◆“アラフォー世代”出生率上昇 自然体で「家庭回帰」実現(産経新聞) - goo ニュース
産経新聞は少なくともまともな朝日や読売などよりは"まとも"かと思っていたが…こんなくだらない理想を並びたてる記事を掲載するとはな。
30代後半から40代前半の女性の出生率が上がっている?
仕事も家庭も「両立する」といった肩肘(ひじ)張った生き方よりも、「子供がいても、自分らしく人生を楽しみたい」?
自然体ながら欲張りに生きる女性像の変化?
ふざけんな!
(引用)
◆働くママはキレイ
「子供がいる生活は想像以上に楽しいし、今、心身とも最高に充実してます」。都内の食品メーカーに勤務する女性(39)は昨年3月、女児を出産し、今春から職場復帰した。
「30歳前後に出産も考えたが、責任ある仕事を任され、育児で振り回されたくなかったので出産はあきらめた」。3年前に再婚。「今後を見つめ直したとき、周囲の『出産してもきれいな働くママ』に刺激を受け、出産に踏み切った」と笑う。
先日、厚生労働省が発表した、女性1人が生涯に産む子供の平均数を示す合計特殊出生率が、平成20年は1・37と3年連続で上昇。中でも、35~44歳のいわゆる“アラフォー世代”の出産が増え、加えて第3子以上の出産が全体を底上げしている。
(中略)
一方、女優やモデルらが出産後も美しさを保ち、子育てを積極的にアピールして話題を集めている姿にあこがれ、幸せにあやかりたい向きもあるようだ。
女性向け月刊誌「VERY(ヴェリィ)」(光文社)は6月号で、妊娠8カ月の女優、井川遥さんの妊婦姿を掲載。同社には発売直後から同世代の女性を中心に、「妊婦でも変わらずきれい。自分もそうなりたい」といった多くの反響が寄せられたという。
「結婚、出産がネックにならない時代。出産を前向きにとらえ、強く美しく輝きたい欲張りな30代が増えている」と、今尾朝子編集長(37)は分析する。
(引用終わり)
自分はこの引用文に対し大いに批判する。
『出産してもきれいな働くママ』に刺激を受けた。
そんな刺激を受けるようではロクな親にはならない。出産で大事なのは子供を産むことである。
キレイを求めるは母親の身勝手な都合であり、子供より自分を選んでいるに他ならない。
"出産しても"という言い分からして"子供より自分"な考えなのだ。自分の容姿よりも子供を第一に想うことこそ女性の容姿が引き立つものではないのかね?
女性1人が生涯に産む子供の平均数を示す合計特殊出生率が、平成20年は1・37と3年連続で上昇。
これは事実のようだが、全然喜ばしい数値ではないのだよ。
2009/5/11の日記◆日本の少子化問題に関心を持ってもらいたいでも取り上げているが、日本は15歳未満の子どもの数が約1714万人と28年連続で減少し、少子高齢化世界ワースト1位なのです。
それに◆ウィキペディアの国の合計特殊出生率順リストによると人口の自然増と自然減との境目は2.08とされている。
これが「上昇しました」と素直に喜べる数値か?
「出産してもきれいな働くママ」という理想より、現実は深刻な問題に直面しているのだぞ。
それを"35~44歳のいわゆる“アラフォー世代”の出産が増え、加えて第3子以上の出産が全体を底上げしている"とか"女優やモデルらが出産後も美しさを保ち、子育てを積極的にアピールして話題を集めている姿にあこがれ、幸せにあやかりたい向きもあるようだ"などと…
出産するに当たり、今の医療機関は十分ではないし、出産後の就職前線についても激戦区な現実。出産前後の社会は非常に厳しいといえる。
日記でも何度か取り上げているが、これは厚生労働省管轄です。ただ"出産すれはそれでいい"という話にはならない!
そもそも働くママに"キレイ"も"キタナイ"もないのだよ。
そして、子供は母親の玩具でもダシでもないのだ。
出産してからも美しさを保ちたいとか、女優やモデルにあこがれて出産を考えるような輩は将来にしかるべき報いを受けよう。
産む前から子供を第一に考えずに、自分の見た目の容姿に目を向けるなど言語道断だ。そんな自分勝手な考えでどうして人を幸せにでき、自身が幸せになれようか。
追記。
この記事で男性(父親)は眼中になしですか?
パートナーたる相手は、こんな自分勝手な考えの女性を一体どう思うかね?