「天下一！！」関係お知らせ

お待たせしてすみませんでした！！
2010年の年賀状、ようやくお送りできます。


遅くても来週中にはお手元に届くと思いますので、来週いっぱい待っても

「出したのに届かない！！」

という方は、お手数ですがメールにてご報告下さいませ。

季節はずれの年賀状が届いてご家族の方がびっくりされないよう、事前に一言お伝え頂けると良いかもしれませんです。



「出し損ねてしまった…」

というお声も頂いてますが、そんな方はこのページを眺めて届いた気分になってやって下さいませ。
来年の図案が何になるかまだ全く分りませんが、よろしければまた来年ご応募下さい。
是非是非。


それから、先日ちらりとお伝えしていた「天下一！！」記事に関しての続報を。


４月末頃発売のまんが情報誌「ぱふ」さん６月号が、時代物漫画の特集なのだそうで、その中で「天下一！！」の特集を組んで頂けるようです。

内容は記事ページとインタビューという事で、先日「デアマンテ」原稿終了後、お送りいただいていた筆記インタビューにお答えしました。
思いの他がっつりと突っ込んだ、面白いご質問をたくさん頂いていて、つい全問しっかりお答えしたら、長めになってしまったかも…

ページの関係もありますので全文掲載されるかどうかは分りませんが、「天下一！！」読者の皆様には喜んで頂ける内容になってるのでは！と思います。
ペーパー以来久しぶりに裏話等も色々入ってますので、よろしければ読んで下さいませ。
是非是非

また雑誌の発売が近づきましたら、正確な発売日等お知らせしますね。




マンガ日本史のプレゼント用土方さん色紙も描きました。
いつも思うんだけど、色紙イラストはケシゴムをかけると毛羽立つので、下描きがほとんど出来ないのが辛いですねー。
漫画用の色紙があればいいのに…。


表紙（描いたのが一年前なのでちょっと勉強不足でミスが）の手直しもして、これで土方さん関係の絵の仕事は終了。
４月初旬のゲラチェックを済ませれば、全ての作業が完了します。
色が綺麗に出てくれますように。
ドキドキ




「デアマンテ」終了のお知らせに、とてもたくさんの拍手とコメントを頂きました。
本当に本当に、どうもありがとうございました。

最終回掲載のwebスピカ配信されております。
数ページですが、今回の冒頭部を立ち読みできるようになってます。
冒頭からネタバレておりますので、コミックス待ちの方はご注意を。
コミックスは６月２４日発売予定です。



オイラは現在、「天下一！！」２巻カバーと、来月のウィングス巻頭カラーページの下描き同時進行中です。
頑張りまっす！！

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「デアマンテ」連載終了！

今月発売号（27日発売）のスピカの表紙になる画像です。
桜吹雪の夢の中、金剛とかなのイメージイラストという感じです。
「スピカ」のアンケートに答えて頂くと、このイラストの壁紙が貰える事になっておりますので、リアルタイムで連載を追われてる方は是非どうぞ。
大きな画像で保存して頂けると、記念になって良いかもです。

最終回、何とかギリギリまで〆切りを伸ばして頂いて、今朝７時の航空便時間便に駆け込みで突っ込みました。
梱包５分前まで全員でトーンを貼りまくり、私がキャラの目の中にホワイトを入れる端からアシさんが原稿を並べて、猛ダッシュで航空便受付窓口まで。
アシの皆さん、本当にご苦労さまでありました。

「デアマンテ」は開始が2007年9月でありますから、ちょうど２年半の連載となりました。あまり休まずきちんきちんと続けてきましたが、スケジュールの都合でラスト近くからややページ数が減り始め、最終回直前で２か月も休んでしまったので、私も担当さんも打ち合わせの時気持ちを取り戻すのにちょっと時間がかかった感じです。
ですが、作り始めると感覚が戻りまして、ほぼ予定通りの展開で綺麗に収まりました。

