王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

衝撃の…

2013-05-18 00:48:47 | お仕事
先日の日記で、「えさし藤原の郷」でイノシシを見かけた話を書きましたら、えさし在住の方から衝撃コメントを頂きました。

「イノシシの生息域の北限は宮城県だったはず・・・。
天然記念物のカモシカと、クーーマーー?!!!はいますけど。
・・・・クマに会わなくて良かった。
と、だけお伝えしましょう。(-ω-)」



…イノシシが…いない…だと…?


とりあえず、会社から帰ってきたゲゲ亭をとっつかまえて、もういちど確認。

「なーな、藤原の郷で見たケモノ、茶色だったんよね?」

「茶色や無い!黒や。真っ黒!!

「…黒…?」

「真っ黒で、こんくらい(手を1mぐらい開いて)の大きさやった」

「……」


「も一回訊くけど…こんな色だったわけじゃなく?」


(イノシシ 画像は飯田市HPより)

「違う、真っ黒やって!脚もこんな細くなくて、もっとガッと太かった」

「………」


「念のため訊くけど、こんな色とか、脚の太さだったわけじゃ…ないよね?」


(ツキノワグマ 画像はウィキペディアより)

「……あ、うん…。色と脚の太さは、こんな感じ…」





「岩手な…。イノシシ、おらんのやて。クマならおるけど」

「……クマ……?」

「うん」

「いや…だって…、2本足じゃなくて、4本足で歩きょったんやで






……いや、私の知る限り……


………常時二足歩行する哺乳動物は………


人間しか存在しません、わが夫よ!!!


どうやら、ゲゲ亭の頭の中の「熊」は、クマ牧場や動物園におけるこんなクマさんやら

ゆるキャラ「くまもん」に、乗っ取られていた模様。
北海道土産の「鮭を銜えた木彫りの熊」は、ちゃんと四足歩行してますがな…。


「最初は黒いジャンバーのおじさんが、山の斜面にいるのかと思ったんだよ…。
だけどずーっと四つん這いで斜面下ってくるからさ…。『違う、イノシシだ!』って思ってさ…」


…そこで決して「違う、クマだ!」と思わないのは、私どもが西の人間ゆえでしょうか。
ご当地化企業の山○養蜂場が「岡山には四頭しか熊がいない」なんて、本当か嘘か分かんないCМを作ってましたが、何しろ山に熊がいるという発想自体が無いですもんね。

試しに「岩手 ツキノワグマ」で検索してみたら、近辺で出没マークだらけの熊マップが現れて、改めてびびりんぼしました。
ガサガサっ!という、木や草を分ける音だけは私も聞いたんですが、確かに何やらでかい動物の気配ではありましたけども。

カメラを構えるゲゲ亭をひっぱって逃げたため(※全く後悔してません)、写真は残ってませんけれども、えーと。

「藤原の郷」内、「中村の郷」あたりの山。
出るかも…しれません…。


さて、明日(もう今日)からアシさんズがやってきて、「天下一!!」34話、本文39ページのお仕事に入ります。
今回は、話も動くし、絵もかなり大変。

「原稿描きながら泣く漫画家って『引くわ~…』って感じ」

なんてアシさんに言われるんですが

絶対泣くからな、俺様は。

今回も、ネーム中からジワ泣きしてましたが、原稿描きながらも泣く自信があるぜ。
今からこんなで、最終回はどーすんのよお前。
いいよもうダラダラ泣きながら描くから。

馬さん鹿さんのラインダンス状態(ナニソレ)かもしれませんが、足かけ5年も付き合ってきたキャラたちと別れるのは、それだけ寂しいって事。
キャラと一緒に盛り上がって、体当たり突破で描かねば、きっと描き切れないって事なんであります。

うっし。
一緒に頑張ろうな、虎。


拍手はいつものように夜中に見ますんで、ドン引かれつつ働く漫画家を、パチパチやコメント投下で、励ましてやって下さいましましん。
ではでは、頑張ってきまっす。

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さて、切り替えるよ

2013-05-10 21:51:11 | お仕事
新作用の資料を何冊ぐらい読んだかなあと思って、手元にある本と以前借りた本をざくざくっと足してみたら、そろそろ60冊以上は読んでる模様。

