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王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

キレイ・2

2008-05-01 02:17:38 | 日記

「美ら海水族館」の水槽は、本当に綺麗。
鬼外カルテのお話の中の「プリンス・マーメイド」の海底王国って、こんな感じなんじゃないかと思ったりします。



岬の突端まるまる敷地のリゾートホテルは、夜でも浜辺の散歩が出来ます。
プールサイドはハワイのホテルを思い出す感じ。



朝ごはんを食べたら、のんびりお散歩。
視界に海しか入らないのがいい感じ。



プライベートビーチは砂がさらさらでとっても気持ちよかったです。
泳がなかったけど、朝晩は毎日散歩して、水際でぱちゃぱちゃと歩いてた感じ。
敷地がとにかく広いので、ほとんど人に会わないのがいいっすね。



エメラルド・ビーチに沈む夕日。
これまた人があまりいなくて、いい感じでした。


GWなのに、観光地なのに、人ごみにうんざりする事もない南の島。
日本とは思えないような、このゆったり感はまさに楽園であります。
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キレイ・1

2008-05-01 02:16:11 | 日記
南の島(ぶっちゃけ沖縄)に行って参りました。
バカンスのつもりが、半分ぐらい資料写真撮りに化けてしまいましたが、それでもリフレッシュできました。
あちらはもうきっぱり夏でしたよ。
亜熱帯気候なんだそうですね。納得しました。

日記形式にすると結局書けなかったりするんで、とりあえずコメント付き写真でアップします。

まずは、沖縄の「美ら(ちゅら)」こと、「キレイ」から。


読谷の海。
某テーマパークに写真を撮りに行ったんですが、復元資料の建物群を抜けたら、いきなり視界が開けてぴっくり。
ベレインブラーウ(プルシアンブルー)の海と空なんですもの。



美しい浅瀬は、うんこ…じゃなく、うんこみたいななまこだらけでしたが、覗き込んだら目が覚めるような美しいブルーの熱帯魚も沢山泳いでました。



ハイビスカスが道端にポコポコ咲いてます。
ブーゲンビリアも綺麗でした。



延々と続くさとうきび畑。
かの唄を思い出すと、ちょっと悲しくなりますが…。




「美ら海水族館」裏手の浜辺。
吹き渡る風を浴びつつ、この景色を眺めながらお弁当を食べました。
ちなみにお茶は「さんぴん茶」。
ぶっちゃけジャスミンティーなんですが、沖縄にいる間中、1日何本もこのお茶を飲んでました。
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仕事を全て片付けたので

2008-04-30 20:22:13 | 日記

明日からしばらく、南の島へ旅立ってきます。
サガサナイデクダサイ。

この地獄スケジュールが明けたら、景気づけにどっか行くべ、と思って考えていた今年1月。
どうせなら仕事の事を綺麗さっぱり忘れられる、およそ関係ないところに行きましょう、と思って選んだんですが、もしかしたら仕事(デアマンテ)に使えるかもしれない写真が撮れる事が分りまして、ちょっとだけお仕事モード入り。
まあ行ってみなけりゃ分らないんですが。

そういえば昨日の「何でも鑑定団」で長崎のお宝を紹介していて、川原慶賀(長崎派蘭画の絵師さん。シーボルトの専属絵師。ちなみに同じ蘭画でも、唐絵目利や出島絵師をはじめとする長崎派に対して、江漢や直武は江戸派とか秋田派と言われるそうです)の絵やら、丸山引田屋花月楼の内部やら、卓袱料理やらがぞろぞろ出てきて思わずかぶりつきで観てしまいましたよ。

そういえば一昨年は長崎、去年は角館に行ったんだっけ。

今年は取材じゃなくてバカンスなんです。一応。
頭を空っぽにするつもりなんです。一応。

しかし、予報見たらこの期間、岡山の方が高いじゃないスか最高気温。
おそるべし西日本。

とりあえず、行って来ます

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今日の晩御飯は餃子…

2008-01-30 23:11:38 | 日記
…でした。

COOP製の冷食の。

…ではなく、ちゃんと手製のマイ餃子で。
いつも4~5種類、一度に80個ぐらいせっせと包みます。

本日は4種類、白菜+豚肉+にら+紫蘇+ごま油+オイスターソース+にんにく醤油+にんにく+生姜+ガラスープのプレーン餃子と、炒めもやしカレー味餃子と、ツナマヨ餃子と、チーズソーセージ餃子。
プレーン餃子は多めに作るので、生のまま冷凍保存して、後日の副菜にしたりもします。
ステンレス製の落し蓋に並べてラップして冷凍して、凍ったら外してパックに入れて保存。綺麗な形の冷凍餃子が出来ますよん。

