麻生平安名の変な喫茶店 その時俺様が動いた

ここは公権力の不正を放置せず、「悪いことは悪い」との批判を失わず、判断能力を常に持つことを呼びかける喫茶店(日記)です。

無料に釣られたもの

2009年06月02日 | 報道/ネット
はぁ。◆無料の裏に潜むものを書いた矢先にコレですか(皮肉)。

◆痛いニュース(ノ∀`)「誠意がねーよ。誠意がよー」「仕事休んで来てるのに」「駐禁切られてんだよ」 ダイヤ無料配布で大混乱…東京・銀座

(引用)
東京・銀座にあるパリの老舗宝石店「モーブッサン」が1日から、先着5,000人に0.1カラットのダイヤ(5,000円相当)を無料で配布するというキャンペーンを行い、店の前に大行列ができた。行列はどんどん増え続け、銀座の街をぐるりと回り、最長1.5kmほどに達した。そして、1日午前9時に店がオープンし、客が次々と整理券を片手に店の中へと入っていった。
(中略)
「無料ダイヤ」に笑いの止まらない人がいる一方で、騒動も起きた。並んだ人は「100人いるのに2時間かかってどうするの? なんとかしなよ。待っている人は5,000人いるんでしょ。時間的に無理だよ!」と話した。行列に並んだ人に整理券が配られたが、実は1日だけで並んだ5,000人全員にダイヤが渡されるわけではなかった。

行列に並んだ人は「きょう朝来て並んで、3時間並んで、整理券配られたら、結局、日にちと時間指定の券をもらって」と話した。モーブッサンによると、ダイヤは、1人ひとりに店のコンセプトや商品の説明などをしながら配布するため、1時間に30人程度が限界だといい、1日だけでは5,000人のうち、330人にしか配布できないという。それを聞かされた人々で、店の外は大混乱となった。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00156309.html

行列に並んだ人は「正直なところ、僕も仕事休んじゃっているので、『きょうはもらえません。帰ってください』では納得できないですよね。大きな声じゃ言えないけど、駐禁切られています、これで」と話した。

警備員は「もう心配しなくても大丈夫です。きょう来なくても、あしたあさってもらえますので大丈夫です」と話した。 1日に受け取れなかった人は、後日あらためて指定された日時に来店しなければならず、自分がいつダイヤを手にできるのか、担当者に説明を求める人が続出した。

行列に並んだ人は「聞こえねーよ。誠意がねーよ。誠意がよー。こっちはもらえるっていって並んでたんだからさ」と話した。

加えて、警備員から「並べばもらえる」と聞いて並んだものの、整理券をもらえなかったと訴える人も現れ、混乱はさらに拡大した。この事態に、社長も大あわてで対応した。モーブッサンジャパンのヤニック・デリヤン社長は「ご迷惑したと思いますので、すいませんでした。これから対応させていただきますので」と、自ら謝罪した。
(引用終わり)


しかし、0.1カラットのダイヤをサイト(写真参照)で見たけど、アレをもらうのにここまでの騒動になるのか。
アレが並んでもらうほどの価値あるモノには思えないのだが。

サブタイトルとプロフィールを変更

2009年06月02日 | ブログ運営
この度サブタイトル「おかしいことはおかしいと言おう!」から「その時俺様が動いた」に変更いたしました。
ついでに、プロフィールも少しいじった。

「その時俺様が動いた」は、自分が主張する日記である意思と、番組終了した「その時歴史が動いた」を掛け合わせてみたものですが、自分がよく表れている文句であると思う。

無料の裏に潜むもの

2009年06月02日 | 報道/社会
◆【近ごろ都に流行るもの】無料おかきカフェ 世界初!?若者にも人気(産経新聞) - goo ニュース

「損して得取れ」と言う商人の諺がある。意味は「一時的には損をすることになっても、その損によって将来大きな利益を得る方がよいということ」である。
この無料おかきカフェは上記の諺を実践していると言えましょう。このカフェの経営陣に感心すると共に、警鐘も鳴らしたいと思う。まずは下記の引用内容をご覧いただきたい。

