ネタバレいたしております。

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タイトル通り、今月の展開についてネタバレてます。
ネタバレやだー！というコミックス派の方と
今月まだ読んでねーっ！という雑誌(も)派の方は
全力で回れ右する事をおススメします。
(コミックスは来年２月発売予定です)
バレても平気！な方はそのままお進み下さい。



早々にウィングス12月号「天下一!!」のご感想下さった皆様、どうもありがとうございました。

展開を予測されてた方もいらしたようですが、当然驚かれてた方も。

今までにコメント下さった皆様は、喜びつつ祝福して下さりつつ、何度も読み返して下さってるご様子。

３巻までしか読んでないのに、今回雑誌買って下さった方もいらして。

本当に、どうもありがとうございます。


時空を超えるファンタジックな設定だからこそ、生っぽいリアリティを折り込みたい。

…というのは連載開始当初からのコンセプトで、だからこそ虎ちゃんのオンナノコ事情とか、戦国のアレコレ厳しい現実とか、シビアになりすぎないよう、少女漫画の許容範囲と思われる見せ方で、ずって入れ込んできてました。

そしてこんどは、お互いの存在が、他の何にも勝る現実に変わる瞬間だから。
許される範囲で、少しだけでも、生っぽさが欲しいなと。

前回のブログにも書きました通り、言動は全て彼らに任せまして、私は専らカメラやらライティングやらの細かい演出に気を配っていたわけですが。
そして考えすぎて夜中にショートしたりもしたわけですが。

一番表現したかったのは、触れたときの熱や重みと、気持ちのリアリティかもしれません。

へなちょこなので相変わらず毎日ドキドキしながら拍手を覗いてます。
今後もお読みになった方はポコッと、何か感じた事を落として行ってやって下さいましまし。


「天下一!!」、心の(勝手に)テーマ曲の１つ、大黒摩季さんの「アイデンティティ」。
異空間に落っこちた虎が全力で駆け抜けていく姿が見えるみたいで大好きな曲なんですが

昇れ昇れOUTSIDER
深い宇宙に舞い降りた小さな愛を
この手で守るそれがアイデンティティ

…という歌詞みたいに、これからますます虎は強くなっていくと思います。
大好きな人にだって、守られるだけの女じゃないからね！
もちろん、誰よりも一番可愛い女でもいたいんだけどね！


そういえばコメントでもちょこちょこと触れてらした方がいらっしゃいましたが、例のアレについて。
ネームを読んだわが担当さんと、私の会話。

「ところで乱丸はアレを何だと思ったんでしょうね」

「別に何でもよかったんじゃないですか」

「あ、それどころじゃない…」

「そのうちいっぺんぐらいは訊くのかもしれませんけど」

彼にとってはきっと、大切なものの一部にしか過ぎないですからねん。


「雑誌の後ろのページを捲っていたら、何やらまたもウィングスリニューアルの文字・・・」

…ご心配頂いてどうもすみません。
今回のリニューアルは姉妹誌休刊による作品移動の関係らしく、雑誌の方向性が大きく変わるという性質のものではないようです。

とはいえ、リニューアル→隔月化という前例もありますから、ご心配頂くのも無理ないかも…。

雑誌(も)派の皆様には、雑誌講読で基盤を支えて頂きつつ、後ろの方のページにあるアンケートをピッと切って、「天下一!!」のタイトルを書いて出して頂ければ、作品のための大変心強い援護射撃になります。

今月は「雑誌を買ってよかった」とコメントに書いて下さる方が多かったんですが、これからも毎号そう思って頂けるよううんとこ頑張ります。

どうぞどうぞよろしくお願いします。


もたもたとネームに入ってますが、あと乱虎１枚、虎松１枚のイラストストックがあります。
更新の度に出しますので、覗きにいらして下さいね。

「花族ワルツ」やイラストについても、一言ありましたら拍手にてお待ちしてまっす。


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本日、ウィングス発売・スピカ配信です

本日２８日、ウィングスとスピカの最新号・出ます。


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「ウィングス」１２月号「天下一!!」第２４話・４５ページ掲載。