つまり我が家は冷凍餃子も自家製なわけで。
つまり私が基本冷食とレトルトが嫌いなわけで。
つまり我が家には冷食は無いわけで。

…と思ったけど、冷凍庫を覗いたら4種類もありました。
しかも配達COOP(!)で買ったやつばっか!

・お弁当用コロッケ(北海道産カボチャ使用)
・照り焼きチキン(兵庫産)
・ミックスベジタブル(北海道産)
・冷凍うどん(香川産)

…とりあえず国産ばっかで一応ホッ。
まあ野菜も最近は絶対買わないけど、中国産。
にんにくも国産。高くても。
中国にんにくって、何ヶ月経っても芽も出ないんだよね。怖いったらよ。

しかし、近くにCOOPがあるのと配達COOPの会員なせいで、我が家の食べ物は大半COOP商品。他より若干お高くても、安心には変えられないわと思ってたんだけど、最近あんまり手放しでは安心できないんだなと…。

外食とかお弁当とか、時々利用するけど中国製品だらけなのか…。

ウーロン茶好きなんだけど。
ジャスミンティーも好きなんだけど、やっぱ一煎目は捨てた方がいいっぽいすね。

中国の家庭では野菜洗い専用の(農薬落とし)洗剤使うのが当たり前って、どんだけ~…。



ご心配下さった皆様、ありがとうございました。
今週頭より、仕事に入ってます。
「デアマンテ」コミックス準備中。
明日頃にはそろそろ、鬼外のネームに入らねば。

年賀状のお返事、もうしばらくお待ちくださいね。

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新年明けましておめでとうございます

2008-01-02 18:42:04 | 日記
おめでとうございます。今年のおせちです。


去年のおせちと間違い探し…なんてしないでください。(してもいいけど)



大人7人と子供1人、少しを残してあっと言う間に食べつくしました。
ケーキも…一瞬だった…。
18cmのホールケーキが…。
大人数ってスゴイ。



元日の夜、去年と同じく最上稲荷にお参り。
参道のお店で去年と同じく、高原鉄男さんの板絵を一枚と、日めくりをゲット。



今年の玄関のまねき猫絵はコレ。



「招猫招福 人生上々」
いいじゃないっすか、この言葉。


板絵はもうずっとお店の壁にかかっているものと、新作が入り混じっているらしいのですが、その年その年で心に響く言葉や絵が違うっぽいです。
なんか今年は癒し系なごみ系でなく、レッツゴーでカモンハッピーな気分だった模様。
自分の精神状態を見るようでオモシロイです。



トイレの日めくりはこちら。招き猫って左右の手で招く福の種類が違うらしいですねー。
うんと高く挙げた手は「大招き」っていうんですって。




玄関前には門松寄植え。



白味噌のお雑煮


元日は定番のすまし汁(8人分作ったよ…)でした。
岡山のお雑煮は、すまし汁に丸い煮餅。
でもわたくしそれがちょっと苦手なんで、元日は仕方なくすまし汁に焼餅(煮餅が本当に苦手なんで)で食べますが、2日目は白味噌の京風雑煮を作ります。

しかも今年のお味噌は、去年京都に行った時に御所近くの御所御用達のお店で買った、特上の白味噌。
普通の白味噌の5倍ぐらいの値段なんですが、これがもう美味いの何のって。
そのお味噌で作った京風お雑煮は、やはりもんのすごく美味でした。
ちなみに黄色いのは栗きんとん。
雑煮に餡子やきんとん乗せるなんて信じらんねーとお思いでしょうが(私もそう思ってた)これが美味しいのですよ。



元日にホールケーキが一瞬でなくなったせいか、生クリームもっと食べたい気分に押し流され、ダンナ様にチャリンコで近所のケーキ屋さんを覗いて貰いました。
きっと閉まってるだろうと思いきや、5種類ぐらいだけ作って開けていた模様。
おせちに飽きて生クリーム食べたい病に罹った妻子に頼まれたのか、お店は男性達でごったがえしてたそうです。