このぐらいの冊数読み込んでくると、ようやく、ぱらっと見て読む必要ある本かどうか分かり始めたり、研究者さんの名前を見て論説が分かり始めたり、その方の名前で書籍を探しはじめたり、以前一度読んでちっとも面白いと思わなかった内容が、食いつくぐらい面白いと思い始めたり…。

最初はもう、目くら滅法手当たり次第、「××99の謎」なんて分かり易ーいあたりから手を付けていかねば、いきなり専門書行っても絶対意味不明ですからね。

しかし、ようやく地面が固まって、上に展開する歴史がスムーズに見え始めてきたようであります。
少なくともこの状態まで持っていかねば人物が動いてくれないのが、わたくし的漫画づくり。
まだまだ読みたい・読まねばならない本はありますが、視野がすっきり開けてきたおかげで、ざっくりとネタは2本ばかり浮かびました。
後は編集さんにご相談して、諸条件と見合わせつつ、選んで育てて行く事になるんではないかと。

というわけで、新作関係はここでいったん中断。
日中早々に打ち合わせを済ませまして、本日からは次回「天下一!!」に向け、さっくりと頭を切り替えてるんであります。


クリックしたら大きくなります
景気づけ(?)に描いた、ドラマティック虎ちゃん。
「誰かわかりません」なんて、言わないでちょんまげ。

そうそう、ちょっと前に頂いてたコメント。
※ネタバレイヤーンなコミックス派の方は、ここから下のまで、お読みにならないで下さい。↓

「虎ちゃんの名前が離婚したアメリカのゴルフ選手(※タイガー・ウッズ)みたいな名前になっていましたけれど、虎ちゃんの苗字は「森」ですか?
戦国時代の女性は苗字がない印象があっったので。武家の女性はあるんだろうけれど、一生実家の苗字なのかと思っていたので・・・。」


タイガー・ウッズ!

…その事実に気づいて、思わずぶぶっと来てしまったんですが。

名前については色々と複雑なルールがありまして、めんどくせーのでここで説明は省きますし、呼び方としては信長さまが呼んでいた「森乱室(←正確には森成利室虎かな)」あたりでもいいんじゃないか思いますが

「ま、虎がそんな事知ってるわけねーし」

というのが、お答えでありまっす。
虎にとっては、結婚したら、タイガー・ウッズになるのが常識なんだもんね。

ちなみに、古来、女性は婚家では夫となる人にしか名を教えなかったりしたそうで、「星紋の蛍」の治部様のように、妻を実家の姓で呼んじゃうようなザッパな人が夫だと、誰もお方様の名前を知らないという、悲しい(?)現実になったりもしたようであります。

てな感じで、簡単にお答えまで。


ネタバレイヤーンな方は、ここからまたお読みください↓。

「!!!奥州に来てらしたのですねーーー!!
・・・藤原の郷は超近所なので会いたかったです(`;ω;)ジャンネン」


はっそういえば、↑この方がいつも拍手に下さるハンドルに入ってる「えさし」って、地名の事だったんですね!と気づいた瞬間。

取材に行ったよ~ブログを書くと、現地かその近辺にお住まいの方や、その場所をご存じの方が、必ずといってよいほど書き込みを下さるんですが、今回も3名ばかりいらっしゃいました。
日本は広いけれど、読者様の分布も広いなあと、ちょっと感動。

ところで、「えさし藤原の郷」に行った時、敷地最奥の「中村の郷」があるあたりの山の斜面(10mほど先)で、ゲゲ亭が何やら動く巨大なものを発見。

「…イノシシや…あれ」

しかも巨大。

と聞いて、山の斜面に向かってカメラを構えようとするゲゲ亭を引きずって、わたくし一目散に逃げましたよ。
いや、去年のヤギどころの騒ぎじゃないっしょ、イノシシに突進されたら。

広い公園の端っこで、ほぼ山の中。
観光客関係者含め、見渡す限りどこにも人もがいないエリアで、もしわたくしどもが猪に突かれて倒れても、誰にも発見されぬまま屍になるんではと、スリリングな妄想に囚われてしまいましたのこと。