まだ終わったという実感は薄いのですが、コミックス作業が終わると本当にもう金剛たちを描けないんだなと思うと寂しいです。

そういえば桜の頃って、不思議とキャラ達との別れの季節に重なる事が多いなあと、ぼんやり考えたりしてます。



そして今年１月１日を最後にその後は全く休み無しという、怒涛のノンストップ激務期間も、何とかこれで無事に終了しました。

い…生きて、乗り切れた…
気づいたら、もう１年のうち四分の一が終わっちゃってるじゃんよ。

家族をはじめ、周りの人々や、読者の皆様の励ましに支えて頂いて、何とか乗り切った３ヵ月間でありました。

１日の仕事が終わった後、拍手ページを覗いて、毎日頂く拍手や拍手レスを見るのが楽しみでした。
とってもとっても励まして頂きましたよ。
多分皆様が考えてらっしゃるよりずっと。

本当に、ありがとうございました。




明日（もう今日）は、まる１日何もせず、頭も体も動かさず、ただ石のように転がっている完全オフにしようと決めてたんですが、ちまちま片付ける必要のある仕事とカレンダーを照らし合わせて眺めていると、どうやらそういうわけにもいかんようであります…。

本当は、作業的には何もしない「脳内妄想デー」が、そろそろ欲しいんですけど。
漫画には、逞しい妄想力と、たっぷり妄想に浸る楽しい時間が必要なのであります。


遅くなりましたが、皆様宛の年賀状もようやく書けます。
もうしばらく、待ってやって下さいね。


とりあえず、今夜は寝ます。
レスはもうちょっとお待ちくださいましまし。
起きる時間を気にしなくていいのは今年に入って初めてなんで、それがちょっと嬉しいですよ。

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分りにくい問題

私自身、あまりよく知らないでいたのですが、昨日辺りからやたらと騒がしく、アシさんからメールが入ったり、読者様からメールや拍手レスにコメントが入ったりしますので…。

東京都が都議会に提出した「東京都青少年の健全な育成に関する条例」という条例（案？）の、「改正案」が話題になっているようです。

一応詳細を読んではみたのですが、今ひとつつかみきれません。

１８歳未満と思われる登場人物たちの「性交」や「性交類似行為」（って何ですか…）を、「視覚により認識する事ができる」（つまりイラストの無い小説なら青少年ドエロでも構わんのですか？）方法で、「みだりに性的対象として肯定的に描写」（否定的に描写ならドエロでも構わんのですか？）する事により「青少年の性に関する健全な判断能力を阻害し」…健全な育成をうんちゃらかんちゃら…したものを、販売や配布してはいけない…という事のようではあります。


読者さんたちのご心配は、それによって少女漫画的表現のラブシーンも全てアウトになってしまうのではないか、という事のようですが…。

えーと、人と人が出会って、真面目に恋愛して、相手を大切に思って結ばれる事であったり、それに付随する行為を描くというのは、「青少年の性に対する健全な判断能力」や「健全な育成」に繋がる表現以外の何モノでも無いんではないかと思うんですがどうなんでしょう。

強姦等に関しては「肯定的」でなければ可、とも受け取れますし、上記の文章を読んだ限りですと、セックス描写そのものを目的として描かれてはいない作品に関しては、この条例がどこまで影響してくるのか、実際のところ分りません。

まさか「それを目的に描かれたものでもなく、一回出るだけでもアウト」って事はないと思いますが…。


「私、ラブシーン描けないんだったら、少女漫画描く楽しみないんですけど…」


とアシさんも悲しがってましたが、そんな事まで取り締まったら、それはもう本当にとんでもない規制だと思います。
そこまでの事は書かれていないように、私には読めますが…。

でも、こういう条例を適応するとしたら作品ごとの判断が難しく、杓子定規になる恐れはあると思います。
規制に盛り込まれた文言が、何に繋がるか分らない。

表現する事自体が悪になったり、該当作品を探すゲームや追放合戦になったり。
そういう危険にこそ、繋がりかねない。
自粛に次ぐ自粛で、表現の幅が極端に狭くなる事もあるかもしれません。


「描かない事で表現しろ」と言われれば、私はおそらくそうすると思います。
そういう手法もありますし（「鬼外カルテ」では、描かずしてどこまで強い思いを表現できるか、なんて事もよくやってましたし）、何でもあからさまに描いて見せるのが正しい訳ではない、という事くらいは分っています。

