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王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

更新おさめ2012

2012-12-31 23:17:27 | 日記
すべりこみでっす。

例年通り、29日あたりからキッチンの大掃除とおせち作りを片付けまして、現在ようやくコーヒーを淹れて、紅白観てまっす。
相変わらず年末はバタバタです…ふう。

おせち作りについて皆で話すと、「きんとんの芋は当然裏ごしするものだろーがよ」派と「裏ごしなんかしねーよつぶせばいいんだよ」派にバッキリ分かれるんですが、私は「裏ごし派」でございます。

裏ごし派なんですが、力仕事、かつ時間との勝負(芋は冷めるほどに裏ごしが難しくなる)がとにかく最大の難関で、きんとん作りは憂鬱な作業でありました。
そんな私が昨年みつけた、芋裏ごしの最強武器はこちら。


おこのみ焼きヘラ。

このおこのみヘラと、ル・クルーゼの鍋(芋が早く・柔らかく煮え、かつ繊維が残りにくくなりまする)のコンボで、きんとん作りの憂鬱が随分晴れましたのこと。
きんとん裏ごしで苦悩なさってる奥様方、どうぞおためしあれ。


重箱詰め前のおせち、今年もずらっと。


詰めきれなかったおせちの残りちょこちょこと、年越し蕎麦で晩御飯。
日本酒も、ほんのちょっとだけ頂きました。

なんだか今年は体調がイマイチで、今ぐったり疲れてる感じなんですけど、とりあえず片付いて、ちょっとホッとしております。


来年の大河の「八重の桜」、番宣を観た限りでは楽しみです。
鶴ヶ城篭城戦のシーンとか、すごく迫力ある画像だったし。

スペンサー銃をぶっ放す八重さんが、何だかハリウッド映画のコマンダーみたいだったんですが、実際にあの銃をどんな風に使うのか、ちょっと興味があるなあ。
火縄銃を雷管式に改造したらしき銃を使ってるシーンもちらっと映ってたし、武器関係だけでも、とても興味深いです。

戦国を描いていると、幕末と比べて随分シンプルでわかり易いなと思うんですが、あの難しい時代、難しい戦を、どこまで女性視点で現代人に理解させてくれるのかなという事にも、興味があります。
簡単に「楽しいなー」と言えない時代なだけに、楽しみですね。

問題は…いつまで続けて観られるかだな…。
時間が無くて一度ためちゃうと、ますます観る時間が無くなるからな…。


今月の「天下一!!」、早々に拍手にご感想下さった皆様、どうもありがとうございました。
今年の年賀状をブログ公開しない理由については、今回の雑誌の柱コメントでもお分かり頂けると思いますんで、見たい方・欲しい方は、編集部気付碧也宛てに年賀状かお手紙を出してやって下さいまし。


2012年は、碧也作品を読んで下さり、応援して下さって、どうもありがとうございました。
新しい年はいっそう頑張る覚悟ですんで、どうぞ2013年もよろしくお願いいたします。

それでは皆様、よいお年をお迎え下さいまっし。


いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



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本日

2012-11-21 01:11:15 | 日記
インフルエンザの予防摂取に行ったり、銀行に口座作りに行ったり、しなきゃいけないのにずっとできてなかった諸雑務を、ようやく片付けまして。

その足で、ジュンク堂岡山店さんの「天下一!!」関係展示物を、こそっと覗きに行ってきました。

ガン見とか恥ずかしくて恥ずかしくて心臓バクバクなので、棚の影からさりげなくチラチラ見たり、通りすがりにチラチラ見つつ、だんだん間合いを詰めつつチラチラ見つつ。

まんま不審者だってばオマエ!

華やかに紅葉を飾りつけて下さった綺麗なレイアウトや、手書きでびっしりと書き込んで下さった愛あるご紹介コメント、とっても嬉しかったです。

先日、行きつけの鍼の先生の奥様とお嬢さんが店頭に行かれて、初めて生の色紙や複製原画を見たお嬢さん(中学生)がとっても感激されたとかで、なんと展示物のご感想と、励ましのお手紙頂きましたよ。

作品を大切に扱ってくださって、本当に本当にありがとうございました、ジュンク堂岡山店の書店員様。

そろそろ発売1ヶ月が経ちますんで、陳列も終了する頃かも…と思いますが、「天下一!!」を愛して下さる岡山近郊の方、大急ぎで行ってみて下さればと思います。


ところでジュンク堂さん、新書関係や歴史関係の品揃え、素晴らしすぎます。

「うがあこんなマニアックなものが!」
「あああこれはもうネットでも買えないはずのアレ!!」
「ちょ、なんでこのシリーズのバックナンバーが!!!」

…と、思わず時間を忘れて棚に張り付いて数時間。
自制がふっとんで、危うく文無しになるところでした。

病院行ったから、お財布の中身が減ったの忘れてたよ。
お昼ごはん代、残ってよかった。ふっ。

今度はもっとお金持って行きます。
ホントに危険な書店だぜ、ふふふっ。




蛍の色紙はミニミニサイズ。



色塗りは完成しました。
小さい色紙ってのも、ちょっと塗りにくいね。


「販促色紙行けるとこは見に行きます。楽しみにしてますよー。 」

ありがとうございます。
お近くに該当書店があるといいなあ。

書店名は、もう少し発売が近づいたら出します。
「haruca」執筆作家さん3人ずつの色紙を、計10店舗に展示って聞いたかな?