長い長い修羅場を全力疾走で走り抜けて仕上げました、４巻クライマックス回です。
色々と盛り沢山な回であります。

隅から隅まで、全く手を抜く事無く画面を埋めてます。
森家次男坊で現当主・フレディ長可兄ちゃんにもご注目。

そして乱虎派の方には、雑誌推奨回でございます。

「虎ちゃんは虎ちゃんで、乱丸は乱丸でしたね…」

と、アシさん。

話の流れは予定通り、許される範囲の中でとはいえ、言動については全て彼らに任せてます。
なのできっと、それだけしっかりと命を持ってくれたんだなあと。
本当に愛おしい子たちなんであります。


お読みになられましたら、拍手に是非是非お言葉落として行ってやって下さいまし。



「webスピカ」１１月号、「花族ワルツ」第１０話・２０ページ掲載。

ちゃんと「web」と明記しないと、今月から雑誌の「コミックスピカ」も出てるんですよね…。

みどりの××(扉絵が既にネタバレ…伏字にする意味あるのかと思いつつ一応)がなかなかに可愛くて、絵を描いてて楽しかったです。

「洋装も可愛いけど着物姿もすごく可愛いです」

と、担当さん。

みどりはもともと割と幅広く柄物を着こなしてくれるんですが、△△してますますモダン柄が似合うようになりました。
アシさんたちにも可愛い可愛いと口々に言われながらトーンを貼って貰える、何だか得な娘なんであります。

今回と次回はちょっと短め掲載の予定なんですが、話はジェットコースターでガンガン動きます。
こちらも読んで下さいました方、拍手コメントに一言、是非是非。


今月はトータル６５ページ。
毎回毎回雑誌(web含む)に載せる度に緊張するんですが、今月もとってもドキドキしております。
でも、読んで欲しいんですよね。
そのためにうんとこ頑張って描いたんですもん。

雑誌で連載を追って下さってる方々は、どうぞご感想お聞かせ下さい。
思いついた事感じた事、何でも聞かせて頂けると嬉しいです。


「ペンタブの先って消耗品なんですか！？」

…と、前回のブログにご質問頂いてたんですが、そーなんです。
めっちゃ消耗品です。

プラスチックのペンタブ先でも気づいたら先っぽの丸いところが削れて無くなってるんですが、フェルト芯というちょっとひっかかりのあるペンタブ先なんて、あっと言う間に短くなっちゃいます。

タブレットの表面にも無数の傷が入ってます。
傷だらけでも別に問題はないんですが、百戦錬磨な雰囲気です。

綿棒のペンタブ先はなかなかいいですよ。
目の細かい紙やすりを手元に置いて、時々好きな形に削り出しながら使ってます。



そんなこんなの綿棒で描いた乱虎イラスト、今回のと合わせて２枚完成しました。

そろそろ「花族」打ち合わせ→構成に入るんですが、週末にかけてはまだやや時間に余裕があるんで、続けて残るもう１枚の乱虎と「あなたの虎松」彩色します。

更新の度に出していく予定ですんで、どうぞちょくちょく覗きにいらして下さい。

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あけましたのすけ

「花族ワルツ」10話本文19ページを昨日(24日)朝上げ、ちょっと寝て午後からコミスタで扉を製作、夜入稿しました。


いつも通りにコミスタで下描き。


下描き完成。


はい出来。

下描き～仕上げまで、だいたい５時間弱でアップ。
アシさん無し、１人で作業するならやっぱりコミスタが効率いいですね。

今回、ネットに出回ってる「無印良品の綿棒でタブレットペン先の代用品を作る方法」で作った綿棒ペン先で描きました。
描き心地はばっちり、全く問題なく使えます。

５本で1000円超えの替心に対して、200本入り・正味400本の替心が作れる無印細綿棒200円也。
やっすうううーーい！！
これ発見した人、天才！超偉人！！
ホントありがとうございます。ぺこぺこ。

