王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

ビフォーアフター

2007-11-28 14:42:34 | インテリア


本日、我が家のリビングの壁はこんなんなってます。
暴力お猫殿様とお猫姫にバリバリにされた壁をリフォーム。
築3年にしてついに初のリッフォーム!


ちゃららん ちゃら~ららん ちゃらららんらんらん♪
(ビフォーアフターのテーマソングで)




なんということでしょう!

ボロボロだった壁紙が、美しい桧の壁に!




玄関から上がってきて見える面も桧張りに。




アップで見るとこんな感じです。桧のいい香りがしますよ


最初は腰壁にするじゃという話になっていたのですが、どうやらデザインにも拘りがあるらしい我が家の建築会社が、知らぬうちに「壁全部桧張り」に変更致してくださってた模様。
大工さんたちと話してその事実を初めて知り、びっくり仰天しましたよ。
一体いつからそんな話に…セコムの人なんかも機材を外しに来てスタンバってるし…。

しかし、我が家のデザインは「天井までツラ」が基本なので、出来上がってみるとやはりこの方がはるかにかっこよかったですね。
本当にいい建物を作るんだ、この会社。
センスも抜群だしな。拘りもすごくあるし。
その建物の数々に惚れて、ここにお願いしたんだもんな。

…連絡がどーーも甘いんだけど


腰壁よりアップしてしまった筈の工事費(ナンボになるかまだ不明)は「ねこメロ!」の王子出演費(原稿料-アシ代はじめ諸経費)で賄って貰いましょう。

な、何回か頑張れば行ける筈だ、うん




↑…と、ここまでは昨日の話。
今朝、この壁を見ましたら、すでにちびっとだけ、つ、爪あとが…



お願いしますよ、お猫さまたち…
おかあちゃん、いくら働いてもおっつかないよ…









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紅葉狩り

2007-11-25 17:17:54 | 季節
日曜日、おべんとこさえて行って来ました宇甘渓(うかんけい)。



オレンジから紅くなりかかった紅葉が綺麗でした。


光に透かすとこんな感じ。

一昨年行った奥津渓の、いっそ蛍光ピンクにすら見えるほどの紅さにはさすがに叶いませんが、キラキラと光を浴びたグラデーションはやっぱり美しい。
惜しむらくは樹の数が少ない事ですかねえ…。
紅葉の下にはぴっしりと人。みんなせっせと写真を撮ってました。


お花見に比べると簡単めのお弁当。でも背にぬくぬくとお日様の光を浴びつつ、川のせせらぎと色づいた山を眺めながら食べると、何だかとっても美味しいのです。
忙しい日々の中、たまにはいいんですよね、こんなお昼ご飯。


ところでここには「名物×××」があると聞いてやってきました。
滝が流れて鯉まで居るし。これなんだと思います?


洞窟の中に人が入ってます。さあ何でしょう。


おトイレですってよ

入ってみたら、中は鉄筋コンクリート打ち放しでした。ちょっと意外。
トイレットペーパーが無かったので使用しませんでしたけどね…。

帰りに円城道の駅で巨大白菜(10回は鍋が出来そうなお化けっぷり)と漬物を買い、吉備路の農マル園芸でシクラメンを買い、日帰り温泉に入って帰ってきました。
なかなか充実したお休みでしたのこと。
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よれよれしつつ

2007-11-23 03:46:06 | 日記

「デアマンテ」第3話の原稿終わりました。
最後二晩ぶっ続けと言う最悪の詰め詰め状態になったため、明けの今日は殆ど寝たきりであります。
ちょっと動くと体温乱高下、動悸・息切れ・頭痛。
いやあ、漫画ってハードですね。特にこの作品、何か時間かかるし…楽しいんだけど。

そんな「デアマンテ」は今月末配信号のスピカに掲載36ページ、ちなみにウィングスの「非常ノヒト」は32ページ。
最盛期描いてた月産100ページ(プラス漫画原作の脚本とかカラーとか)はもう体力的に無理だけど、月産70ページぐらいはまだまだ行けるぞ。
最近何だか創作熱がぶり返してきてる感じ。漫画描くのってキッツイながらも楽しいなとしみじみ思えるのです。

来月はこの2本プラス「ねこメロ!」の原稿が入ります。それで今年の原稿は終了。
頑張るぞ。



仕事明けでへたばってるわたくしのところに、花束(アレンジメントですな)が届きました。
送り主はダンナさま。受取人はわたくし。
誕生日でも記念日でもないけどはて?と思いつつ、帰ってきたダンナ様に訊ねたらば。

「11月22日は、『いいふうふの日

…だそうで。
最近彼は毎日カーナビさんが教えてくれる『今日は何の日』がめっさお気に入りのようです。
いやしかし、それを見越して注文したわけではないだろうともう一度訊きなおしたら