碧也のは東京・大阪・福岡の書店だそうです。


そして、そろそろ5巻発売1ヶ月が近づいてきましたので、4巻の時と同じように、5巻POPのイラストを、拍手お礼画面に入れておきます。

書店さんに出してるPOPは販促用なので、賑やかに宣伝文句がいっぱい乗っかってるんですが、拍手の方は宣伝を外し、かわりに別の効果を加えました。
POPとはまた違った印象になってますんで、是非パチパチしてみて下さいませね。
イラストはランダムに出てきます。

入れかわりに、4巻POPのイラストを外しておきます。

パチパチついでに何かポテッと一言、落として頂けば、作者大変に喜びます。


ここ数日の間に拍手コメント下さった皆様、どうもありがとうございました。
そのうち、ピックアップさせて頂くかも。
ピー助のご心配下さった皆様も、ありがとうございました。

今日病院ついでに、お医者さんに相談してみたら

「ストレスで自立神経が崩れてる可能性が高いね」

…との事。
ストレスはこの仕事やってる限り、ずっとだしなあ…。
ずっとピー助に取り憑かれてるとか、やだなあ…。


「天下一!!」「星紋の蛍」に加え、新たなる作品の題材候補の資料もあたり始めました。
さあまだまだ、これから先が長いぞ。

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西南あたりへ取材・その2・オイシイ

2012-11-19 19:42:43 | 日記
(その1からの続き)


熊本には半日しかいなかったので、食べたのはこれだけでした。
白湯スープの野菜と海鮮春雨、みたいな?
ゲゲ亭は馬肉ラーメンを食べました。

本当は馬肉の焼き肉が食べたかったんだけど、碧也がピー助(下痢んちょのこと…)だったので断念。
オイラのピー助君はいつ回復するんだらう…(さっさと病院いけってか)。


嬉野温泉はお豆腐が名産らしく、豆腐や豆乳料理がいっぱいくっついてました。
佐賀牛のしゃぶしゃぶが激ウマ。
ピー助対策のため、半分ゲゲ亭に食べてもらいましたけど。


肥前名護屋の道の駅。
富山の一乗谷史跡にも「天下一」って道の駅があったなあ、そういえば。

そこのレストランで食べた、ちょっと遅いお昼ご飯がとっても美味でした。


呼子のイカ、イカ丼。
イカが甘くて超美味!!

しかしピー(以下略)のため、碧也は生ものを断念。
ゲゲ亭にちょびっとだけ貰って食べて、煮魚定食を食べました。



しっかしこれがまたまた超美味で。
さすが玄界灘の魚、うまいようまいよ!!
お刺身は断念してゲゲ亭に食べてもらったんだけど

「コリコリで甘くてめっちゃウマい~

ああああ…無念。
元気な時に、また食べに来たいよ…。

ピー助に取り付かれて正露丸とともに旅していたので、オイシイ的にはちょっと残念でありました。
熊本ラーメンも馬刺も博多ラーメンも食べたかったよ…。


唐津のお寺でちょっとだけ見た紅葉。
綺麗でした。




戻って来て、本日から「Haruca」販促用のミニ色紙を3枚、描いてます。
本日は色紙に実線入れたところまでで終了。

色んな作家さんが描かれるようですが、碧也の色紙は書店三店舗に出ます。
書店名は近々、追ってお知らせしますね。
メイキングちら見せも。

しかしなんか、最近販促色紙ばっか描いてる気がするな、俺…。

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@TAKARAZUKAですって

2012-09-23 11:21:07 | 日記
「花族ワルツ」2巻 9月24日発売予定!!
「天下一!!」5巻 10月25日発売予定!!


連続更新でする。

観て来ましたわ、「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」(←何気にすごいタイトル)。

こちらパンフの写真です。
ゴージャスラインハルト様。

軍服はこの白バージョンだけじゃなく、白→黒→赤っぽい→黒+金モールと、派手にお色直しされてました。

更にキルヒアイスの軍服も他の人と違って「青っぽい」色だったんですが、舞台で遠目に観る分には、差別化が計れてよかったのかなーと。
群舞だと、ロイエンタールやミッターマイヤーなんて、もう完全に見失っちゃったので。

以下個人的な感想になります。


とっても面白く観られました。

内容も結構詰め込んであって、ダイジェストになるギリギリのところをうまく走り抜けたなと。

ここ数回観たヅカ作品は、正直ちょっと「えー…」という上がりのものも多くて、あんまり期待せずに行ったんですけれども、かなり満足して帰ってきましたよ。

過去作品では、仮名手本忠臣蔵をものすごく上手く2時間に纏めた「花に散り雪に散り」という舞台が、わたくし大好きだったんですが、ちょっとそれを思い出すような良いバランスだったかも。