比べるとアナログで使うペン先１本90円ってホントに高価ですな…。
一度の仕事で自分とアシさん合わせて15本ぐらいは使っちゃうしな…。


仕事中、たくさんの励ましコメントとパチパチをありがとうございました。
おかげさまで今回も頑張れました。


「うったて、てどういう意味ですか！？」

というご質問を頂いてたんですが、「うったて」とは岡山の学校の書写の授業等で使う言葉で


こういう部分の事を言います。

小学生の頃から普通に使ってる言葉なんで、てっきり標準語なんだと思ってました。
しかも大半の岡山県民はそう信じていまして、「うったて」が方言だと知った岡山人は漏れなく

「じゃあアソコは標準語で何て言うん！？」

と、鳩豆顔で叫ぶこと請け合いでございます。
(自分も、姉妹も、アシさんズもみんな同じ反応でありました)

ちなみに「うったて」は「打立・討立」と書いて「出陣」という意味がある戦国由来の言葉らしいんでありますよ。


ともあれ、これで無事に今月の原稿は全て終わりまして、２８日には「天下一!!」４５ページ掲載の「ウィングス」、「花族ワルツ」２０ページ掲載の「webスピカ」がそれぞれ発売・配信になります。

お待ち頂いてた皆様、あとちょっとだけ、お待ち下さいましまし。
そして、読んで頂けると、嬉しいです。


「天下一!!」の原稿に入った先月末からこちら、まる１カ月休みがありませんでしたので、今日から次の打ち合わせまでの３日ほど、オフにする事にしました。

…で、早速今日から落描きなんか始めてるわけですが(それホントにオフなのかと…)、ぽえぽえと乱虎イラストを描いていたら、似たような構図の下描きが３枚も出来てしまいました。
うぬ！３枚も…。
仕上げたら、み、見ます？

コミックスの容量いっぱいいっぱいまでページを使ったため、今月の「天下一!!」には扉が無いんで(突然本文から始まるパターン…以前はよくやってました)、とりあえず、まず乱虎落描きのうちの１枚を、いつもの扉イラストのかわりに発売日のお知らせ用カットとして載せる予定です。

もちろんお約束の「かっこいい虎松」も描きますんで、お楽しみに。
あー、松寿も描きたい、学園版も描きたいけど、次の仕事明けかなあ。



今年もパンジー、育ててます。
一番に咲いたのは、ビオラの「うみももか」。


仕事の合間に成長を見ながら少しずつポット上げしてたんですが、本日ようやく最後の苗をトレーからポットに移植しました。
今年は全部で３５０～４００株ぐらいかな。

あと１カ月ほどはこのままポットで育て、本格的な冬が来る前にプランターやテラコッタに定植します。
パンジーを作り始めてかれこれ１２～３年ぐらいになるんですが、自分で種から育てた苗は、流通に乗せる為に必要なあれやこれやの薬剤を使わず、ゆっくりしっかり根っこを育ててやれるので、後々見事に大きくなって長持ちする…と、毎年お裾分けする方々にも好評です。

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明日から「花族ワルツ」アシさん仕事

今回は短いから（24日明けの予定）すぐ戻って来るよ!!

その後は続けて来月の「花族ワルツ」なんですが、多分落描きするヒマぐらいあると思いまっす。
お約束のかっちょいい虎松とか、乱虎とかも描くかもなので、待ってて下さいねん。

28日にはウィングスとスピカ（まだこれから描くんだけど）も出ますし！


前回のブログの凹み話にレス下さった皆様、ありがとうございました。
すみません、ちょっとショックで、ついつい愚痴ってしまいまして。

その後、ゲゲ亭が検索かけてみてくれたところによりますと、どうやらまた設定のみ被ってて、内容や方向性は全く違いそうな気配でした。
ただ、今度は信長＋タイムスリップとか新撰組もの（←これもいずれやる気ありますよ）なんてネタ銀座ではなく、かなりマイナーネタの被りなんで、どうなるかまだちょっと分かりませんが…。

