よいお年を！

今年は結局ギリギリ３０日まで仕事になりまして、本日３１日、おせち作りとキッチンの掃除、年内駆け込みで済ませました。

とりあえず、片付いてホッ。


先ほど年越し蕎麦を食べまして、紅白を観ながらようやく一休みです。


卯年年賀状、図案はこんな感じになりました。



完成品も写メ撮ったんですが、今はちょっと公開を控えますね。


こちらの年賀状が欲しい方は、今からでも全然ＯＫですんで、ウィングスかスピカ編集部経由、碧也宛に年賀状下さい。
作品のご感想とかちょこっとでも添えて下さると、大変に嬉しいです。

既に出して下さった方々含め、例年通り発送は気長めにお待ち下さいませ。

ただ、１２月に頂いたご感想のお手紙のみ、年末に転送して頂いてまして、こちらの方々には知人友人達の年賀状とともに一足先に送らせて頂きました。
投函が３１日朝になってしまったので元日近辺には届かないと思いますが、どうぞお楽しみに。


今年も一年間、碧也の漫画とキャラたちを可愛がって下さって、どうもありがとうございました。

お手紙、コメント、拍手コメント等々、皆様のお言葉から今年も沢山の力を頂きました。

来る年には、また気持ちを新たにエンターテインメントを目指します！
どうぞよろしくお願いいたします！

よいお年を！！

今年も一年、たくさんの拍手をありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。


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2010年最後の発売・配信日

「天下一!!」３巻、２０１１年２月２５日頃発売予定!!

本日28日は「ウィングス」２月号発売・「スピカ」１月号配信日です。



「ウィングス」２月号は、「天下一!!」第１９話、３７ページ掲載。
天正９年の冬を迎えております。
１５８２．６．２のミッション・インポッシブルまで、あと半年余り。
相変わらずマイペースな虎ちゃんですが、周りの状況は徐々に動きつつあります。
乱丸との距離感も、少しずつ変化しています。



「スピカ」１月号は、「花族ワルツ」第３話１９ページ。
今回はスケジュールの都合で少し短めです。

成瀬子爵家の内情が少しずつ見えてきます。
しかし、弥生の謎にはまだまだ近づけないみどり。

余談ですが、物語の舞台となる子爵家の名前を決める時、「華族家にありそうで無い感じの姓」と思ってつけたのですが、幕末まで殿様と呼ばれていた支藩の藩侯に、実際に「成瀬」という家があった事を知り、ひっそりと仰け反りました。

うがあ…。
ありそうで実際ある名前をつけてしまったよ…。

えーと、成瀬家にモデルは一切ございませんのすけ。

ご、ご、ご了承くださいまし。


「天下一!!」「花族ワルツ」どちらでも、連載をリアルタイムで読んで下さってる方は、拍手のコメントにでもご感想いただければ励みになります。
また、アンケート等でご支援頂ければ、作品の今後につながります。
どうぞどうぞよろしくお願いいたしますです。


遅ればせながら、今年のクリスマスディナーをちょっとだけ


あまり時間が取れなかったので、相変わらず簡単めではあるのですが。


オードブル４種盛り合わせ。
・ホタテ・エビ・スモークサーモンの丸いオードブルイクラ添え
・冬の常備菜、牡蠣のオリーブオイル漬け
・生ベーコンチーズ巻き
・エビとイクラとトマトのお花仕立て

盛りつけようとして気づいた事。

うちには…白いお皿が…無い!!

…おかげで、綺麗なグリーンのバシルソースが全く見えません…（悲）。
くそう。
よくカフェめしが盛られてるような、白いスクエアの皿でも買うべきか…

母とゲゲ亭は、初めて作ってみた丸いオードブルが気に入ったみたいです。
スモークサーモンの塩味がよくきいていて、ワインに合わせるととても美味しかったです。



毎年定番になってるローストチキン。
お腹の中にはチキンピラフがぎっしり入ってます。

このチキンピラフ、作った直後と、鶏のお腹に詰めて焼き上げた後では、味が全然違うんですよね。
焼いている途中で鶏から出る肉汁をたっぷり吸って、実に良い味のピラフが出来上がります。