でも、より効果的に、視覚的に思い切って見せたい時、使えない手法があるのは、とても不便で窮屈だと思います。
「視覚」に限っての表現規制というのも、何やら嫌～な感じのひっかかりを感じます。


関係の皆様にはどうか、柔軟な対応をお願いしたいです。


余談になりますが、二宮金次郎像が難癖つけられたり、ヘビースモーカーのお爺ちゃんを出した漫画が販売自粛とか、そういう過剰とも言える反応をきくと少し怖いです。
様々な法律が出来る前の時代を描いたりもしてますので…。
江戸時代なんて子供まで煙草吸ってたりしますが、そんなのもリアルに描いたらアウトですかね。
遊郭どうなんだとかね。一応舞台に描いてますが。
む、紫の上…ごふごふ…。

描き方次第でもあろうし、当然こちらも配慮する必要もあるとは思うのですが。


土方さん終了お祝いコメント下さったみなさま、どうもありがとうございました。
すっごくすっごく嬉しかったです。

明日から「デアマンテ」の締め切りに入ります。
頑張ります。
コメントレスはちょっと遅れます、ごめんなさい～。

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終了宣言～

日曜深夜（というより月曜未明？）になりますが、無事「マンガ日本史　土方歳三」の原稿、アップしました。


仕上がり原稿のレイヤーを統合して、ＲＧＢとＣＭＹＫ二種類のモードのデータにして、７２０MBのＣＤ４枚分。
かなり大量のデータなのが分りますです…。

１月２日から下描きを初めて、仕上がりが３月７日。
途中１０日ほど「天下一！！」の仕事が入ったので、それを除いてもほぼまる２か月かかっってしまったという。

まあ、単純にコマ数だけでも１２０カットぐらいありまして、１２０枚のフルカラーカットを描いたと思えば、そりゃ２か月はたっぷりかかるだろうと思うんですが、その上背景やら戦闘シーン満載の歴史漫画。
ギリギリまで日常生活を削り込んで、１日１５時間前後、絵を描き続けた２か月間でありました。


更に、資料の下読みから数えると足掛け半年前後という、ものすごい制作期間になりました。


「天下一！！」の後書きの資料の数に驚かれた方が結構いらっさるようですが、実際に「天下一！！」制作のために使っている資料の数は、様々あわせるとあの３倍くらいになります。

さらに、数回の取材で撮ってきた数千枚の写真や、過去の作品で前後の時代を描いて得た、時代風俗関係（建物、衣装、民具や食関係）の知識が、私やアシさんたちの中にあって、ようやく色々なシーンがスムーズに制作できたりするわけです。


今回、幕末（というか明治初期）を描くにあたっては、またまた色々と新しい部分を入れ込まねばならず、戊辰戦争から勉強しなおしたせいもあって、たった２４ページのために読んだ資料の数は、やっぱり１００冊は軽く超えてきました。
様々に使った資料となると、当然その倍。

更に、また後日改めてその事は書きますが、軍装軍備に関しては「天下一！！」の時にも色々教えて頂いた、砲術関係のスペシャリストにお力を貸して頂いて、ようやく形になった感じであります。
この方の大っ変強力な援護射撃無くして、この漫画は描けませんでした。
本当に本当にありがとうございます。


たった２４ページ。
されど２４ページ。


手間を厭えば、それなりのものしか描けない。
歴史漫画は甘くないのであります。
でも、だからこそ楽しくもあるんだけどね！



これ、土方さんの写真を少し自分風にアレンジした模写なのですが、この絵が画面でどう使われてるか、よろしければ本編でご確認ください。
（なんかこうやって見ると、ひな人形みたいだぜ）


わが夫が真面目な顔で


「仕事でやってる人にこういう事を言うのはどうかと思うけど、体の事を考えて、少しは手を抜いたらどうだろう…」

と、思わずオイラを諭してしまったという、１枚であります。


「実は、五稜郭の絵を見た時もそう思ったんだけど、言うのは控えてた…」


だそうです。
画面で見ると大きく見えるのに、漫画の仕上がりではうんとちっちゃくなっちゃう様々な絵に、彼はなんだか心を痛めていたようです。

漫画制作って常にそういうモノなんで、こっちは慣れてるんだけどなあ。


とりあえず、出来うる限りの事はしたし、手は抜きませんでしたので、少なくとも愛するわが読者の皆様には、安価で買えるイラスト集（５００円で買えるって安いよね！）だと思って、手元に置いておいて頂けると嬉しいかもです。
フルカラーをこんなにまとめてお見せできる機会って、そうそう無いですから。
ちょっとでも喜んでいただけたら、必死の努力も報われるというものです。