しかし、いつもより明らかに薄いカットの、お正月仕様極薄ケーキなり!
このピラピラ具合で400円弱ですってよ!
やっぱりケーキは時間と状況が許す限り自分で作るべきか。うぬ。

でも美味しかった。生クリーム食べたかったんだもん

録画していた「風林火山」総集編を観たら、「影武者」が観たくなって借りてきて貰ったり。
今日は年末年始疲れの反動でぐったりのんびりデーでした。

明日はダンナ様の実家に帰省です。






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オフとは言っても

2007-12-29 11:33:05 | 日記
年末年始は、家の仕事で実はかなり忙しいのです。

今日は冷蔵庫と換気扇の掃除を終えまして、これから煮豆と数の子の下ごしらえ。
明日はお節作りの一部、煮豆と栗きんとんと数の子の漬け込み、煮しめの下ごしらえと、お正月おもてなしケーキのケーキ台を焼いて、キッチン周りの掃除なんかすると1日が終わっちゃう事でしょう。
明後日も、明々後日(元旦ですな)も朝からずっと忙しい筈。

ぜ、全然休めねー…毎年だけど

明日も明後日も大掃除のダンナ様ともども、「実際のオフは夏休みだけだな」と話したりしてます。

ペンネームの由来にもなってるのでご存知の方も多いでしょうが、わたくし、二度目のデビュー前後に同人作家をやってました。
OL辞めて専業になると同時にやめちゃったんで、実際の活動期間は2年ほど、本もトータルで10冊強(しかもPNの由来の星矢なんて実は50ページも描いてないんですよ今振り返れば!)という、割と地味めな活動ではあったんですが。

その頃、コミケは大概クリスマス周辺の開催で、幸い彼氏らしき人も全く居ない期間だったもので、金曜日の退社後、そのまま新幹線に飛び乗って上京してたもんであります。

コミケが年末ギリギリ開催になったと聞いて、いやーもし今も同人やってたら、コミケに行けずに地団駄踏んでたか、無理矢理行った挙句家の仕事は投げ放題になっちゃってたんかなと、本日冷蔵庫の中を掃除しながらふと思ったりしました。

オタクな主婦も大変ですなあ。



今年の年賀状、絵柄は「デアマンテ」の金剛です。
皆さんにはあまり馴染みの無いキャラと思われますが、欲しい方は編集部宛(ウィングス宛でも、幻冬舎宛でもOK)まで年賀状下さい。
折り返しこちらからもお年賀送らせて頂きます。

本当は鬼外、直武、江漢という取り合わせで描いてたんですが、野郎3人、正月からあまり華の無い絵面だったんで止めました。
鬼外も最後なんでちょっと描きたかったですけどね。

今月キャンペーンで無料で読める「スピカ」をダウンロードしてみて下さい。
「無料ダウンロード」をポチッと押したら、あっさり落ちてきます。
後は手順にしたがっていけばOK。

金剛や作品がどんな感じか、分ると思います。




ぐりがさっきから私の真横に張り付いてます。
何なのよ、一体。
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寒くなってきました。

2007-12-07 22:10:07 | 日記
今朝方何とか仕事が上がりまして、今日はほとんど寝たきりの碧也です。

うちには現在アシさんが4人おりまして、一本の仕事(約32ページ)につき、だいたい5日間ほど連続で入って貰います。
ネーム(だいたい4日間ほどかかります)がアップした後、アシさんズが入ってまる5日間と徹夜(仮眠4時間)一晩。この間、碧也は自分のパート(人物と動物)を片付けつつ、指示出してリテイク入れて資料つついて…と、脳味噌も肉体もフルに使いっぱなし。
逆算計算に追い掛け回されて、神経も肉体もクタクタになる…らしいです。

昨今、仕事明けの2日間ぐらいは、もう本当に寝たり起きたり。用事があって出かけようものなら、出先で動けなくなったりして大変に危険です。
しかも何だか最近、そのダメダメな期間が2日間→3日間に延びてきてる感じ…。
徹夜時に胃痛に苦しむ事もめっきり増えまして、これって「トシ」って言うのかしらね…みたいな。

創作意欲はあり、描きたい話もポコポコ生まれてくるし、絵を描くのも楽しいんですがね…。

そんなこんなで明日明後日は休むとして、週明けにはすぐプロットに入らないと。
「デアマンテ」と「ねこメロ」合体締め切りの為、ネームも2本。しかも「デアマンテ」は2話完結形式で事件を解決してますんで、実際合計3本分のプロットネームを作る事になります。
クリスマスまでに、完成原稿40ページ分とネーム約70ページ分でありますか。
それが終わったらもうお正月準備の時期ですよ

ぎゃー

1年早っ!!