まあそれ以前に、そのネタ自体描かせて貰えるかどうかも分かんないんですけど。

過去の連載のうち、８割ぐらいがこちらからのネタ提案によるものなんですが（残り２割は編集部提案…主に原作付きとか企画もの）、その際編集部からはまず最初に「そのネタちゃんと女性受けに出来る？」とか「ラブ中心にできる？」的な念押しををされる事がよくあります。

マニアックになりすぎる危険を感じてか「あんまり調べすぎないで」とか「複雑にしないで」とかも時々言われるんですが、調べたものをちゃんとエンタメに出来ないのは単に私の技量と意識が足りてないからだと思うんで、「頑張ってエンターテインメントしますんで、資料調べに関しては好きにさせて下さい」とお願いしたりもします。

「もっと硬派な漫画描いて」と読者様からリクエスト頂く事もあるんですが、現状硬派ネタは編集部がなかなか許可してくれませんで、しかしまあわたくしラブも大好物なんで、「硬派に調べてスイーツ仕上げ」というてんこもり漫画にできないかしらと、楽しく苦心していたりもします。

ですんで、ネタを許可して貰えるかどうかは、ひとえに。
いかに女性向け漫画として、面白美味しく提案できるかにかかっていたりもするわけで。

どうなるか分かりませんが、よりよく育てられそうな展開が見えてきましたら、被り設定に挫けずに提案、頑張ってみます。
「読みたい」「待ってる」と言って下さった皆様、嬉しかったです。
本当にどうもありがとうございました。




「『先生の漫画には珍しく、ホント仲いいな森兄弟』のコメント、なるほど～と思ったのですが……、
珍しくというか、『天下一!!』は、先生の今までの作品の中では、すごく笑顔が多いなって思います。ストレートな笑顔というのかな？
きっと虎ちゃんのなせる技なんでしょうね！」

虎のおかげかもしれませんですねー。

本当に周りを巻き込むパワーがあって、描いていてとても楽しいヒロインです。
ヒロインというよりヒーローのようで、でもちゃんとヒロインだったりする女の子。

あと、上様のおかげもあるかもですよ。




そういえば今月の「天下一!!」、必要があって美濃弁を調べてたんですが、美濃～東濃あたりの方言の中には、岡山弁と似た言葉もあるんですね。
もしかしたら発音は違うのかもしれませんが。

岡山も古典的な言い回しが随分残っている地方なんですが（「うったて」が岡山弁である事にまず驚き、それが戦国由来である事で二度驚くのが岡山人の普通の反応）、もしかしたらその中には、織田家臣の方々と一緒に美濃あたりから流れてきた言葉もあるのかしら？と、ふと思ったり。

本来なら岡山（美作）弁の虎と、岐阜（美濃）弁の乱丸、２人が方言で会話すると、意外と似た言葉も使ってたりするのかな…と、何だかほのぼのと楽しく感じましたです。

あ、漫画の中ではおじいちゃんが使ってる美濃弁ですが、雑誌で読んでおかしかったら、どうか訂正して教えてくださいまし、美濃近辺にお住まいの方々。
コミックスまでに直します。


ではでは、明日（日付変わってもう今日）からの〆切、がんばってきまっす。
例によって夜中にPC開けますので、拍手＋拍手コメント等でばしばしと！励ましてやって下さいねん。

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ネーム中…

正確にいうと、資料読んで頭の中でまぜまぜ中です。
明日からは形にせねば。

先日の日記に、拍手と拍手コメントいっぱいありがとうございましたー。
結構長く更新できてなかったせいか、体調をご心配下さってた方も多かったようで、どうもすみませんでした。

「一部公開～のシーンですが、乱丸も虎も表情がやさしくなっていますね。きっと、またいい感じなんだろうな（*^_^*）……と思いつつ、大丈夫？周りにわかっちゃうんじゃない？と心配になったりします。」
「オレのナオンな乱丸＆虎ちゃんのショットはずーっと前に描いてらっしゃったものとも、お仕事前のイメージイラストともまた違う感じで仕上がっていましたね。
何だろう…命がしっかり入っているというか、これがキャラが生きているっていうことなんだなと感じました」
「乱虎の後ろ片手ハグ画像は何回見てもニヤニヤしてしまいますｗ」