アレが違うコレが違うと言いはじめるとキリがないと思うんですが、初見の人や原作に興味がない人にも理解できるよう、人間ドラマとラブにフォーカスしながら、原作の持つ複雑な背景も盛り込まれつつ、一本の物語として完結してましたしね。

キルヒアイスの存在感がぐーっと薄められてたのはかなり残念でしたが、それもこの舞台単体で観れば、自然な纏め方の範疇なのかな。

そしてヒルダはやっぱり出張ってたけど、とっても凛々しくて賢くて可愛いかったから、おばちゃん許しちゃう。
てか原作でもこの次期と立ち位置でヒルダが出てくれば、ラインハルトがあんなにボロボロになる事もなかったのかなあ。

うーん、でもやっぱ無理かな。
原作のキルヒアイスは、あまりにも存在が大きすぎたから。

あの物凄い喪失感をたった2時間半の舞台で表現するのは難しいだろうから、舞台で興味持った人が原作読んで、ショックを受けたらいいと思います。

オーベルシュタインはやたら濃く、ロイエンタールとミッターマイヤーは薄く、ビッテンフェルトはやっぱりビッテンフェルトで、そしてミュラーが居なかった!
ミュラーも観たかったよう!

帝国ZOKKONラブ人間だったんで、同盟は元々あんま視界に入ってないんですが(すみません)、ヤン、ユリアン、フレデリカ、トリューニヒト、自分的イメージに良く合ってました。
時々ヤンの声が可愛らしくて

「ん?今の声はヤンかいユリアンかい」

と思ったりしたものですが、キャラ的にヅカ男役の野太い発声が出来ないから仕方ないよな。

キルヒとヤンの対面シーンに時間が裂いてあって幸せでした。
やっぱ女性の求めるシーンが盛り込んであるのは、さすがヅカだよなと。

フィナーレで羽しょったラインハルトなんて素晴らしいものが見られたのも幸せでした。
自分の中に長く眠っていた、愛しさや悲しさやときめきと出会えた二時間半、とても楽しかったです。


行こうかどうしよっかと迷ってらっしゃる方々には、私的におすすめしておきます。
原作未読で情報もゼロのまま観たゲゲ亭が

「面白かった!原作読もっかな」

と、言ってましたし。


…原作…。

マイフェィバリット本ダンボール箱に詰まったまま、納戸か仕事場のどこかに眠っている…はず。
探せないんだよな、これが。


お昼ご飯には、「銀河英雄伝説ランチ」なるものがあるというのを事前に知っていたんですが、サーロインステーキまで入った本格的コース料理と知って断念しました。
昼からステーキなんか食えるかい!
デザートの「アンネローゼのケルシーのケーキ」はすげー食べたかったんだけども。


んでこっちの、レビューランチを食べました。
お星様のパイがちょっと銀英ぽいかなと思って。
このお店には「ラインハルトのシャンパンパルフェ」つのがあったんだけど、お腹の調子が良くないのでそれも断念。

大劇場にはカフェがいっぱいあるんだから、どこか一店ぐらい「ラインハルトのウィンナーコーヒー」「ヤンの紅茶」を用意してくれても良かったのになあ。
お店にオタク店員がいなかったんだろうな、きっと(宝塚に何を求めるかお前)。



観劇後は神戸まで足を伸ばして、「楽園酒家」のお粥コースを食べて、観音屋のチーズケーキを買って、夜中に無事帰還しました。


しっかり気分転換できたんで、本日からまた働きます。


明日は1日だけアシさんがやって来て、若上様漫画の仕上げ。
(現段階ではこんな感じでまだ影や着物のトーン無しなのね)

そして、「花族ワルツ」2巻発売日です。
日中はアシさんが入って仕事中なので、夜には番外編アップできるといいなと思ってます。
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ウィングス8月号発売日です

2012-06-28 00:34:26 | 日記
「天下一!!」最新刊・4巻発売中!!
「お好みイラストポストカードでお返事企画」についてはこちらをクリック!!



「天下一!!」第28話、38ページ掲載です。

以前も申し上げました通り、今回はずばり、上様ターン。
尺の延長が無ければ、残念ながらはしょらなければならなかった某イベント回です。

上様スキーの担当さんが、打ち合わせやらネーム時から楽しげにしてらっさいましたが、上様ファンの方には賑やかなイベントシーン含め、出来れば一度B5雑誌サイズで見て頂きたいかも、な、感じでございます。


「ちらリズムなら上様を…!下もキョーレツな染め入ってたらどうしよう、です。
元々上様が大好きですので、先生の描いて下さるかっこよくてド派手衣装の信長様が嬉しくてたまりません。
この信長様が世間デフォルトになったらいいのに!」
「上様はお髭と小じわで程よい渋男児に仕上がっておりますが(他にも魅力は満載ですが)、
お髭をたくわえてなかった(?)、女装したこともあるような頃の若時代も見てみたいです。
お髭と小じわを手で隠してみたら…あら素敵(今も素敵ですが)。」