２日かけて食べた後、骨にくっついて残っている肉を綺麗にはがし、３日目はそのお肉でトマトソースのパスタを作って食べました。

丸鶏１羽しっかりたっぷり頂きました。美味しかった。



ゲゲ亭からのプレゼント。
最近すっかり気に入ってる、腰痛持ちにはありがたいシューズブランド「メレル」のショートブーツ。

手前の『イルカの日』というDVDは大昔のハリウッド映画でして

「テレビで映画観て泣いた、一番古い記憶なの～（小学生の頃）」

…もう１回観たいんだよね…と言った言葉を覚えてたというゲゲ亭が、探してプレゼントしてくれました。

うわあい嬉しい。
お正月に観よう。


現在、２０１１年の年賀状と、コミックスカバーの下描きを同時進行中。
年賀状ですが、欲しい方は例年通り、編集部気付碧也ぴんくあてに年賀状が感想のお手紙を送ってくださいませ。

年内にはまた、年賀状制作画像をアップすると思います。
お楽しみに～


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今日はお休み～

「天下一!!」３巻、２０１１年２月２５日頃発売予定!!

一昨日「花族ワルツ」３話本文を、昨日同じく扉イラストを終わらせて入稿しまして、本日はまるっと一日お休みです。

何やら天気も良いみたいだし、布団を干したいなー…などと昨日からもぞもぞしてたんですが

「それは土曜日にやってあげるからお願いやめて～！」

…と、ゲゲ亭から有難くも切実な懇願をされてしまい、断念。
と言いますのも、一昨日の仕事終了後のお風呂上り、軽く腰にと電流が走り、翌日もまだ扉の仕事があったので腰ベルトを締めてふんばりましたが、現在も能楽師気味な動きでありまして…。
今夜鍼に行く予定なので、とりあえずそれまでは下手に動かず、大人しく休んでおれという指令なのであります。

実はこの仕事前にも一度、床のワックスで滑って転んで背中と腰を強打して、半日寝るハメになってたんですよね…。
その時にも一度腰を痛めてたようなので、その負担もあったのかもしれません。

幸い今年のクリスマスディナーは２５日の予定だし、２６日からはまた年内に片付けなければならない仕事に入らねばならんので、とりあえず今日は一日のんびりと本でも読んで過そうか…と思います。


それにしても最近、わが夫やらアシさんズやらに

「とにかくそんなヒマがあったらちょっとでも休んで！！」

…と言われる事がめっきり増えた気がします。
そんなによろけてますかね、オイラ。

家を建て直す時も「床に大理石等は絶対ヤメレ！」と言われていて（大御所の漫画家さんが大理石床で転倒して頭を打って亡くなられるという、不幸な事故があったので）、まあ実際仕事場の床はコルクで正解だったなと思いますが。
丸ペンやらトーンナイフが落ちて直角に刺さったりはするんですが、クッションが良くて転んでも安心のコルク床。
…その前に、転ばないように気をつけれって感じですが。


今月の「花族ワルツ」こぼれ話。


この絵を描いた時、思わず「ジュリーっ!!」と叫んでしまったというのはともかくとして。

この時代の男性は、外出時には帽子を被るのが一般的でありました。
山高帽、中折れ帽（ソフト帽）、鳥打ち帽（ハンチング）、学帽など、身分や職業や年齢によって被る帽子のデザインは違っていたようですが、基本的に無帽で外出するのはよほどの事だったようで、確かに当時の写真を見ると、街を歩く男性陣は髪の毛が殆ど見えないという。

「そういえば日本香堂のさだきち君も帽子被ってましたね」

さだきち君というのはこんな感じのキャラなんですが（日本香堂HPより）

和服＋前掛け＋鳥打帽という、これが大正時代の一般的な「丁稚どん」スタイルなんであります。
つまり、あまり社会的地位の高くない労働階級の人々でも、社会に出た男性なら外出時は帽子を被るのが常識だったようなんでありますね。


んなもんで、否応無しに帽子着用の男性陣を描いているわけですが、何しろ描きなれないものでバランス取るのに悪戦苦闘。

「うわあん、帽子難しいよ！」

「烏帽子なら今までも描いてたじゃないですか～」

「烏帽子や月代の方が全然楽だよ！いっそ兜の方が形取りやすいよ！！」

…まあ、単に慣れの問題なんでありましょうけども。


学帽（角帽）に到っては、オイラの漫画家人生二十余年に於いてうれしはずかし初体験だったりします。
結構長く漫画家やってても、描いた事が無いモノって割とあるもんですね。