「最近お花をあげてないので、単なるプレゼントです」

という事。

そういえばダンナ様は我が家に送られてくるBL誌の献本を読まされてから()やたらマメな『攻め』の方々のサービスやらプレゼント攻勢に妙に感銘を受けてまして、「何でもない日のプレゼント」がお気に入りのフレーズになってるという人でして。

「だってこれ、女の人の願望が詰まってるよねえ。見習う価値はあるでしょ」


BL誌を読んで男の姿勢を見習う。


ちょっと聞きまして奥様、そして世のダンナ様。あんどまだ独身の男性方。
これですよこれ。わが夫ながらあっぱれ。


アップにするとこんな感じです。
花びらのさきっぽがうっすらグリーンのピンクの薔薇は、碧也の大好きな色。
真ん丸いブーケ・ロンも大好きな形。

何でもない日の花束は素直にとっても嬉しいです。ありがとうダンナ様。




寒くなってきたので遠赤ヒーター「サンラメラ」が登場しました。
陽だまりのような温かさが気持ちいいこの小さなヒーターと床暖だけで冬を過ごす我が家。
空気が乾燥しないのが魅力です。
ちびさんはこのヒーターが大好きで前を離れません。
大好きな日向ぼっこによく似てるからかも。
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お芝居を観た。

2007-11-12 04:04:19 | 日記

ウィングス1月号(今月末発売号)プレゼントの直筆年賀状を描きました。

絵柄は首にねずみ玉を巻いた江漢です。
鬼外関係のイラストのプレゼントは、本当にこれが最後になるかな。
記念にどうぞ、ご応募してやって下さい



一昨日の土曜日、「ワールド・トレード・センター」というタイトルのお芝居を観てきました。

場所は伊丹のアイホール、劇団は「燐光群」。
数年前、「C・V・R(チャーリー・ビクター・ロミオ)」というタイトルの、墜落飛行機のコックピットを延々と描いた作品を観て以来、公演と仕事のスケジュールが合えば観に行く劇団であります。
今回のお芝居は岡山にも来るんだけど、仕事の都合でちょっと無理そうなので伊丹までGO。

この劇団は「社会派」と言われるような題材をよく扱ってまして(イラク戦争とか地雷撤去とか引きこもりとか)、またそんな重く固い題材を坂手洋二さん(同郷!)の緻密な脚本と、緊張感のある演出で見せるのが非常に巧いのであります。

今回はまさに「9.11」、ワールドトレードセンターで起きたあの事件に材を取りながら、その事件の当事者や現場ではなく、マンハッタンのミッドタウンにある日本人向け情報紙の編集部に集まる日本人たちを描いた物語でした。

現実感があるような無いような日本人たちの会話の混沌の中から、やがていくつかのテーマがすっきりとあがってくる構成の巧さはさすが。各々の人物の背景まできっちり考えて、作りこんであるからこそ出来る技なんだと思います。

終盤、登場人物たちのうちの数人が、事件から数年後の自分達や編集部の状況について語り始めます。個性豊かな登場人物たちのうち、比較的目立たなかった(実際、そのシーンまで私は一度も彼に注目しなかった)準編集部員の青年の、「僕が今何をしているかは、言いたくありません」という言葉から始まる独白を聞いているうち、突然涙が溢れて止まらなくなりました。

どうしてなんだろうかと、後々考え直してみたんですが、結局彼の存在が一番自分に、もしかしたらごく一般的な日本人たちに最も近かったのではないかと思ったりしました。
常日頃から何か思想があったり、世の中と自分の関わりについて深く考える事もなく、英語をカタカナに置き換えて自己流に解釈しながら生きている、ごく平凡な日本人。それが突然大きな事件を目の当たりにして、何かしなけれはならないような気分になって、中途半端に触れてしまったりする。

おそらく何かを見て、何かをした後、彼が辿りついた「諦め」とも「悟り」とも「自戒」ともとれるような思いは、私が日々何かを考えた時によく辿りつく答えでもあり、「それでも人はただ生きていくんだ」という思いや願いに繋がっていくものでもあるような気がします。

何しろ分りやすいメッセージを分りやすい台詞でばーんと語るようなタイプのお芝居じゃないので(そういう芝居なら多分一回でお腹いっぱいになってるだろうけど)、色々と間違って受け取ってるかもしれません。でも間違ったら間違ったで、それもまたメッセージなのではと、こういう舞台を観るたびに思うのです。