…という、上様ラブな方々の拍手を受けまして、描いてみました。


クリックしたら大きくなります

盗んだ駿馬で走り出 ちょっとばかしやんちゃさんだった頃の上様でっす。

なかなか凶悪な面相なさってますが、多分…渋柿だったんでしょう。

この頃は…かな、って。
今は、もしかしたらたまに、キョーレツな染め、入ってるかもしれません。
うふ。


相変わらず本を読んでおりました。

修羅場で絵を描いていた時は、つぶれてグロ画像になっていた指が。
…今は、指先がパリパリに乾燥して、皮が剥けたりしてます。

何故に皮が剥けているかというと、本を持ってページを捲り続けてるせいで、油分や潤いを全て紙に持って行かれてしまうからであります…。
ちょ、ちょっと痛痒い…。

仕事に入る期日がどんどん迫って来るので、一刻も早く構想やキャラ作りら入らねばなりません。
年代や事項の流れ、勢力や各家の関係はようやく頭に入って来たし、時代も見えて来ました。
ここから一週間ぐらいで、キャラクターや、連載のラストまでのプロットとストーリーの流れを作り上げます。

脳味噌フル回転の苦しい期間ですが、全ての物語は、まずはこの立体的な地図を作り上げる作業から始まるわけで。
「天下一!!」だって、まる4年前にはもう、ラストまでのプロットを書き上げていたわけですし。

新作も細かいシーンはその都度のネームになりますし、キャラが育ってくると今考えたエピソードは使えなくなるかも。
でも、キャラが暴走して道を見失ったりしないためにも、地図は旅立ちの前に用意しておかなければいけないわけなんであります。

がんばれがんばれがんばれ俺様、であります。


そそ、読んでた本の中に載ってた悶絶トリビアひとつ。

「天下一!!」にも、よく長谷川さんとセットで出てくる、馬廻の堀秀政先輩。
通称は「久太郎(きゅうたろう)」といいまして、乱丸の「森乱」と同じように「堀久」などともよく表されるのですが。

そんな堀さんあてのお手紙の中で、秀吉は親愛の情を込めて

「久々

と、呼んでいた、という。


……きゅ……

「んも~きゅうきゅうったら、が・ん・ば・り・す・ぎ!

…と言う、戦国鍋のキャバ嬢・レイナさん風秀吉の姿が頭に浮かび、ちょっと身悶えしてしまったオイラなんでありました。

ぶはっ。


さてさて、今夜は読み残しの本を読みまして、明日からプロットの海に飛び込みます。

「学園版乱丸のチラリズム、想像できない分見てみたいです(笑)」

なんてリクエストも頂いてますんで、そのうち気分転換の時間がとれましたら、何か出るかも。
出なかったら、時間とれなかったんだなーと思ってやってください。


「天下一!!」28話のご感想、やんちゃ上様へのお言葉、お待ちしてまっす。
よろしければ拍手と一緒に、ポテッとおひとつ、プロット中の漫画家を励ましてやって下さい。

どぞどぞ、よろしく。

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石垣・八重山の休日 その3・カワイイ…カワイクナイ

2012-05-03 21:35:54 | 日記

朝、ホテルのビーチの浅瀬を散歩すると、後ろを魚がくっついてきます。
何してるのかなあと思って見てたんですが、どうやら巻き上がる砂の中の何かを食べている様子。
うっすらとグリーンに見える砂煙なので、藻か何かが含まれてるのかも。


西表島、「猪狩家」の前で飼われていた馬。
貰ったサトウキビを一生懸命齧ってました。


西表島の水牛車。
私達が乗った車を引いていたのは「ユウセイ」君。
人間なら12歳ぐらいの少年だそうです。


水牛の渡しの砂浜には蟹がいっぱい。
片方の爪だけが大きい、不思議な蟹でした。
近づくとぱっと穴に隠れて、じーっと見てると、またそろそろと出てくるという。


イリオモテヤマネコ…ではなく、竹富島コンドイビーチの猫。


竹富島の道路で轢死体になっていた…ハブ!!

ハブですよね、これ!!!
初めて見た、リアルハブ!!
やっぱいるんだ、ゾワーッ!!!


石垣本島の御土産物屋さんに入ってきた、オオゴマダラ。
石垣にしかいない大きな白い蝶だそうですが、街のあちこちでフワフワと舞っている姿を見かけました。


竹富島の草むらには、時々フリーのヤギの姿が。
放牧ヤギなのか、野良ヤギなのか、ちょっと分からなかったのですが。

そして西桟橋の近くのお墓のそばの草むらには、立派な角の一頭のヤギ。
長く張られたロープに、可動性の綱をひっかけて、広い範囲の草を食べられるようにしながら飼われている感じでした。

写真を撮ろうと自転車を停めて少し近寄ってみたら、このヤギ、人懐こく可愛らしい表情で、軽やかに駆け寄ってくるではありませんか。

「あ、かわいいー

と、撫でようと近寄った瞬間。

ゴンッ!!

