ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

松山市議選の結果を振り返る

2006-05-02 01:20:10 | Weblog
オール与党と言われる松山市議会、さらに拍車がかかった格好だ。

改選前は共産4 無所属市民派2の6名が野党側だった。
今回の選挙結果により、共産3 無所属市民派1の4名に減った。

もうイジメでは?
この4名の質問だけに大多数から野次が飛ぶのです。
でも、たった4名だけでチェック機能を果たしていかねばなりません。

市民派を落選させたこと、投票率の低さはここに影響した形だ。

あらためて、このようなバランスで良いのか?と市民に問いたい気持ちがあるなあ。

政治に無関心でいるうちに権力を持つ体制側は簡単に力を伸ばしていく。
そのことを改めて見つめ直すべきではと思いますが・・・。

旧中島町は3241票をまとめ1人当選死守できた。
そして旧北条市は改選前3から6へと数を伸ばした。

どちらも吸収された側の意地であろう。
旧松山市民が投票に無関心でいるうちに、北条の影響が強くなっています。

以上はさておき、性的マイノリティのアンケート回答した立候補者11名のうち10名もが当選したことは
とても心強いことと思いたいな。

意識のある議員には少しでも同性愛者の存在も踏まえて政策に反映してもらえるように
地道に声をかけ続けていきたいと思う。市政与党側の議員も多く答えてくれたのだから!!

当選したら市民の声には耳を傾けない・・そんなことはあってはならないはずだ。

気の遠いことではあるけれど、市民自身が関わっていかねば駄目なんだと今回の結果でも改めて本当に思う。

「今回の活動が俺達ゲイの何になるって言うんだよ?」
投票率を下げ、政治不信とスネる市民の声を聞くに付け、やるせなくなるけど・・

てか、皆が何が出来るか考えなきゃダメなのにね。
俺だってやっているのは取っ掛かり程度。その後をどう広げるかはみんな次第と思うけどな。

はい!今回当選した新人議員にもアンケートを送付して意識を問うことにします!
さらに回答が増えるかもしれないね。

昨日は寝るのが本当に遅くなって・・寝つきも悪かった~。

そうそう、ケーブルテレビの開票速報番組。
もたつきながらも当確もそこそこ早く、他の放送局が夜中の夜中に中途半端に、
また簡単に済ませてたので、地元にとってはとても役立つ放送でした。

当選者のインタビューもあちこち撮って来てたし、映った陣営には喜ばれたでしょう。

最後当選の武井さんの所にもカメラが行ってました。
野党側が少なくなったことへの不安を心細く語る彼女の挨拶を見て、
無投票で済ました市民は何かを考えなければならないのですが・・。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 松山市議選 開票結果! | トップ | HIV予防の声がけを!! »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (円山 潤)
2006-05-02 03:24:04
 最初に、今回の松山市議選を通じて、あくまで謙虚な「自分にできること」の姿勢に徹しながらも、実は実は、深く松山市政にゲイの声を送り続けているゲイリーマンさん始め皆さんのアクションに、拍手と賛辞と、そして労いの言葉を贈らせて下さい。

「あなたたちは、本当に素晴らしい♪」

 遠く遠く離れていても♪、私の心にまで到達する熱くて純朴な想いが、とても嬉しいのはどうしてなのでしょうか。何か、新しいかたちの、日本で可能なゲイリブ的行動のありかた……、まだ産声を上げ、漠々としてはいるのですが、とにかくその何かが、松山に熱く芽生えていると感じています。



 一転、嫌な書き方をしますが……、

 日本の選挙が、本当は、まだまだ死んだままでいることを思い知りましたね……。

 国政選挙では、いわゆる小泉フィーヴァー、乃至は、小泉劇場的”煽り”がありましたから、これまで政治に一切関心を抱いて来なかったような人たちまでもが、何やら積極的に政治参加したかのような大錯覚に捕らわれつつ、とくに、昨年夏の衆議院総選挙では、擬似的満足感のうちに、あたかも政治風土までもが変わったかのような「つもり」になっている日本人の如何に多いことか!! ギャー!!

 とんでもない、とんでもない、とんでもない。

 この秋には、国民の皆さんが大好きな小泉首相は去るのです。次の首相は誰になるか分かりません。安倍さんが後継すると目されているようですが、どうでしょうねえ。……安倍さんって、そんなに素晴らしい人なのでしょうか? 安倍さんは小泉さんではないのですが、国民の皆さんは分かっているのでしょうか? 福田さんが次期総理になったとき、果たして、国民の皆さんがどういう態度に出るのか、私としては興味津々です。(福田首相……大いにあり得ると想っています)

 地方の選挙。

 東京でも、例えば23区の議会選挙などは、もう目も当てられない酷さのまんまです。私が暮らす大田区なんてもう……、アホみたい。投票率は最悪で(5割を切ったりもする)、支援団体――創○学会のような――の強靱な組織票で、圧力団体が議会に人頭を送り込むだけのことなのです。そして、その団体へ利益を流して行くこと、それが政治という名前に化けるのです。行政――区役所は従順たるものです。真面目な人たちの集団ですから。そして、全ては合法的に行使されております。実態はアホらしくとも、インチキとは言えません。投票しない人が悪いとも言えません。しないことも、許容されている意思表示と見なされますから。

 もちろん、投票に行かなかった残り半数の人たちが、出鱈目でも良いから、それぞれが独自の投票行動を執ってさえいれば、上述のような腹立たしい政治の濁りは薄まるはずです。しかし、投票した人に何かご褒美をあげるか、投票しない人を罰するか、そういう施策を講じない限り、選挙が死んでいる日本で民主政治が機能しない現実は、全く変わってくれません。民主主義ルールによって、選挙でしか革命を起こせない、進歩したはずの私たちの現実がこれなのです。嘘みたいな八百長が、合法的に罷り通っているのですよ。

 必ずや、こんな現実をぶっ壊すパワーが沸き上がることでしょう。その中心に、私たちゲイ・パワーがあったら痛快ですね!

 ねーねー。

 武井多佳子さんって、たったの6票差で滑り込んだのでしょ? 最終当選者ね(笑顔)

 ゲイリーマンさんたちの功績ですよ。これ、間違いないです!

 こんどの松山市議選……、あんなに露骨な組織票選挙を経て、ますますオール与党的形骸化が進んだ形の最悪の選挙結果の中で、武井さんを当選させた最後の6票こそ、ゲイリーマンさんたちのアクションによって触発された、私たちの仲間の6票に違いありません。そうでしょう?

 私は、結果を読ませて頂いて、率直にそう感じました。私だけではないと想いますよ。

 多数派が、同性愛者擁護政策に積極的に取り組むと言うのであれば、もちろんそれに越したことはありませんが、概してそういうことにならないのが、これまでの政治でした。松山で、これから与党の政策を注視しましょう。もし、そこに、積極的な同性愛者擁護政策が顕現するのであれば、疑いなく、ゲイリーマンさんたちの圧力が成果をもたらしたことになりますから。

 まだまだ始まったばかりですね。これからが楽しみです。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事