しかし考えてみたら日本の成人男性は、古来からずっと「帽子」を頭に乗っけて生活してきたんですね。
冠・烏帽子→月代・髷と移り変わって来たとはいえ、「蓬髪は異形」という感覚がどこかに残っていたから、近代の人々も外国から来た「帽子」を自然に被れたのかなあ…等と、ぼんやり思ったり。

ただし屋内ではコートとともに脱ぐ等の「帽子のエチケット」は、まんま外国からの輸入品のようですが。

平安時代の烏帽子なんて、寝る時もえっちの時も被りっぱが普通でしたもんね。
冠下の髻（確かに形がちょっとアレではある）を見せることは、ぱんつを脱ぐより恥ずかしい事だったのだそうであります。
おかげで平安時代の「おそくずの絵（枕絵）」なんて、かなり面白い状況になってますけども。

ちなみに「帽子」が日常の成人男性の頭から消えるのは、第二次世界大戦の頃からだそうであります。


そんな帽子着用兄弟が今月の扉。

例によってコミスタにて下描き。


はい仕上げ。
猫とウサギで何やら「天下一!!」とセットになってるぽくみえますですな…。



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年末シメ〆

正式に発売日出ましたんで、しばらくトップにのせときます。
「天下一!!」３巻、２０１１年２月２５日頃発売予定!!

明日（日付変わってもう今日）からアシさんがやってきて、「花族ワルツ」第３話のお仕事。
アシさんが入る〆切仕事としては、今年はこれが最終のシメとなります。

アシさん仕事としては22日が仕事収めになるんですが、自分の仕事はまだまだ続く。
23日にコミスタで一色扉を描いて入稿、クリスマス近辺だけは休んで、26日から「天下一!!」３巻カバー下描きと年賀状制作。
それが終わったらもう年の瀬、年始は早々にカバー着彩に入ります。


年賀状じゃないんですが年賀状ぽいイラスト。
こちら例によって先日コミスタでフルデジタル制作「天下一!!」19話（今月発売ウィングス２月号掲載）扉。

グリグリと下描き１回目

あんまり消したり描いたりしないで上から上からグリグリと。
紙と違ってどんなにグリグリしても傷まないのが素敵

軽く消して必要な線を拾って下描き２回目

この後、下描きの色を水色に変えて、ペンを入れます。

はい仕上がり

虎松、よかったなぁぁ～！　虎と初のツーショット扉イラストじゃん！

…て、まあ見ての通り、→の行く年来る年イラストなだけなんですが。
雑誌の発売が年末なもんで…。


毎度仕事中に

「あー虎松カワイソー♪」

「このトーンの方が、より可哀相さが際立つと思います」

なんてアシさんたちにも言われながら処理をかけられてる虎松きゅん。
「ちょっと残念な感じ」が魅力と言われてます。


さあ、頑張んべ。
終わったらクリスマスです。

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ノンストップ！

最近「天下一!!　３巻」で調べて来てくださる方が増えたので…。
「天下一!!」３巻は、２０１１年２月２５～２６日頃発売予定です。

ぽちぽちと、３巻カバー下漫画と描き下ろしショートショート（４ページ）のネタを考え中。
お小姓衆や信長様について、「これを知りたい！」「こんなシーンが見たい!」「もしも××だったら」等々、ネタのリクエストがある方は、拍手コメントの方に書いてやって下さいませ。
「あ、それ楽しそう」と思ったら、採用させて頂きます。


「天下一!!」１９話本文原稿、昨日夜中にアップしました。

が、すでに本日から仕事に入ってます。
コミスタで「天下一!!」トビラ制作後、幻冬舎コミックス新人大賞選考評を書きまして、すぐに「花族ワルツ」３話のネームに突入。
そのままクリスマス前までノンストップでお仕事です。



ちょこっと色を変えてみましたが、こちら今回の「天下一!!」よりお馬鹿コマ。
「００７」シリーズをイメージしたアシさんデザインの肩衣袴の文様がイカシてます。

「このカットだとなんか乱丸が信也さんぽいね」

信也さんというのは、私が1994年～2000年頃まで連載していた、近未来版八犬伝「BLIND GAME」に出て来る


こんな感じのキャラなんでありますが

「懐かしいなー。信也さんの銃って、確かデザートイーグルで…」

「あっそうそう」

「実は片手撃ちとか絶対無理っつー」

「いやそこはそれ超能力者ですから！」

動体視力と反射神経に超能力を持ち、デザートイーグル片手撃ちもできちゃうとっても大人っぽい信也さんなんですが、そんな彼の年齢設定が高校二年生１７歳であったという事実に今更気づいて、皆で悶絶。


