ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

LGBTのカミングアウトを考える当事者勉強会やるよ!9/5

2020-09-03 04:38:36 | Weblog
同性愛や性別違和のことを誰かに伝えるカミングアウト
当人にとっては決死の思いで踏み切るものではあります。

できれば本当の自分を分かってほしい、でも多くの人に知られたくは無い
隠さないといけないとされてきた本当の自分との向き合いの中でカミングアウトしてしまうことは本当に大変だ。

当事者の中でも、カミングアウトについてはいろんな意見がある
また、カミングアウトする相手も友達や先生、職場の上司や同僚、兄弟や親、それぞれに意味合いが違うもの

昨今のまるでLGBTへの理解が進んできたかと思わせるマスコミの伝え方やネット情報によって
当事者の中にはカミングアウトのその先を深く想像できないままにしてしまう仲間も出てきています。

社会人生活の長い年長の当事者ほどカミングアウトは、身の破滅をもたらしかねない危険な行為・・として考えて来たと思いますが、そういう話を後輩たちに伝えたり話し合ったりする機会は少ないのかもしれません

カミングアウトをせず、一人で抱えて行く必要もないし、カミングアウトしていく人はそれでもいいのだが、十分にその後を想定していた方が良いだろうと思います。
自分もカミングアウトをする生き方をしてきた人間ですが、いろんな失敗もあります。
カミングアウトすれば明るい未来があるという訳ではないのです。

今晩、yahooニュースのトップ画面で取り上げていた長崎新聞の記事

●「どうして、ほかの先生が」 元生徒 守られなかった性の秘密
https://news.yahoo.co.jp/articles/524aefaaed1f321543d1be1497fe6088ed594303
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=673731967952962657
(参考に今日のブログの下の方に記事を張り付けておきます)

これをどう読むでしょうか?

三重県ではLGBTの差別禁止条例や、この記事でも取り上げられているLGBTのアウティングについて禁止する条例が検討されています。

この記事のコメント欄ではいろんな意見や指摘が交わされています。
アウティング禁止の動きがある中、この記事はどんな影響を与えるでしょうね。

なかなか社会の理解を得ることは難しいのではないでしょうか。
この記事の感想などもいろいろ話しましょう。

ということで、
LGBTのみんなにとっても向き合うことの多い「カミングアウト」について
当事者同士の勉強会のような座談会を今週末に虹力(にじから)スペースでやろうと思います!

カミングアウトへの思い、またするならどういうことに注意したらいいか、
うまいカミングアウトのやり方、相手の反応の想定など
いろんな意見を出し合い聞いてみませんか?
1回では終わらないかもしれませんが、まずは第一回目やってみます。

興味がある方は、ぜひお越しください
若い人も、そうでない人もどうぞ、何歳となってもカミングアウトは悩ましい問題です
コロナ禍なのでマスクをしながらと、少人数にはなると思います。
自分自身で考えておく機会を作ってみませんか?


◆「カミングアウト」について話そう
9月5日(土)14:30~17:00
れいんぼ~ティーサロン LGBT当事者交流会(座談会)
えひめLGBTセンター 虹力(にじから)スペースにて
参加費300円以上のカンパ




えひめLGBTセンター 虹力(にじから)スペース
http://rainbowpride-ehime.org/shisetsu/
(同性愛や性別違和、LGBTQ+かな?という皆さんや支援者の方が気兼ねなく過ごしてもらえる場です)

虹力(にじから)スペースでも相談など受けています。
土日を中心に開けていますので涼みがてらおこしください。

運営 レインボープライド愛媛 
http://rainbowpride-ehime.org/

開館予定日 

9月5日(土)14:00~18:00 
9月6日(日)14:00~18:00 カレッジ
9月12日(土)14:00~18:00 
9月13日(日)14:00~18:00

イベント設定のない通常開館日には集まったみんなでお茶飲み話をしています。
お気軽にお越しください。

正確な開館情報はサイトのカレンダーをチェック
http://rainbowpride-ehime.org/shisetsu/
(利用にあたってスペース維持のためにカンパご協力をお願いします)