…頑張りましょう…。

そんなこんなの中、今年もエントランスはイルミネーション



飾りつけと撮影、ともにダンナさまです。


そして今年の新入りはこれ

スティッチ

これ、とってもちっちゃいんですが、実に可愛いです。
昼間見てもちゃんとスティッチなのがまた可愛い

今年から全部LEDライトになったので、電気代もぐっとお得です。

そういえぱ、この間強盗事件の訊き込み(!)に来た刑事さんもおっしゃってましたが、イルミネーションって防犯になるんですって。
最近我が家の周りもちょっと物騒なので、このスティッチ君が番犬代わりになってくれるといいですね。

犬といえば、茨城県のひたちなか市で、認知症のお婆ちゃんに一晩寄り添って命を助けた老犬が、今どうしてるかが気になって仕方ありません。
警察が保護しておいて報道すれば、貰い手は必ず現れた筈。
保護すればいずれ保険所に行く事になるからって、公園に放しちゃうのってなあ…。
首輪してガリガリに痩せてたって事なので、迷い犬か捨て犬か、いずれにしろ人に飼われていたわんこでしょうに。
事情を訊く間もおばあちゃんの膝に乗ってたとか、ご飯をがつがつ食べたとか、そんなわんこが今どうしてるか、考えたら何ともやるせない気持ちになってしまいます。

夕方このニュースを聞いて以来、どうもずっとプルーでして。

「今ここで君が沈んでても、どうする事もできないでしょ」

とダンナ様に叱られて、その通りとは思うんですが、この落っこちた気持ちをどうしたら良いか分りません。
お腹いっぱい食べられて、温かい場所で眠れますように。
今度は人間から温もりを貰えますようにと願うしかないですね…。
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よれよれしつつ

2007-11-23 03:46:06 | 日記

「デアマンテ」第3話の原稿終わりました。
最後二晩ぶっ続けと言う最悪の詰め詰め状態になったため、明けの今日は殆ど寝たきりであります。
ちょっと動くと体温乱高下、動悸・息切れ・頭痛。
いやあ、漫画ってハードですね。特にこの作品、何か時間かかるし…楽しいんだけど。

そんな「デアマンテ」は今月末配信号のスピカに掲載36ページ、ちなみにウィングスの「非常ノヒト」は32ページ。
最盛期描いてた月産100ページ(プラス漫画原作の脚本とかカラーとか)はもう体力的に無理だけど、月産70ページぐらいはまだまだ行けるぞ。
最近何だか創作熱がぶり返してきてる感じ。漫画描くのってキッツイながらも楽しいなとしみじみ思えるのです。

来月はこの2本プラス「ねこメロ!」の原稿が入ります。それで今年の原稿は終了。
頑張るぞ。



仕事明けでへたばってるわたくしのところに、花束(アレンジメントですな)が届きました。
送り主はダンナさま。受取人はわたくし。
誕生日でも記念日でもないけどはて?と思いつつ、帰ってきたダンナ様に訊ねたらば。

「11月22日は、『いいふうふの日

…だそうで。
最近彼は毎日カーナビさんが教えてくれる『今日は何の日』がめっさお気に入りのようです。
いやしかし、それを見越して注文したわけではないだろうともう一度訊きなおしたら

「最近お花をあげてないので、単なるプレゼントです」

という事。

そういえばダンナ様は我が家に送られてくるBL誌の献本を読まされてから()やたらマメな『攻め』の方々のサービスやらプレゼント攻勢に妙に感銘を受けてまして、「何でもない日のプレゼント」がお気に入りのフレーズになってるという人でして。