「猪注意」の看板とか、あった方が良いのではと思いましたよ。
ぱードキドキ



そして、ウィングス・ペーパーコレクション「天下一!!」分、出来上がってきました。

「今週中には発送が終わる予定です」

…と、担当さんが仰ってたんですが、本日早くも拍手に「届いた!」コメントを、頂き始めてびっくり。
というわけで、まだ来てねー!という方も、近々お手元に届くと思いますんで、今しばらくお待ちくださいまっし。

届いたよ!という方、拍手パチパチや、何かお言葉など、ボテッと。
ペーパー申し込んでない方も、漫画やイラストのご感想パチパチなど、どぞどそ。

明日からは、プロットネームに入ります。
今回は、かなり色々展開しますよ。
打ち合わせの最中から、すでに気持ちが盛り上がってました。

うん。
頑張りまっす。

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もいっちょおでかけ

2013-05-05 16:27:04 | お仕事

ゲゲ亭の車が先日新しくなったので、ドライブがてら以前から一度行ってみたかった場所へ行ってきました。


こちら。
瀬戸内海に浮かぶ大三島にある「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」。
全国にある三島神社・山祇神社の総本山で、山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた神社なんだそうです(ウィキペディアより)。

とにかく古い歴史を持つ神社なのだそうで、境内には推定樹齢3000年や2000年という大樹が。

乎千命(小千命・おちのみこと←すみません、どなたか存じ上げません)御手植の楠、だそうです。
推定樹齢2600年だったっけ。


まさに神話の時代から存在していた、御神木です。
枯死、生木含め、境内にはこのクラスの天然記念物が何本もあります。


古の時代より戦勝祈願に訪れる武将が多く、沢山の武器武具が奉納されたようで、日本に現存する国宝クラスの武器武具の、なんと半数近くがこの小さな神社に集まっている、とのこと。

「すっごいよかったでぇぇぇ」

と、先に一人で見に行っていたゲゲ亭が言うので、体が空いたら一度行きたいと思っていたのであります。


というわけで、いそいそと宝物館を訪れましたら。

「ああっ!!こ、これは、仕事場にあるごっつい鎧資料本の巻頭カラー写真の鎧!!」

という、超有名な大鎧やら胴丸やらが、どっかんと。


源頼朝・源義経・武蔵野坊弁慶・木曽義仲・巴御前・平重盛・北条時宗・新田義貞・大内義隆…

とまあ、源平期~室町期あたりの超メジャー人物の名前が、奉納者としてずらりと並んでいるのであります。

頼朝の大鎧や義経の胴丸(←このへんが超有名な鎧)は、四方から見られるように、ガラスケース内に設置されていたので、ガラスに張り付いてまじまじと眺めてきました。
800年以上も前のものなので、さすがに威(おどし)の色などは激しく褪せてましたけど、「紫綾威鎧」「赤絲威鎧」「紺絲威鎧」なんて名前と、僅かに見える断面に覗く鮮やかな糸の色で、往年の姿を想像してワクワク。

特に義経の胴丸(大鎧と胴丸両方の特徴がある、珍しい鎧なんですね、これ)の装飾の繊細さに釘付けになりました。
バックスタイルの装飾が、特に凝っていて美しいっていうのは、どういう意味があるんだろうな…なんて、ふと考えてみたり。
後に従う家来たちが「わが君ステキーっ!!」とか、思えたりすんのかしら…?
うーむ。


そしてやっぱり、一番面白かったのはこの鎧でした。

写真は「大三島の胴丸」より。

戦国期、この地を治めていたのは「三島水軍」海賊衆を率いる大祝氏だったのですが、息女の鶴姫が着用して戦ったのがこの胴丸。
女性用の胴丸という事で、おそらく前にせり出した乳房を横からガードできるような、不思議な形になってます。
ウエストの括れや、臀部から腿を覆う草摺が細かいパーツに分かれているのも、女性の体のラインを、動きやすく、かつ、しっかり守れるようなデザインになってるっぽいですね。

「胴丸ならこの形」と決めてしまうのは、おそらく後世の人が分類のためにする事で、実用品だった頃の鎧は、もっと柔軟に、より使いやすくと考えて作られたんだろうなあ…。
近年の研究では、戦国時代は女性も数多く戦場に出ていたんでは、なんて説もありますけど、女性専用の鎧が普及しなかったって事は、やっぱり決して多くはなかったんじゃないのかな?なんて思ったりしました。