●「カミングアウト」について話そう
9月5日(土)14:30~17:00
れいんぼ~ティーサロン LGBT当事者交流会(座談会)
参加費300円以上のカンパ

●えひめLGBTカレッジ
9月6日(日)14:00~18:00
学生や若いLGBTのみんなで交流会(10代20代あたり)
中高校生も、専門学校生もOK!学生でない若者もぜひ! 
ウイルス対策をみんなで協力しあって開催しています。
参加費300円以上のカンパ





~レインボープライド愛媛 寄付のお願い~

「10万円給付」でレインボープライド愛媛を助けてください
https://ameblo.jp/gay-ryman/entry-12602750133.html

3月末(去年度)の活動資金を支えるサポーターが大幅に減少してしまいました。
新型コロナウイルスの影響もあってか、支援がほとんど無く困っています。
ぜひレインボープライド愛媛への寄付をお願いします。
1口5000円~何口でも ご工面くださいませんでしょうか!
https://rainbowpride-ehime.org/supporter/index.html
ご支援をいただいた方には、レインボープライド愛媛発行冊子「ホヤケン!」を1年3号分を送付いたします。
今年度、新規サポーター50人を目指してお声がけしています。どうかよろしくお願いします。

「10万円給付」大丈夫な方はぜひ寄付してほしい!
https://ameblo.jp/gay-ryman/entry-12591243384.html
愛媛でのLGBT活動を支える新規50人募集!
https://ameblo.jp/gay-ryman/entry-12608894894.html

【お振込先】
伊予銀行 本店営業部 (普通)4571954
レインボープライド愛媛 あて 

ゆうちょ銀行 618(ロクイチハチ)店 (普通)2245771 記号 16110 番号 22457711
レインボープライド愛媛 あて

振込の場合は、必ずメールかHPのフォームでご連絡ください。
ホヤケン!をご希望の送付先にお送りします。
振込だけでなく、もちろん虹力(にじから)スペースでも受付ています。

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
rainbowpride777@gmail.com


◆    ◆    ◆

●「どうして、ほかの先生が」 元生徒 守られなかった性の秘密(長崎新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/524aefaaed1f321543d1be1497fe6088ed594303
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=673731967952962657

「どうして、ほかの先生が知っているの」
 高校の卒業式が終わって間もない2017年3月。佐賀県在住の健崎まひろさん=仮名、当時(18)=は、大学合格を報告するため母校を訪れた。しばらくして、偶然すれ違った教諭が意味深にこう声を掛けてきた。「今までいろいろ大変やったとね」
 その後に会った複数の教諭も、自分の「秘密」を知っていた。なぜ。
 健崎さんは男性として生まれた。性的指向(好きになる相手の性別)は男性で、性自認(自分の認識する性別)が明確ではなく、短髪と制服にずっと抵抗感があった。「もう髪を短く切りたくない。今までずっと我慢した。最後は自分らしい姿で卒業したい」。同年2月、心と体の性が一致しないトランスジェンダーであることを生徒指導教諭に告白(カミングアウト)した。教諭は淡々と「分かった」とだけ答え、卒業式前の頭髪検査は免除された。その際、健崎さんは「担任と学年主任の教諭以外には他言せず、話が広まらないようにしてほしい」と伝えた。だが、約束は守られず、複数の教諭が「秘密」を共有していた。
 怒りはなかった。ほかの教諭たちも同情し、気を使って声を掛けてくれたのだろうか。ただ当時の健崎さんは掛けられた言葉を「優しさ」と受け止められず、驚きと不安ばかりが募ったことを覚えている。
 「先生たちって、怖い。率直に、そう感じた」