…と、右ひざに物凄い衝撃が。

一瞬何が起きたのか分からなかったんですが、次にやってきたのは激痛。



こんな事になっちゃったたわけですね、つまり。

知らなかったんですが、闘牛ならぬ闘山羊っつーのがあるみたいで、どうやら雄の山羊は角で闘うらしいんですね。


「いだだだだだ…」


とその場に転げる私と、ただ真っ青になってるゲゲ亭に尻を向け、ゆっくりと座りやがるヤギ。
右膝は見る見る腫れあがり、激痛で全く力が入らなくなり。

「お…折れたかも…」
「折れたらもっと腫れるよ…ヒビぐらいは入ってるかもだけど」

と、焦る我ら。
変な汗はダラダラ出てくるし、何だか本当にマズイんじゃないかと思い始めた頃、坂の上からにこやかに近づいてくる1人のおじさん。

…の、姿を見た途端、ヤギはすごい勢いで草むらのはるか向こうまで逃げて行きました。

このおじさん、ヤギを見るために自転車を停めたと思って我らに近づいてきたようですが、何か様子がおかしいのに気づいたらしく、めっちゃ話題を逸らし始め、そのうち桟橋に続く道の方へとフェードアウトなさったりして。

ヤギは何事も無かったかのように、遠くで草を食み、腫れ上がる膝の痛みと力の入らなさに、冷や汗を流し続けるワタクシ。

結局、足を引きずってフェリーに乗り、石垣本島の救急病院に。

運悪く救急車とかち合ったらしく、レントゲンを撮り、長々と待つはめになったんですが、その間「ヤギに突進された」とカルテの説明に書かれたり、看護師やレントゲン技師の方に「ヤギですか」と笑いを含んだ声で問い返されたり、「牛じゃなくて良かったですね」と言われたり。

聞けばほんの数日前、水牛の角で衝かれて運ばれてきた観光客の方がいたんだそうです。
な、なんと恐ろしい。


ようやく診療室に呼ばれると、膝のレントゲン写真を投射台に貼り、重々しく口を開く眼鏡の先生。

「どんな大きさのヤギかは知りませんが、ここ」

と、骨の写真を指して。

「…ここ、ヤギに突進されたぐらいで、折れる骨じゃありませんから」

診断結果は「打撲」。

「明日はもっと痛いかもしれませんが、そのうち引きますから」

1時間半の待ちの後、診療は5分で終わり、痛み止めのシップとロキソニンを貰ってよたよたとホテルに帰りました。

今もまだ右足引きずってますが、診断のとおり、だんだん腫れも痛みも引いてきましたのこと。
右膝の痛みのせいで全く気づかなかったんですが、どうやら左の太ももにも角の先っぽが擦れていたらしく、現在見事な青タンが出来ております。


ネットで検索してみたら、どうやらこのヤギ「結構凶暴」だから気をつけろ、と言われているヤギらしく、木に何度も角をぶつける闘ヤギっぷりも目撃されたりしていたらしいです。

うわーん、めっちゃフレンドリーに見えたのに!!
それらしいリアクションをしてくれてたら近寄らなかったのにぃぃ…。

ってまあ、いつも三日月みたいな瞳をしているヤギの表情なんて、実際読めないわけですけれどね。


でも考えてみたら。

フレンドリーに駆け寄って関節を狙う一発技といい
転げた私を何度も角で突く事無く、背を向けて座った様子といい
飼い主らしいおじさんの姿を見た途端、はるか遠くに駆け去るばっくれっぷりといい
事情を察したらしきおじさんの話題の逸らしっぷりといい

…こいつ、もしかして…常習犯…。

…と、いう気がしないでもなく…。


ヤギ的には悪戯だったとしても、相手がちっちゃいお子さんだと、頭骸骨陥没とか、転がされて骨折とか、当たりが悪いと目が傷ついたり、何があるか分からないだけに結構危険かもしんないです。

と、いうわけで

竹富島 西桟橋 墓地横に繋がれた ヤギ

…ちょいと危険ですんで、観光客の方はご注意下さいましまし。

くっそう。
今度から立派な角のヤギにだけは近づかないぞ。

「それ以外のヤギには行くつもりかい!!」

…とゲゲ亭に言われましたが、道端で子ヤギとばったり出会ったら、避けられる自信が無いしぃ…。


県立八重山病院の診察券はミンサー柄入り。

中庭にはちょっと平べったかったり、逆にちょっと丸っこい背中のカメがいっぱい歩いてました。
「ヤエヤマイシガメ」ってヤツかしら?
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石垣・八重山の休日 その2・オイシイ

2012-05-02 00:14:28 | 日記
今回も色々、美味しいもの、食べてきました。

まずは、八重山ソバ。


川平湾近くの「おいシーサー偶」。
ここは島唯一の自家製麺を出すお店。
ヨモギ、ピパーチ(島胡椒)、島唐辛子等を練りこんだ平麺ほチョイスできます。
私が食べたのはピパーチ麺。
良い香りと少しの刺激がある、とっても美味しい麺でした。