乱丸の後ろ片手ハグは、私も何度描いても大変楽しいです。
男子スタイルとは言えやっぱり華奢な虎と、乱丸の体の厚みや肩幅の広さや腕の逞しさ等の体格の差が、ばっちり出るのが萌え。
男の子と女の子って感じで楽しいー。

ところで実はこのシーン、安土城址で夕庵先生の声が聞こえたように、取材でとある場所を訪れた時、そこにそんな風に立つ２人の姿が見えたパターンなんであります。

尺やエピソード展開の都合で描けるかどうか分からないシーンだったんだけど、ちゃんと描けてよかった。
その場に立って見えたもの、印象的なシーンは、やはり描きたいですもんね。

物語の中で育ってきた彼らが同じポーズを取った時、自然に出てきた表情やセリフで描きました。
だから、漫画になった２人の姿が、一番リアルに生きてるんだろうなって思います。

実際はもう何も建物が残っていない場所なんですが、古図面等を参考にして建物も復元させてますので、あわせてお楽しみ下さいまし。


「渾身の天下一！！24話が読める日を楽しみにしてます！！＾＾」
同様のお言葉たくさん頂きました。
どうもありがとうございます！
本当に今回は全力疾走で描きましたんで、あと二週間ほど、どーぞどーーぞ待ってやってくださいー。

「コミックス派のわたしですが、乱虎派なので、我慢できないかも。
本誌手にするかも・・・一気にワープした気分になるかもしれませんね」
３巻からですと、気持ち的にも状況的にもワープしてびっくりかもですが、よろしければ雑誌にどうぞです。
乱虎派の方には雑誌サイズ推奨回かもです。


他にも、初めましての方々が応援コメント下さって嬉しいです。
これを機に、今後ともどんどんお声をかけてやって下さい。


フレディ長可兄ちゃんにも、コメントいっぱいありがとうございました。
そうです、そちらのフレディです。
皆様そろって大正解です。ぱちぱち。
本編の兄ちゃんをお楽しみに。

「先生の漫画には珍しく、ホント仲いいな森兄弟」

とか

「なるほどこの兄、あの母、あの上司に挟まれて、乱丸の眉間の皺が育ったわけですね」

とか言われております。



上様陣羽織スタイル。すっごくお似合い。

去年安土に行った時、「伝信長着用」という陣羽織が展示されてまして、真っ黒で、龍の刺繍が入ったかなりかっこいい陣羽織だったんですが。

…しかしこれがですね、ど、どう見ても幕末デザイ…げふごふ。

いや、でも是非是非上様に着て頂きたいようなかっこい陣羽織でしたんで、戦国スタイルに変えて描いてみました。



今回は上様とともに武装スタイルのお小姓ズが見られます。



虎も武装。
以前一度着た腹巻よりずっと重い胴丸着用です。

ネタバレせずにお見せできる画像をあと数枚作ってるんで、来週半ばに始まる仕事の前には、もう一度は更新できる筈でっす。
しかしその前に、まずネームだネーム。


ここ７年ぐらいずっと温めてた題材と同ネタ漫画が出たらしいという事実をとあるイベント関係で知り、本日ちょっと凹み気味です。
以前から何度か編集さんにも提案してたんですが、少女漫画にするには色々と受けそうな条件も揃えねばならず、出しては引っ込めてました。
それがキャラ面含めてようやくいい感じに揃えられそうな気配が見え、そろそろもう一度提案してみようかなと思ってた矢先。

あーあ。
やっぱこういう話は青年誌の方がさくっといっちゃえるんだな。
せっかくがっつり取材させて頂けそうな伝手も出来てたのに。
ちょっと特殊な題材だったんで、まさか同ネタが出るとは思ってなかったのにのに。