他にも、様々な(国宝級の)武器武具が、たっぷりゆっくり見られて、とても楽しゅうございました。
意外と近場にも、穴場な歴史スポットがあったりするんですよね。


村上水軍博物館にいた、バリィさん(愛媛県今治発のゆるキャラ)武者飾り。


バリィさんスキーが多い仕事場のために、お土産。
バリィさんのフン!!!ですって!!!
他にも、みかんやらレモンやら特産品の柑橘類を、しこたま買い込んで帰ってきました。


さて、もうしばらく資料本を読みます。
来週末には、やや先行して次回「天下一!!」に入る予定。

パラホラと、今回のご感想なども頂いてます。
何でも良いですので、ございましたらどうぞお言葉など、ポテッと。

頑張りまっす。

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黄金浄土その3・オイシイ

2013-05-02 00:19:54 | お仕事
色々食べてきました。
相変わらずお腹にピー助を飼ってるんで、アイスや冷たいジュースの類は全滅なんですが、そもそも寒くて、冷たいものを欲しいとも思う事もありませんでしたのは、わたくし的には幸い。



初日のお昼ごはんは、一関の「もち御膳」。
近世、このあたりが伊達藩だった頃からの、正式な祝い膳なんだそうです。

搗きたてのお餅(一口サイズ)に、色んな味のタレがからめてあり、更にちっこいサイズのお雑煮がついて来ます。
ゲゲ亭はじめ、他のテーブルも殿方たちは皆、この写真の餅膳+巨大なお雑煮椀という、すんごいセットを食べてました。


お店を出て3時間ほど経った頃、ふと、巨大椀お雑煮に浮いていたでっかい餅を思い出し

「あの餅…やたらでかくなかった?」

「でかかった。ついでに2個入ってた」

「2個!?」

「ペロリと食べれたよ。しかももうお腹空いてきた」

…一口セットの方の餅だけでも、たっぷり2~3個分はあったと思うんですけど、それプラス2個とな。

テーブルの上のメニュー表に転載されていた、おそらくお客さんのコメントで、「今日は体調がすぐれないので消化によい餅を食べに来た」というのがありまして、「餅ってどっちかと言えば腹持ちが良いんじゃない?」なんて不思議に思ったものですが、そういえばお正月に山形の方から戴く杵つき餅は、噛むとフワフワと口の中で溶けて無くなり、おかゆ並みの消化の良さなんだった…。
北のお米の性質なのか、杵つきの効果なのか分かりませんけれど、良いお米をしっかり搗いたお餅は体にやさしい食べ物のようです。

ちなみにもち膳の小鉢、半分ぐらいは甘味でしたけど、甘すぎず美味しかったです。
お餅自体の甘味旨味をしっかり感じるためには、餡やタレの味は濃すぎない方がいいもんね。
個人的には、豆の香りがしっかり立った「ずんだもち」が一番好みでした。



初日、「台の湯温泉」の温泉旅館の夕食。

郷土の素材を、目の前の囲炉裏で焼いてくれる、料理が評判のお宿。
炭火で焼き立てのイワナは、身はふわっ、皮がパリパリで、とっても美味しかったです。

ちなみにこの「台の湯温泉」、征夷大将軍坂上田村麻呂が戦いの疲れを癒したという伝説がある、開湯1200年の由緒ある温泉(※というのは伝説で、史実は600年なんだけどねなんて、わざわざ効能書に注釈くっつけてあったのがちと愉快)なんであります。
お宿のお風呂は源泉かけ流し、少し熱めの気持ちの良いお湯でした。



2日目、えさし藤原の郷レストランにてお昼ご飯。
江刺郷土料理っぽいうどん。
とろみスープは甘味が強く、刻みしょうがをたっぷり乗せて食べるととっても美味でした。



ゲゲ亭は「平泉黄金ラーメン」。
金箔と辛味噌がトッピングされてました。



2日目、お宿の夕食。
囲炉裏では、お肉の串が焼けてました。
牛串も美味しかったんですが、豚肉に全く臭みがなく、やわらかくて大変美味でした。

ちなみにこのお宿、デザートはバイキングになってまして、プチケーキ数種類・ムース数種類、フルーツポンチ、生果物、アイスにワッフル、パウンドケーキ等々が食べ放題。
夕食の量が多くて、どんなに美味しそうでもそんなに食べられないのが残念でした。

