<20131203>もう35年程前の事、当時中学生だった私は音楽に目覚め、その影響で“SONY TC-D5M カセットデンスケ”や“VICTOR KD-4”などのポータブルカセットデッキが欲しくて堪りませんでした。しかし叶わずにいたのですが、やがて音大生になり、定価105,000円だったTC-D5Mを73,500円で手に入れる事が出来ました。“デンスケ”は今なお語られる程の名機で長年に亘って生産されたので買う事が出来たのでした。一方、KD-4は市場から姿を消していたため買う事が出来なかったのですが、先日ネットオークションでそこそこの中古品が出品されていたので落札しました。定価79,800円の品がジャンク(がらくた)と言う事で4,980円…早送りや巻き戻しが出来ない時があったり録音が上手く出来なかったりするものの再生機と割り切れば何とか使えます。今になってカセットはないだろうと自分でも思うのですが、ノスタルジーと言う訳です。40年以上前の“ROLEX”を愛用したり22年落ちの“PORSCHE 964 Carrera2”を手に入れた等は懐古趣味かも知れませんが、それだけ昔の製品には何がしかの魅力があると言う事なのでしょう。※写真=SONY TC-D5M(上)とVICTOR KD-4…TC-D5Mは完動品で今なお仕事で使っています。
【検索用:家電に思う(19)-①】