◇5組が宣誓書

 長崎市が性的少数者(LGBTなど)のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を開始して2日で丸1年。市によると1日現在、5組が宣誓書を提出した(1組は既に受領証を返還)。市の担当者は「性的マイノリティー(少数者)の生きづらさをどう解消するのか。学校現場が担う役割は大きく、今後も人権課題の一つとしてとらえ、市教委と連携を図り、教職員への啓発などを取り組みたい」と課題を挙げる。
 実際に性自認や性的指向で悩んでいる生徒に対し、学校側はどう向き合っているのか。教諭に告白した生徒と、複数の生徒から打ち明けられた教諭を県内外で取材した。

 高校卒業1カ月前の告白(カミングアウト)。心と体の性が一致しないトランスジェンダーの健崎さんは話が広まらないよう生徒指導教諭に要望したが、「秘密」は他の教諭に知れ渡っていた。
 「卒業間近で、まだ良かった。学校生活がまだ長く残っていたら、一体どうなっていたのか不安」

■理解示す大学

 幼少期は女の子と人形遊びをすることが多かった。小学生になりジャニーズに夢中になった。中学1年の時、陸上部の男子に初恋をした。「オカマ」「女っぽい」。周囲からの心ない言葉は、いつも陽気を装って笑い流した。
 高校で初めて同級生にカミングアウトし、その後も理解を示してくれる友人に恵まれた。卒業の半年前、生徒指導教諭より先に担任に性自認を明かし「校内でジャージーを着用したい」と相談したが、「卒業まで我慢した方が良い」と言われた。
 現在、大学4年の健崎さんは「女性」として生きている。化粧を楽しみ、髪は肩にかかるまで伸びた。大学側は理解を示してサポートしており、健崎さんは当事者団体のサークルをつくった。4年前の苦い経験をふり返り、こう訴える。「カミングアウトした相手には黙っていてほしいのが本音。学校がリスク管理のため情報共有するのは理解できるが、約束した共有範囲は絶対に守ってほしい」

■信じてくれた

 「生徒からのカミングアウトはうれしい。自分を信じてくれたのだから。だからこそ、軽々しくほかの人には言えない」
 県内の公立中に勤務する保健体育科の40代女性教諭はこう語る。これまで3人の女子生徒からカミングアウトされた。
 3年前。性の多様性について考える特別授業をした後、生徒全員にワークシートを配布すると、2人の女子生徒がこう書いていた。
 「自分を男だと思っている。でも先生は『変じゃない』と言ってくれた。だからこのまま生きます」
 「私は女の子が好き。でも先生、それって変なことじゃないんですね」
 2人のことは、だれにも明かしていない。
 3人目の生徒は、2年前の個人面談で女性が好きだと告白した。さらに制服のスカートが苦痛で、「ジャージーで登校したい」と願い出た。許可するには学校の了承を得ないといけない。生徒に何度も念を押した。「どこまで、ほかの先生に話していい?」
 生徒はつぶやいた。「女性が好きなことは言わないで」
 女性教諭は事情を知るほかの教諭と話し合い、生徒の性的指向を隠した上で職員会議にかけ、ジャージーの登校は認められた。
 「性の問題に限らず、学校としては生徒から相談されたら全員で共有しようという雰囲気がある。ただし、共有範囲や必要性をきちんと生徒に話して確認する必要があるのでは」。女性教諭はそう声を上げる。
 2015年、一橋大の法科大学院の男子学生が同性愛者だと同級生に暴露された後に転落死した。女性教諭はニュースを見て衝撃を受けた。せめて自分の生徒には同じように苦しんでほしくない。「どんな人が好きで、どんな服が好きなのかは、その人の個性。生徒が自分らしく生きていくために学校現場も変わり、柔軟に対応しなければ」

■合意が大前提

 性的マイノリティー(少数者)の子どもの実態に詳しい宝塚大看護学部の日高庸晴教授は「学校側の情報共有は必要だが、生徒との合意形成が大前提。黙って情報共有するのは良くない。共有範囲を生徒と話せることが理想的」と指摘する。さらに「勝手に情報共有をしていることが生徒本人に漏れると、学校や教諭との信頼関係の構築が難しくなる。中高生期は初めてカミングアウトする人も多く、教諭側の対応の在り方が生徒の今後に決定的な影響を与える」と助言する。
コメント
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