このお店のジェラートが、またとっても美味。
石垣地ビールと塩、どちらも濃厚でさっぱり。


西表島「猪狩家(かまいとーや)」の八重山ソバ。
八重山ソバは、島によって少しずつ味が違うそうです。
西表のソバは少し濁ったスープで、コクがあるのにあっさり。
自家製の黒糖を隠し味に使っているそうですが、これまたすごく美味しかったです。

ゲゲ亭が食べた牛丼がまたまたものすごく美味。
石垣の牛は全く獣の臭いが無くて、肉なのにまるで野菜のようにさっぱりしてるから不思議。

石垣島の「たけさん亭」で美味しい美味しい焼肉を食べたんですが、何故か写真が無いと言う…。

石垣牛は、塩をちょっとだけつけて食べるのが一番美味。
脂がまるで水のようにさらさらしていて、甘くてやわらか。
タレなんかつけたらもったいない。



竹富島の「ヴィラたけとみ別邸」で食べたボンゴレビアンコ。
ハーブとニンニク、鷹の爪がピリッときいて、とても美味しいパスタでした。


「すし太郎」の石垣島近海特上にぎり。
イラブチャー、マンボウ、赤仁ミーバイ等々「ナンジャソリャー!!」なネタがみっちり。
赤色青色鮮やかで熱帯魚な見た目の割に、あっさりした白身が多くてなかなか美味しかったです。

「森の賢者」の島料理。

焼きマコモダケ、長命草のソース添え。
トウモロコシのような香ばしい香りと、筍のような食感。
まろやかなソースをつけて頂くとすごく美味。


海ぶどうと自家製スーチカー(塩漬け肉)。


島野菜の天ぷら。
天汁とウコン塩、どちらでいただいてもとっても美味。

こたらはできるだけ化学調味料を使わず、ドレッシングも自家製というこだわり抜いたお店で、全ての料理が繊細で本当に美味・滋味でした。
野菜を中心にお腹いっぱい食べて飲んでも、2人で数千円。
体にもお財布にも優しくて、気持ちは豊かになるという。

今回の旅行で食べたごはん、全てハズレ無しでした。
いつも一食ぐらいは外すのにね。

いや、ハズレは無い方が幸せなんですが。
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石垣島と八重山諸島の休日 その1・天気予想

2012-05-01 19:44:57 | 日記
「沖縄は入梅しました」

…宣言にがっくりと肩を落としつつ、晴天の岡山から旅立ち。

4日間の石垣の天気予報はずっと傘マーク。
「雨一時止む」とか「曇り時々雨」とかね。

岡山→→新大阪→→関空。
ここまではずっと青空。

→そして沖縄空港。
…土砂降り…。

「碧い海が見たかったのに、今回は無理だね」
「そんなに日ごろの行いが悪かったかねえ…」

と、しくしくしつつ、→石垣空港。

曇り。

「…なんか、一番前向きなウェザーニュースに、午後マーク入ってるよ!!」

と、レンタカー屋あたりでいきなり好転した天気予報にすがって、川平湾にGO。


曇ってはいたけど、砂浜でダラダラしてるうちに光が差し始めてちょっと碧い海も!!


夕方に近づくにつれ、空はどんどん青くなり、一緒に海もどんどん青くなり


ホテルの部屋についた頃にはこんな色も!!

「明日の西表島は雨予報だけど、今日ちょっとでも青い海が見れてよかった」

と、ちょっとだけ満足。


ブーゲンビリア、ハイビスカス、花も咲き乱れて綺麗だし。


二日目は朝からジェットコースターみたいな高速船に乗って西表島へ。
曇りだけど予報は一日中雨なんで、傘をぶらさげて行きました。


遊覧ボートで川登り。
マングローブの森。


大きなサキシマスオウの樹。
何の花が咲いてるのか、いい香りのする森でした。


水牛の引く車に揺られて、海の浅瀬を渡って由布島へ。
三線の音に乗って朗々と響くお兄さんの島歌。
よく通る素敵な声でした。


由布島は島ごとまるっと植物園。


あちこちに鮮やかな花が咲き乱れてました。


そして夕方、西表島の最北端「星砂の浜」ではこの空と海の色!!

