ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

銃乱射事件の犯人を追い込んだものとは・・・

2016-06-16 02:41:28 | Weblog
アメリカオーランドの銃乱射事件、舛添知事の顛末で日本ではもう遠くの事件にされている。

犯人は銃殺されているので、何が本当かは分からないが、いろいろな断片が伝わってきている。
ISのテロだ、いや同性愛嫌悪の増悪犯罪だ・・

そして、犯人は隠れゲイではなかったか?というショッキングなものが出てきた。
もしかして、という予感が当たってきたことに目眩が起きた。

テロの下見という意味でなく、何度もそのゲイクラブには通っていた常連だったという情報
ゲイの出会い系アプリを登録していたこと
ゲイの間で知り合いがいて、出会いや付き合いもあったようだということ
彼はゲイだと思うという証言・・・

事件後に父親が同性愛蔑視発言をするほどの厳格なイスラムの家庭で育ち
たぶん無理に結婚し、同性愛の自分を抑えて生きてきただろう・・

内なるゲイ嫌悪がこの事件を引き起こさせ、アメリカの銃社会が、被害を増幅した。

こちらサムソン高橋さんのブログが大変分かりやすいので読んでみてください

【サムソン高橋・非シャイニー宣言】フロリダ ゲイクラブ銃乱射事件に思う
http://life.letibee.com/news/frorida-gay-shooting/

ゲイをオープンにし、自分らしく生きる仲間たちをどう見ていたのだろうか?
そうできない自分を恨めしく思っただろうか。
自分の家族の前で路上キスをしたゲイカップルをみて、自分との落差に激しい憤りが起きただろうか。

社会の無理解、家族の無理解、そして自分自身を認められない圧力
さらには、仲間と思うゲイたちとも、たぶん多くの人とコミニケーションしづらい孤立しがちな性格
そして、少しづつ社会が受け入れ始め、当事者たちの意識が変わってきた。

自身と周辺の状況に複雑な感情が噴出したか

溶け込めなかったゲイコミニティに向けられたか
自分を壊したかったか
追い込んできた父親に対しての暴発だったか

もう何もかもだろうか

彼に何を差し伸べれば良かっただろう?

社会が変われば、もう少し自分を認められただろうか?家族の意識も変わったか?
これからはこんな不幸は無くしていきたいものだ。

日本も、これから状況が変わっていくだろう。
当事者一人ひとりの乖離がどんどん大きくなっていくのではないだろうか。

既に自分らしく生きはじめている仲間をまぶしく、苛立たしく見ている人もいるだろう

隠れて生きていくしかないとされてきた多くの当事者の闇は深く長い。

そんな乖離を少しでも埋めながらの活動でありたい・・と思うのだが、簡単ではない。

ラッキーにもゲイとして生きはじめている自分たちに、そのような配慮があるか?

見つめ直したい。

胸張り裂けるばかりの事件だ。



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