「だってこれ、女の人の願望が詰まってるよねえ。見習う価値はあるでしょ」


BL誌を読んで男の姿勢を見習う。


ちょっと聞きまして奥様、そして世のダンナ様。あんどまだ独身の男性方。
これですよこれ。わが夫ながらあっぱれ。


アップにするとこんな感じです。
花びらのさきっぽがうっすらグリーンのピンクの薔薇は、碧也の大好きな色。
真ん丸いブーケ・ロンも大好きな形。

何でもない日の花束は素直にとっても嬉しいです。ありがとうダンナ様。




寒くなってきたので遠赤ヒーター「サンラメラ」が登場しました。
陽だまりのような温かさが気持ちいいこの小さなヒーターと床暖だけで冬を過ごす我が家。
空気が乾燥しないのが魅力です。
ちびさんはこのヒーターが大好きで前を離れません。
大好きな日向ぼっこによく似てるからかも。
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お芝居を観た。

2007-11-12 04:04:19 | 日記

ウィングス1月号(今月末発売号)プレゼントの直筆年賀状を描きました。

絵柄は首にねずみ玉を巻いた江漢です。
鬼外関係のイラストのプレゼントは、本当にこれが最後になるかな。
記念にどうぞ、ご応募してやって下さい



一昨日の土曜日、「ワールド・トレード・センター」というタイトルのお芝居を観てきました。

場所は伊丹のアイホール、劇団は「燐光群」。
数年前、「C・V・R(チャーリー・ビクター・ロミオ)」というタイトルの、墜落飛行機のコックピットを延々と描いた作品を観て以来、公演と仕事のスケジュールが合えば観に行く劇団であります。
今回のお芝居は岡山にも来るんだけど、仕事の都合でちょっと無理そうなので伊丹までGO。

この劇団は「社会派」と言われるような題材をよく扱ってまして(イラク戦争とか地雷撤去とか引きこもりとか)、またそんな重く固い題材を坂手洋二さん(同郷!)の緻密な脚本と、緊張感のある演出で見せるのが非常に巧いのであります。

今回はまさに「9.11」、ワールドトレードセンターで起きたあの事件に材を取りながら、その事件の当事者や現場ではなく、マンハッタンのミッドタウンにある日本人向け情報紙の編集部に集まる日本人たちを描いた物語でした。

現実感があるような無いような日本人たちの会話の混沌の中から、やがていくつかのテーマがすっきりとあがってくる構成の巧さはさすが。各々の人物の背景まできっちり考えて、作りこんであるからこそ出来る技なんだと思います。

終盤、登場人物たちのうちの数人が、事件から数年後の自分達や編集部の状況について語り始めます。個性豊かな登場人物たちのうち、比較的目立たなかった(実際、そのシーンまで私は一度も彼に注目しなかった)準編集部員の青年の、「僕が今何をしているかは、言いたくありません」という言葉から始まる独白を聞いているうち、突然涙が溢れて止まらなくなりました。

どうしてなんだろうかと、後々考え直してみたんですが、結局彼の存在が一番自分に、もしかしたらごく一般的な日本人たちに最も近かったのではないかと思ったりしました。
常日頃から何か思想があったり、世の中と自分の関わりについて深く考える事もなく、英語をカタカナに置き換えて自己流に解釈しながら生きている、ごく平凡な日本人。それが突然大きな事件を目の当たりにして、何かしなけれはならないような気分になって、中途半端に触れてしまったりする。

おそらく何かを見て、何かをした後、彼が辿りついた「諦め」とも「悟り」とも「自戒」ともとれるような思いは、私が日々何かを考えた時によく辿りつく答えでもあり、「それでも人はただ生きていくんだ」という思いや願いに繋がっていくものでもあるような気がします。

何しろ分りやすいメッセージを分りやすい台詞でばーんと語るようなタイプのお芝居じゃないので(そういう芝居なら多分一回でお腹いっぱいになってるだろうけど)、色々と間違って受け取ってるかもしれません。でも間違ったら間違ったで、それもまたメッセージなのではと、こういう舞台を観るたびに思うのです。

今回も色んな事を考えさせてくれてありがとうございました。
まあ考えるだけで何もしない、典型的な凡人ではあるんですが…。

このお芝居、下北沢のスズナリに始まって、伊丹の後は岡山、北九州、名古屋、金沢、川崎と回るようです。
お近くで興味を持たれた方は是非。


帰りに尼崎に回り、塚口駅前にある「タント」というパスタ屋さんで食事。
ここは碧也かかりつけの鍼の先生おススメのパスタ屋さんなのです。

ダンナ様は「アサリの白ワインスープパスタ」、碧也は「きのこのジェノベーゼ」。ちょっと太目の麺は最初から最後まできっちりアルデンテ。ガーリックの香りがよく効いた、とっても美味しいパスタでした。