「ふっふっ老けすぎ!!」

「乱丸も大概老けとるけど、戦国時代の男だから仕方ないと思ってましたが…」

「いやそこはそれ信也さんも近未来の超能力男ですから！」


…ちなみに乱丸も信也さんと同じく、天正９年現在高校二年生ぐらいなんであります。

正確な生年の記録が残ってない虎松、松寿（享年16歳説あり）も「天下一!!」では同年代という設定なんで、つまり虎ちゃんともども現在戦国安土高校二年生なわけでありますね。


ところでこの話題でアシさんズがもっとも「年齢詐称!!」と騒いでたのはこの御方。

長可兄ちゃん。
ピチピチの２３歳でっす。


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虎と乱丸

先日言ってた落描きです。
この２人を応援して下さる方々のために、クリックしたらちょっとでっかく見れるようにしておきました。
これからもどうぞ見守ってやって下さいませ。


「天下一!!」今後のプロット組み直し、終了しました。

初回からずっとジェットコースター展開目指してた「天下一!!」。
３巻目は戦国男子校二学期、運動会、文化祭といった感じのお遊び回やほのぼの回も入れられまして、やや緩やかめな展開となっておりました。

そしてまたここから、色々と動き始めますよ。
さーあ走れ走れ虎！

今回のプロット組み直しでは、合計400ページ強を、回毎の山引き展開、エピソード含めて見切った感じです。
文章に起したプロットは、400字詰め原稿用紙にして約60枚分くらい。

「さすがに『読んだ～』って感じになりました」

…と担当さんもおっしゃってましたが、さすがにオイラも脳味噌疲労困憊しました。

このプロットを元に、実際の執筆時にまた細かに手を加えつつ組み上げ、もっともっと理想の完成形に近づけていきます。

…と、いうわけで、すでに次回19話分のネーム作業を終え、現在下描き中。
明日からアシさんが入ります。



ふと思い立ったんで、ネームの工程をお見せします。

工程１・プロットネーム

以前PC画面でお見せした事がありますが、これはプリントアウト。
上記のプロットを元に、セリフやシーン描写、キャラの表情等の描写も全て入った、小説形式の文章ネームを作ります。
話の流れの不自然さ等は、この段階で修正。
尺と物語のバランスも、ここで計ります。
流れが綺麗でも、予定のページから大きくはみ出すようなら、組み直し。
展開の組み換えをしたり、無駄なエピソードやセリフを探して削ったりします。
担当さんに読んで頂いて、問題なければ次の工程へ。
ここまで大体１～２日。


工程２・コマ切り

工程１で完成したプロットネームを、コマに起します。
何にも絵が入ってないように見えますが、オイラにはこれで絵が見えてます。
フキダシやモノローグの入る位置も全部見えてます。
予定ページからはみ出すようなら、ここで最終調整します。
コマを詰めたり、いらないコマを探して削ります。
多分、他人が見たら線引いてるだけの作業に見えると思います。
つか実際、作業としては線引いてるだけなんですが。
雑誌サイズに合わせ、ウィングスはＢ５サイズ、スピカはＡ５サイズで、二つ折りにした不要コピー用紙の裏を使って切ります。
この工程は、30～40ページなら約２時間。


工程３・絵とセリフ入れ

ひたすら、１を２に描き写していきます。
正直、ものすごい殴り描きです。
昔の担当さんに
「こんな絵で泣いてしまった自分が悔しい」
と言われた事があるんですが、確かに時々この殴り描きネームの方が下描きより表情が良かったりするのが不思議です。
だいたい30～40ページで３時間。


ネームの組み方は人それぞれなんですが、この一連の工程を、私は「ネーム」と呼んでおります。
工程を踏むことで頭も整理できるし、何度も見返すので無駄な部分もシェイプできたりして、効率的なんであります。


庭で見つけたもの。

我が家にやってきて五年目、鉢植えのオリーブが初めて１つだけ実をつけました。
源内先生～！
これがオオリヲの実ですよ～！

…１つだけって、これ何に使ったらいいのかしら。

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
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