3日目は竹富島に渡って自転車で走りつつ青い海を見る。
…予定だったんですが、天気予報は一日中雨。

「まあ、降ったら竹富に渡るのは諦めて、本島でどこか行こうね」

…と言いつつ就寝。



はい3日目の朝。
これでも天気予報はあくまで「雨」なんです。

「いや、今日はもう、絶対降らない!!気がする」

と、フェリーで竹富島にGO。


竹富島の星砂の浜「カイジ浜」。
3年前と同じように、砂浜に座り込んで星砂を探しました。


コンドイビーチ。
海水浴の人が沢山、沢山とはいえこ程度の人口密度ですから。


シートとパラソルを借りて数時間、浜にねっころがってぼんやりと海を見てました。


そして実はこの後、ちょっと、とんでもないトラブルが。
詳しくは「カワイイ」に書きます。



4日目、最終日。
予報は「曇り時々雨」…なんですけどね。



「天気予報は…全く、あてにならないから」

…と、島人(しまんちゅ)が皆口をそろえて苦笑いする理由が、だんだん分かってきましたよ。



入梅発表後、4日間の天気予報はずっと雨。
しかしついに石垣空港を発つ時まで、傘の出番は一度もありませんでした。

青い碧い海を見たい、という願いが叶えられて本当に良かったです。
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明日から「天下一!!」行きまっす!!

2012-04-07 03:39:39 | 日記
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爽やか虎松君でっす。
どうしちゃったのキミ、みたいな。

明日(もう今日)から入る「天下一!!」第27話は、久しぶりに虎松も大活躍。
てか、初期設定から入ってたにもかかわらず、なかなか描く機会の無かったシーンがようやく出せましたよ。

尺がまたちょっと延びて良かった。
ほんと、彼らの素敵シーンが1個でも形に出来て良かった良かった。


ちょこっと創作裏話。

キャラがお話の中で命を持って生き始めると、色々と面白い現象が起こってきます。

必要な話展開をその回のページ数に収めるために、まずは一番てっとり速かったり、スムーズな近道になるようなエピソードを考えるんですが…。

これを実際にぶつけてみると、キャラがさっぱり動いてくれない。
無理に動かそうとすると、「こんな事言わないでしょ」みたいな違和感のあるセリフを吐いたり、変な事をする。

「キャラが立つ」「キャラが自分で動く」というのは、私の場合こういう状態になる事。
キャラクター達が、考えたエピソード通りに、都合よく動いてくれなくなって来る状態の事を言います。

逆にこんな時、もしキャラの動くままに任せてしまうと、おそらく行先不明の暴走をして話の軸がぶれたり、長い連載になると考えていたラストに繋がらなくなって、七転八倒する危険も。

というわけで、漫画家としてはキャラが暴走して話を破壊しないように、しっかり舵取りをせねばならんわけです。

とりあえず、その回に消化する必要のあるいくつかの展開と、着地点だけは死守。

そして、キャラが動いてくれなかったエピソードは止めて、別のエピソードを考えてぶつけます。
キャラが理想どおりの動きをしてくれるまで、何度も何度も、違うエピソードを考えてぶつけて。

パズルのピースがぴたっと嵌るように、キャラが綺麗に動いてくれたらOK。
次の展開に進みます。

漫画って逆算だなあとよく思うんですが、私の場合、キャラ達が暴れながらその計算を手伝ってくれるようになるのが「キャラ立ち」の証です。

地図の通りをなぞるのではなく、地図を無視して進むのでもなく、地図を片手に一緒にベストな道を探す「旅の仲間」たち。

日数(尺ですね)が決まっているだけに、旅の途中で時間切れ終了とか、道に迷ってギブアップとか、ゴール近辺に無理矢理ワープとか、そんな事にならないために。

一緒に頑張ってくれる愛しい仲間たちの姿を、生き生きと描き出すのが楽しくなってくると、作品が本当に命を持って存在し始めるような気がします。


明日からは、そんな彼らを絵にしていく作業であります。

真っ白な原稿を見ると、毎度毎度ちょっと気が遠くなるような気がするんだけど。
私が見ている彼らを、皆様にも見て頂けるように、できるだけそのままの姿でお見せできるように、うんとこ頑張ろうと思います。


洛中洛外図について、松寿のイラスト、「天下一!!」「花族ワルツ」のご感想等々について、パチパチとコメント、どうもありがとうございました。

ちょいっとだけピックアップ。


「17歳の羽生くんはお小姓になれそう。
見た目は可愛いのに、世界で戦える精神力を持ってって、且、努力もしてて。」


男子フィギュアの話題なんですが、羽生君確かにお小姓スタイル似合いそう!
いっぺん肩衣袴スタイルで滑ってみて頂きたいです。
天草四郎も似合いそうだわ。


「乱丸がヤキモチ焼いちゃうような虎&虎松のイラストも見てみたいなーと思ったりしてます(*^^*) 」

はたして虎虎コンビで…色気は…出るだろうか…っ。
ちなみに今回の原稿では、ずっと描きそびれていた虎虎ツーショットシーンもあります!
お楽しみに(まだこれから描くんだけど)!!