果物を数種類とプチケーキを1つだけ取って、ちみちみとつついてたら、ゲゲ亭がお皿にてんこもりのデザートを持ってきて、嬉しそうにパクパク。
…ついさっきまで、あんなに食べて飲んでたのに…。
もうね、お腹に四次元ポケットがあるとしか思えませんよ。

廊下にデロンギのマシンが置いてあって、挽き立てコーヒーが24時間飲み放題というのも素敵でした。
もっとも胃と心臓を労わるために、わたくし「コーヒーは日に2杯っきり」と、固く心に決めてるんですけれども。



3日目のお昼ごはんは、山菜そば。
岩手と言えば「わんこ蕎麦」ですが、とにかく寒かったのと、冷たい食べ物はピー助予防に避けてるので、温かいのを。
細めで柔らか目のお蕎麦、お出汁はちょっと甘目。



そしてゲゲ亭は、わんこ蕎麦。
平泉のわんこ蕎麦は、横に人がくっついて食べた端からおかわりを放り込む方式ではなく、最初からずらりと全部並べて、好きなペースで食べていく方式だそうで。
ガッツリ2段に積み重ねられた小椀、24杯はさすがに壮観。

見た目ゲゲーッ(多!)って感じですが、一椀がほんの一口分なのと、薬味のバリエーションが沢山あるおかげで、飽きずに食べられるとか。
一椀貰って食べてみると、出汁がしっかり効いた甘めの蕎麦つゆで、とっても美味しかったです。
ピー助連れじゃなければ…せめてわんこハーフ(12杯)があれば、挑戦してみたのになあ。



3日目の夕食は空弁
仙台空港でゲットしたので、ゲゲ亭は牛タン焼肉弁当。
ワタクシは三陸の魚介お寿司。
どっちも美味しかったでっす。

一旅に一度ぐらいは、微妙なお味のはずれ飯に当たったりするんですが、今回は全部美味しかったです。

秋田、会津、岩手と回ってみた印象では、ほんのり甘い東北の味はとっても好み。
何より、お米が美味しいのです。

ごちそーさまでした。


そんなこんなの3日間、本当は遠野や花巻周辺も見たかったんですが、時間切れ。
角館や横手(「非常ノヒト」の時にお世話になった、秋田蘭画の先生のいらっしゃる美術館があるのです)にも近かったので、もっと日が取れたら足を伸ばしたかった…。

「花の季節さ来てたんせ」とうちの直武のセリフの通り、桜が満開だったんじゃないかなあ、角館は。
作品を一本仕上げる度に、故郷のように懐かしく想う地が増えていくのは、真剣に取り組んだ証だと思ってますけれども。


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黄金浄土その2・キレイ

2013-05-01 00:18:36 | お仕事
奥州は、ちょうど桜の季節でした。


見事なしだれ桜。
曇っていて、写真だと花が見えにくいのがちょっと残念。


春紅葉としだれ桜、新緑と山吹、雪柳。


山吹色、紅色、桜色、萌黄色、白、日本の伝統色の見事な色合わせ。


しだれ桜は、ぐっと近づいてみるとこんな色です。

そういえぱ、奥州の桜はすごく色が淡くて不思議でした。
ソメイヨシノなんて

「あれは、桜?」

「桜だろねえ。随分白いねえ」

と、夫婦で首をかしげながら、道路沿いの桜並木をじっと見たり。
岡山の桜は、もう少しはっきりしたピンク色な気がするんですね。

何が違うんだろう?
気温かしら、それとも光の色かしら。



そういえば、夕陽の色や夕焼けの色も何だか黄金っぽかったです。
「天の梯子(光が梯子の様にスーッと降り注ぐ状態)」もたくさん見えました。

こんな色の光の中に、金色のお堂が建っていて、更に金がざっくざっく採れるときたら。
まさに黄金の国ジパングに見えるのかも。

(その3へ続く)


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