今回も色んな事を考えさせてくれてありがとうございました。
まあ考えるだけで何もしない、典型的な凡人ではあるんですが…。

このお芝居、下北沢のスズナリに始まって、伊丹の後は岡山、北九州、名古屋、金沢、川崎と回るようです。
お近くで興味を持たれた方は是非。


帰りに尼崎に回り、塚口駅前にある「タント」というパスタ屋さんで食事。
ここは碧也かかりつけの鍼の先生おススメのパスタ屋さんなのです。

ダンナ様は「アサリの白ワインスープパスタ」、碧也は「きのこのジェノベーゼ」。ちょっと太目の麺は最初から最後まできっちりアルデンテ。ガーリックの香りがよく効いた、とっても美味しいパスタでした。


「ところでブログ用の写真は撮らんで良かったん?」
「あっっっっ!!」


…また忘れました。どうも食い意地が張ってて。


伊丹のダイヤモンドシティの特設会場の「駄菓子屋さん」でこんなの購入。



真央ちゃんが大好きなブタメン。

てのひらサイズのちっちゃいカップ麵。あんまりちっちゃくてびっくり。
食べ盛りの中学生なら4つくらい平気で食べられそうなおやつサイズ。
これ1個食べて嬉しそうにしてた真央ちゃんにちょっとホロリ
味はちゃんとカップ麺でした。
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かっこ悪し。

2007-11-09 00:13:46 | 日記
仕事の終了が深夜になりまして、ご飯食べて寝て起きたらお昼。
お腹空いたけど作るのも面倒だしと思って、仕事場(一度家から出ないといけない構造になってます)に常備カップ麵を取りに行き、ついでにポストから新聞と回覧板を取り出して家に入ろうとした時。

我が家の前で減速したセダンタイプの車の窓から覗く、満面の笑みを湛えたロマンスグレーのおじ様。
こりゃきっと母のカラオケ仲間であろうと、笑顔で会釈した碧也に、おじ様が一言。

「この家はどちらで建てられたんですか?」

はりゃ。
よく見れば車には老婦人と若い奥様、ちっこいお子さんたちも乗ってらして、どうやら知らない方々のようで。
何でも、奥様(ロマンスグレーおじ様の娘さんらしい)が普段から我が家の外観が気に入ってらしたとかで、ご自宅新築の参考にと皆で眺めにいらしたらしく。

「いつも、お庭も綺麗にしてらして」とにっこり笑う奥様。
しかし、その視線の先には枯れてぼうぼうのミリオンベルの鉢数個。
「お、お恥ずかしいです、今ちょっと片付ける時間が無くて…」
とわたわた笑って誤魔化すワタクシは、平日の午後に寝起きのぼさぼさ頭。
アシさんズに「ありえねえ」「それで外に出かけるのはやめれ」と言われた変な色柄のフリース上下(ユニクロ)。
つっかけ履きで、手にはカップ麵と新聞と回覧板。

とりあえず建築会社と展示場の場所をお教えして笑顔でお見送りしましたが、何やらとっても恥ずかしく、カップ麵はしおしおと片付けて、野菜炒めなんか作って食べましたの事。

シンプルな作りなんですが、時々こんな風に見知らぬ人にピンポン突入で建築会社を訊ねられたりする我が家。
嬉しくはあるんですが、ちょっと気を緩めてるとすぐダラシナクなってるのも、知らぬうちに誰かにしっかり見られてたりするわけですな…。
土日は休みが取れるんで、家周りの見苦しいものを色々片付けようぜとダンナ様と話し合ったりしました。
トレーのパンジー、ビオラ達もそろそろポットに上げてやらねば。



太秦映画村にて、花魁道中。ダンナ様撮影。映画の一シーンのようですな。


「デアマンテ」初回が好評だったと担当さんから教えて頂きました。
読んで下さった方、アンケート出して下さった方、どうもありがとうございます

いつもよりエンターテイメント色を少し強めに意識して作っておりますこの漫画、素直に「面白い」と思って頂ける時代劇に出来ないかな、と思ったりしています。
早ければ来年春頃までにはコミックス1巻が出る予定ですので、お手にとって頂ければ嬉しいです。
「スピカ」も、連載作品等かなりしっかり充実したweb雑誌ですので、よろしければこの機会にどうぞ。

「非常ノヒト」は今回を終えて、残すところあと3話描くのみとなりました。キツイ状況になってくると思いますが、最後までしっかり見届けてやって頂けるとありがたいです。こちらは新緑の頃には最終巻が出るかな。


「八犬伝」が、休刊や雑誌移動等の悪い環境や状態でも完結まで描き上げる事が出来たのは、ひとえに読者の皆様の指示が大きかったからです。
つくづく思うんですが、漫画家がどんなに良い作品に仕上げたいと思って努力しても、キャラクター達を生かしてやりたいとふんばっても、読者の皆様の支持が少なければ叶わないんですよね。

めいっぱい頑張りますので、応援してやって頂けるとありがたいです。


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