「これからは、ぜひリアルタイムでこの作品を追っていきたいと思います!」

ドレミの街(岡山県人にしか分からぬローカルネタ!)の書店(セルバさんかな?)で全巻一気ご購入頂いたとの事、どうもありがとうございました。

他にも数名、初めての方がいらして下さっていて、とてもとても嬉しいです。
現在発売中のウィングス4月号は、コミックス4巻から1話間に入っているだけですので、そんなにワープ感は無いと思います。
カラー付き・爆弾展開もある号ですので、入られる方はここから、是非是非。

リアルタイムで今後のアトラクション、彼らと一緒に楽しんで頂ければと思います。


寝て起きたら長丁場+ケツカッチンの修羅場作業ですんで、このくらいにしてそろそろ休みますね。
例によって、毎日夜中は見ておりますんで、パチパチとコメントポテッと落として、励ましてやって下さい。

次回更新復活は、17日か18日頃になると思います。

ではでは、頑張ってきまーす!!
いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



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懐かしの…

2012-01-09 02:32:39 | 日記
現在「天下一!!」4巻カバー制作中ですが、1日だけ抜けてこんなところに行ってきました。


神戸市立博物館「日本絵画のひみつ」展。

ポスターの中央上の絵。
直武の「不忍池図」なんであります。

「非常ノヒト」執筆時、秋田蘭画について色々と質問させて頂いていた秋田県立近代美術館(「不忍池図」所蔵美術館)の先生から

「『不忍池図』が今、神戸市立博物館に出てますよ」

というメールを頂きまして。

何しろ執筆リアルタイムで秋田まで取材に行ったにもかかわらず、タイミングが悪い事に「不忍池図」はじめ秋田蘭画はその時秋田に無く、全く見られませんで。

後にやはり神戸市立博物館の「西洋の青 ブルシアンブルーを巡って」という特別展で、直武の「蓮図」をようやく見られたんですが、「不忍池図」はずーっと見たい見たいと言いつつ、見られるのはきっとずっと先の機会、多分また角館を訪れる事ができた時だろうなあ…と、思ってました。

先生は私の年賀状を見て、はたとその事を思い出して下さったらしく、急いでご連絡下さったとか。

おかげさまで、思いの他近い時期と場所に恵まれ、ガラスに張り付いてしっかりと見られました。
嬉しい。感無量。

「非常ノヒト」を描き終えてもう4年近くの月日が流れたわけですが、直武も秋田蘭画も角館も自分の中では特別な棚に入っていて、今もとても大切です。

歴史を舞台にしたものを描く時、いつも可能な限りは資料に当たる事にはしているんですが、何しろ素人の体当たり考証ですから、理解が及ばなかったり誤認も多く。
そんな時、飛び込みで取材させて頂いたり、運良く繋がりが出来た専門の方に直接教えて頂く一言二言で、視界がぱあっと開けるような経験は、何度もありました。

そしてまた、こんな邂逅の機会を与えて頂いたり。
しみじみと、ありがたいなあと思います。

久しぶりに見た「蓮図」も、初めて実物を見る「不忍池図」も、やはりとても繊細で柔らかく、艶かしく美しかったです。

そしてこの特別展、長崎関係のものもとても多くて、唐館や蘭館交易図、さらには17世紀の長崎の町を細かに描いた鳥瞰図屏風なんかもあってびっくり。

「デアマンテ」で長崎関係を散々調べたにも関わらず、この鳥瞰図は初めて見るものだったんですが、伺ってみると、かつて殆ど図録や書籍に収録された事が無い図との事。

長崎の町の構成や位置関係は古地図から想定して絵に起こすしかなかったので

「『デアマンテ』描いてる最中にこの絵が見たかったよ!!」

と、屏風の前でくねくねジタバタする始末。

他にも「解体新書」や蘭書も多く、自分的に盛りだくさんで、本当に色々と楽しかったです。


「非常ノヒト」「デアマンテ」の世界に触れてみたい方には是非おススメ。
「あーっ、これは(漫画に出てきたアレ)!!」というアレコレが、ずらずらと並んでます。

22日までの開催だそうです。
神戸近郊にお住まいの方は、是非是非。


晩ご飯は、4年ぶりの神戸南京街。


「楽園酒家」のコースはとても美味しいんですが、締めのお粥は絶品。
七草粥のかわりに頂いてきました。


デザートは仙草のゼリー。
胃腸のほてりを沈めるのに良いそうで、お粥とともにお正月のご馳走やらお餅で疲れた胃を癒してくれます。

おかげで、しっかり食べたのになんだかもうお腹空いてきちゃったよ…。

最後に、大好きな「観音屋」のチーズケーキを買って、帰路に着きました。


明日からは、また急ぎコミックス準備に戻ります。



下描きからもうかれこれ5日。
落描きする暇もなく、毎日ツメツメで機械に張り付いてるのに、なかなか仕上がらないカバーイラスト(色は反転かかってます)。
絵がかなり複雑にたて込んでる上に、厚めに色を重ねてるせいかも…。

でも、仕上がったらきっとかっこよくなるんじゃないかな。
うん、オイラがんばるよ。


ララの石原ケイコちゃんが、お年賀がわりに写メで送ってくれた乱虎。
イノシシ担いだ虎が逞しカワイイ。
どーもありがとう、ケイコちゃわん。

皆様からのお手紙と年賀状は、まだ手元に届いておりませんが、週明けには送ってくれるそうですんで、うんとこ楽しみにしてますね。


ではでは!
またお仕事、頑張りまっす!!


いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
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