「ところでブログ用の写真は撮らんで良かったん?」
「あっっっっ!!」


…また忘れました。どうも食い意地が張ってて。


伊丹のダイヤモンドシティの特設会場の「駄菓子屋さん」でこんなの購入。



真央ちゃんが大好きなブタメン。

てのひらサイズのちっちゃいカップ麵。あんまりちっちゃくてびっくり。
食べ盛りの中学生なら4つくらい平気で食べられそうなおやつサイズ。
これ1個食べて嬉しそうにしてた真央ちゃんにちょっとホロリ
味はちゃんとカップ麺でした。
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かっこ悪し。

2007-11-09 00:13:46 | 日記
仕事の終了が深夜になりまして、ご飯食べて寝て起きたらお昼。
お腹空いたけど作るのも面倒だしと思って、仕事場(一度家から出ないといけない構造になってます)に常備カップ麵を取りに行き、ついでにポストから新聞と回覧板を取り出して家に入ろうとした時。

我が家の前で減速したセダンタイプの車の窓から覗く、満面の笑みを湛えたロマンスグレーのおじ様。
こりゃきっと母のカラオケ仲間であろうと、笑顔で会釈した碧也に、おじ様が一言。

「この家はどちらで建てられたんですか?」

はりゃ。
よく見れば車には老婦人と若い奥様、ちっこいお子さんたちも乗ってらして、どうやら知らない方々のようで。
何でも、奥様(ロマンスグレーおじ様の娘さんらしい)が普段から我が家の外観が気に入ってらしたとかで、ご自宅新築の参考にと皆で眺めにいらしたらしく。

「いつも、お庭も綺麗にしてらして」とにっこり笑う奥様。
しかし、その視線の先には枯れてぼうぼうのミリオンベルの鉢数個。
「お、お恥ずかしいです、今ちょっと片付ける時間が無くて…」
とわたわた笑って誤魔化すワタクシは、平日の午後に寝起きのぼさぼさ頭。
アシさんズに「ありえねえ」「それで外に出かけるのはやめれ」と言われた変な色柄のフリース上下(ユニクロ)。
つっかけ履きで、手にはカップ麵と新聞と回覧板。

とりあえず建築会社と展示場の場所をお教えして笑顔でお見送りしましたが、何やらとっても恥ずかしく、カップ麵はしおしおと片付けて、野菜炒めなんか作って食べましたの事。

シンプルな作りなんですが、時々こんな風に見知らぬ人にピンポン突入で建築会社を訊ねられたりする我が家。
嬉しくはあるんですが、ちょっと気を緩めてるとすぐダラシナクなってるのも、知らぬうちに誰かにしっかり見られてたりするわけですな…。
土日は休みが取れるんで、家周りの見苦しいものを色々片付けようぜとダンナ様と話し合ったりしました。
トレーのパンジー、ビオラ達もそろそろポットに上げてやらねば。



太秦映画村にて、花魁道中。ダンナ様撮影。映画の一シーンのようですな。


「デアマンテ」初回が好評だったと担当さんから教えて頂きました。
読んで下さった方、アンケート出して下さった方、どうもありがとうございます

いつもよりエンターテイメント色を少し強めに意識して作っておりますこの漫画、素直に「面白い」と思って頂ける時代劇に出来ないかな、と思ったりしています。
早ければ来年春頃までにはコミックス1巻が出る予定ですので、お手にとって頂ければ嬉しいです。
「スピカ」も、連載作品等かなりしっかり充実したweb雑誌ですので、よろしければこの機会にどうぞ。

「非常ノヒト」は今回を終えて、残すところあと3話描くのみとなりました。キツイ状況になってくると思いますが、最後までしっかり見届けてやって頂けるとありがたいです。こちらは新緑の頃には最終巻が出るかな。


「八犬伝」が、休刊や雑誌移動等の悪い環境や状態でも完結まで描き上げる事が出来たのは、ひとえに読者の皆様の指示が大きかったからです。
つくづく思うんですが、漫画家がどんなに良い作品に仕上げたいと思って努力しても、キャラクター達を生かしてやりたいとふんばっても、読者の皆様の支持が少なければ叶わないんですよね。

めいっぱい頑張りますので、応援してやって頂けるとありがたいです。


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