(引用)
東京・虎ノ門。ビジネス街の一等地に5月にオープンしたカフェが早くも大盛況だ。入り口には「ドリンク各種¥0 おかき・せんべい¥0」との表示。そこは「すべてがフリー(無料・自由)な世界初の本格的カフェチェーン」と銘打つ「播磨屋ステーション」((電)03・5512・4747、年中無休)。平日の昼下がり、恐る恐る入ってみると…。                    

コーヒーとおかきの香りの中、114席がほぼ満席。主婦やOL風、ネクタイ姿のサラリーマンなど幅広い客層だ。吉野直美店長(35)は、「初めての方は『本当に無料でいいんですか?』という驚きと、多少の警戒を持って入られますね」とニッコリ。兵庫県の米菓製造「播磨屋本店」の播磨屋助次郎こと阿野拓夫社長(60)が「10~30代の比較的若い人たちに、日本の伝統食品であるおかき・せんべいの魅力をPRするとともに、地球環境問題について解決策を提言したい」と開設した。

中央のカウンターには、自家焙煎豆をその場でひいた本格的なコーヒーのほかオレンジジュースやほうじ茶などの飲み物とともに、8種のおかき・せんべいが並ぶ。空席を見つけて休憩。サクサクしたおかきのしょうゆ味が意外にもコーヒーに合い、おやつにピッタリと…ウレシイ半面、タダ食いに気が引けて落ち着かない気も。隣の席では「この後、おせんべい買うよね?」と大学生の娘が母親に念を押している。「買う買う!買って帰るわよ~」と母は即答。

「平日平均1000人強がカフェを利用。購入客は500~600人で、以前より2~3割増えました。カフェに来店したビジネスマンが『おいしかったから、会社の女の子に配るよ』とお買い上げになったり、贈答利用も目立ってきた。ここで知名度を上げ中元商戦につなげたい」と吉野店長。

同社は年商約70億円。通販と全国12店の直営店で販売している。ここ東京店では、昨年から小規模な無料カフェを設けていたが利用は「年配の常連さん」ばかり。そこで、約200平方メートルの店舗の7割以上をカフェスペースに全面改装。コーヒーチェーン風のロゴマークや全面ガラス張りなど若者にも入りやすい雰囲気を作り新規客を呼び込んだ。京都と福岡にも同様のカフェを出したが、集客・売り上げ効果は東京がダントツという。

環境問題について持論を述べる社長のメッセージパンフレットには、唯一のカフェ利用ルールが書かれてあった。「お互いの立場立場を理解し尊重し合いながら、マナー(公衆道徳)をきちんと守ってください」。「フリー」の大前提は日本人の美徳、公徳心。多くの利用者は問題ないが、「おかき・せんべいは1人1皿」の表示にもかかわらず2皿持っていく男性の姿も…。試食のつもりが、人間の品性も試されている。同社では年内にさらに大型の無料カフェを銀座に出店予定。外国人観光客も多い街でどんな反応が起きるか、気になる。
(引用終わり)


自分はこの記事は良い記事と思っています。
まず、冒頭でも述べましたが「損して得取れ」と言う諺の一例が挙げられたこと。
そして「ただより高いものはない」という別の諺の一例でもあるということだ。
「ただより高いものはない」。意味は「ただで物をもらうと安上がりに思えるが代わりに物事を恃まれたり返礼に費用がかかったりして、かえって高くつくということ」である。

"無料"。そして"親切"という肩書に気が引けた人間心理と商人の戦略がこの記事でよく表れていますね。

ウレシイ半面、タダ食いに気が引けて落ち着かない気も。隣の席では「この後、おせんべい買うよね?」と大学生の娘が母親に念を押している。「買う買う!買って帰るわよ~」と母は即答。と。

"無料"や"親切"という行為を素直に受け取ると"裏に潜むもの"に踊らされる羽目になります。わかっているのならば"罠"にはなりません。これは企業戦略だから声を大にして言いませんが、不届きな"宗教団体"もこのテの手法を使うのです。ですから…

"無料"や"親切"の裏に潜むものを見極める目を身につけましょう。
それを身につければ、自分のみならず自分が大事と思う家族や友人を守ることができます。そして罠を知れば罠を利用することもできます。しかし自分が罠の一味になったら、ミイラ取りがミイラになりますのでご注意を。

正しい心を持って"無料"や"親切"とお付き合いしましょうw。