「終わったよー」と言ったら、月曜日、花束を持って帰って来てくれたダンナさま

生活面では本当に、わが夫にも随分助けてもらった２か月でした。
もーちょっとの期間、不自由させますが、許してね…。



…と、いうわけで、土方さんの仕上げて梱包した日曜深夜（月曜未明）から、すでに「デアマンテ」最終回の仕事に突入しております。


カラーは無事に描き上げ、本日からネームに入ってます。
まだまだいくぜ、ファイトもう一発！！
最終回、渾身の力で描き上げマッスル！！
終わったら花見だ、頑張るぞ！！

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っしゃー！！

２４ページ目突入ぅぅ！！あと１ページぃぃぃ！！！

選択範囲は取り終わったので、明日は最終ページ彩色に入ります。
塗り終わったら、１ページ目に戻って幾つかのミスや不足の部分を塗り足して、ざっと見直してから、レイヤーの統合やモード変換、色調の調整など、最終的な仕上げをします。

７日中には完成させる予定。


…な…

長かった…


ゴールが見えたとはいえまだ未完成なので、仕上がったら改めて完成報告いたします。
あと少し！
もう少し！！


仕上がったらそのまま、即効「デアマンテ」最終回の仕事に突入します。
まずはスピカの表紙になるカラーイラスト制作なので、ＣＧ作業が続くのですが。

実は「デアマンテ」本文の仕事が終わる予定の日と、岡山の桜開花予想日が同じなのです。

全てが終わったら、桜の花を見に行くんだ。
今年こそは、お弁当を持って。


…はっ！！
し…死亡フラグなんかじゃないんだからねっ！


年賀状の発送も、桜の頃になりそうです。
ほんと、お待たせしてしまってすみません。
もう少し待ってやってください。



「天下一！！」今月号のご感想を拍手に下さった皆様、ありがとうございました。
コメディからシリアスまで割と振り幅がでっかい漫画ですんで、時々お馬鹿展開もつるっと入ってきたりしますがどうぞよろしく。
一言でもご感想頂けますと、作者のエネルギーの元になりますです。

そして予告にもありました通り、４月発売号は雑誌の巻頭カラーを頂いてます。
Ｂ４判のでっかい見開きカラーイラストになりますので、どうぞお楽しみに！

…てか、で、でかいな…
…重そう…ふふふ
頑張れ、ここんとこ酷使されまくりのimacちゃん。


４月はもう１つ、別誌に「天下一！！」関係の記事掲載のお話を頂いてるようです。
その件につきましてはまた後日、詳しい事が分り次第お知らせしますね。


写真が無いのも寂しいので、土方さんの仕事中、デスクの上にずっとあったもの。

「ヴェストリ」のチョコ。

ビターチョコにレッドペッパーが入った「ペペロンチーノ」と
ホワイトチョコにピンクペッパーが入った「ペペローザ」。

唐辛子とピンクペッパーのチョコなのです。
チョコなのに、ちゃんと辛いのであります。

去年のバレンタインに恐る恐る買ってみて、めっちゃ気に入って自分用にリピートしているチョコなのです。
別名「気付け薬」と呼んでおります。

実はチョコってあまり沢山食べられなくて、もし市販の板チョコを１枚１人で食べるなら、毎日食べても半月～１ヵ月ぐらいかかるんでは…と思います。
この小ぶりな板チョコ（８㎝四方ぐらい？）はそんな私にぴったりで、二種類のチョコを２か月かけてちぴちぴ、ちびちびと消費しております。

まだ食べ終わってないけど、新刊ラッシュの頃までには食べきるかなあ。
この刺激的なチョコをほんのちょっぴり、数ミリぐらいの欠片を舌にのっけて、ゆっくりと溶かして味わうのが好きなのです。


ではでは、あと少し、頑張ります。
無事仕上がったら、また！

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