なんかこういう事って、ほんとにいい(←悪い)タイミングで時々あるから凹んじゃいます。はー。
どうするかは…また…考えよう…。

しかしその前にまず目の前のネームだネーム。
頑張れ、俺。

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なががったっす～

「天下一!!」２４話４５ページ、仕事場アシさんズは昨日解散、本日１人で残りのＣＧ作業を片付けて、ようやく脱稿しました。

な、な、長かった…。
一体いつ上がるんだこれ…と、気が遠くなりつつ仕事してました。

通常の４５ページ分より内容量が多く、絵的にも力いっぱいなシーンが多く。
修羅場の間中ずっとテンション高く働いてたせいか、最終日の夜中にはついに軽くショートしました。

「先生ちょっと寝た方がいいです。オーバーヒートしてます」

とアシさんに言われつつ

「だって別に眠くねーもん!」

と答えつつ、ついにトーン処理が全く考えられなくなった時、ありゃこりゃホントに脳が機能停止してるわと気づいた次第。

漫画の処理に使うスクリーントーンの番号の指定は、背景に至るまで全て私自身が入れるんですが、同時に人物の影指定や照りベタ等の細かな仕上げもこなしていくんで、最終日近辺はもう体も脳味噌もフルパワーで動きっぱなし。

それでも完全にショートする事はものすごく珍しいんで、今回の原稿はホンマに限界フルパワーだったんだと思います。
マラソンなのに短距離走のごとく全力疾走って感じで、これ毎回やってたら何年寿命縮まるか分からんのですが、とっても大切な回って事で特別大変で当然ね。

うんとこ頑張ったので、雑誌派の方は、月末にはどうぞ読んでやって下さい。



とくに乱虎派の方には、是非読んで頂きたい回ですん。

「乱丸ったら、まーなんて優しいセリフ。最初の頃ならきっと叱り飛ばされてた筈なのに…」

「だって自分のナオンだもの」

ナオン(＝彼女)…。

箱館で、土方さんが市村鉄ちゃんに託した遺髪。
ＢＳドラマ「新選組血○録」では、なんとその届け先が日野佐藤家ではなく、土方さんの彼女(しかも京都在住)に変更されているという超展開を知って

「てめーのナオンのために少年が命がけのお使いかよ!!!」

…と、わたくしが絶叫してからこっち、仕事場でめっきり流行ってる死語なんですが、「めんご」に続き乱丸にぴったりかしらそうかしら。



森家当主・長可兄ちゃん、本編初登場。
ちなみに仕事場での彼の愛称は「フレディ」です。
なんで「フレディ」なのかは、画面を見ていただけば何となく分かるかも。


基本的に人物は豆モブまで全部自分で描く事にしてるんですが、今回は一体トータル何百人描いたのか、ちょっと分かりません。

コマ数がやや多めなのでコマは小さめ。
おかげで豆モブも多め。


わっちゃり集まる事が多いお小姓ズは特に豆モブ気味なんですが、こんなちっこくても肩衣にはちゃんとアシＹ田による手描きの文様が入ってたりします。

原稿サイズで既に豆モブですんで、縮小がかかった雑誌では小豆モブ、コミックスでは米粒モブになる事と思われますが、お話を読んだ後はちまちまと動く彼らを眺めて頂くと二度楽しいかも。
おヒマなときには、マイペースに遊んでる鍋釜双子探しなんてオススメです。


大修羅場を終えたばかりですが、明日(もう今日)は打ち合わせで、すぐに今月分の「花族ワルツ」のネーム→修羅場に入ります。

お約束のお素敵虎松等、落描きは〆切り明けまでお預けになりそうなんですが、お見せできる範囲で「天下一!!」小出し画像をいくつか作ってますので、〆切に入るまでちょこまかと更新する予定です。

どうぞちょこまかと覗きにいらして下さいまし。

修羅場中、拍手と拍手コメントをたくさん、どうもありがとうございました。
毎日、夜中に覗いてはありがたく読ませて頂いてました。

心身ともにギリギリで挫けそうになった時、こんなに楽しみにして下さってる方々に読んで貰うんだぜ!と思えば、乗り越えられたり持ち堪えられるからすごいんです。
いつも支えてくださって、どうもありがとうございます。

これからも、どうぞどうぞよろしくです。

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。


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