗退となった。
グループリーグで3戦全勝、しかもFIFAランク11位が5位のスペインに快勝しただけに期待も高まったが、結局FIFAランク3位には勝てず、他のランク上位のチームとは対戦せずに、また、オーストラリアに行くこともなく終わってしまった。

池田監督になってからもパッとしなかったが、それでもU20W杯で優勝や準優勝を経験した若手が加わり、中途半端だった3バックが、親善試合でダメダメだった三宅抜きでいつの間にか完成し、この大会で試合を重ねるごとに強くなって行った感じだったので、ひょっとしたらとも思いかけていた。期待していた浜野が肩のケガでなかなか出られず、結果論だけど、岩渕を入れておけばと思ったりもしたし、攻守にわたって一番力のある長谷川唯ちゃんをマンチェスターシティーでもやってるボランチではなく、もう1つ前のポジションでゴールを狙わせていたらと思ったりもしたが・・・、宮澤ひなたの5ゴールは素晴らしかった。
なでしこジャパン、秋からの五輪アジア地区予選を勝ち抜いて、来年のパリ五輪で頑張って欲しい。

これで、過去8大会で優勝経験のあるアメリカ・4回、ドイツ・2回、ノルウェー・1回、そして日本・1回がいなくなり、スペイン、スウェーデン、イングランド、フランス、コロンビア、オーストラリアの6か国のうちから初優勝チームが出ることになった。

準決勝
スペインvsスウェーデン  2対1
イングランドvsオーストラリア 3対1

3位決定戦
スウェーデンvsオーストラリア 2対0

決勝戦
スペインvsイングランド 1対0 
山下良美審判が第4審、後半AT13分を掲示した。

初優勝・スペイン 2位・イングランド 3位・スウェーデン 4位・オーストラリア

得点王は5ゴールの宮澤ひなた選手  日本人では、澤穂希さん以来、12年ぶり2人目
なでしこジャパンは、フェアプレー賞を受賞した。

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