ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

「女性こそ「LGBT」の問題に関心を持つべき」坂東眞理子さん

2018-11-26 16:49:19 | Weblog
ベストセラーになった「女性の品格」で有名な坂東眞理子さん(昭和女子大学理事長)が女性こそ「LGBT」の問題に関心を持つべきだと書いてくれていました。

ぜひ読んでみて欲しいです。

■女性こそ「LGBT」の問題に関心を持つべき理由
「自分だけ大変」では世界は変わらない
https://toyokeizai.net/articles/-/250106
https://toyokeizai.net/category/bigaku

坂東さんのような方が「私は性的マイノリティのこと、このように考えるようになったのよ」と発信してくれることは本当に有難いことだと思います。この過程こそが理解が広がっていく姿であろうなと思います。

マナーと言うか嗜みとして、性的マイノリティの話題が出たときに、当事者かなと思った時の振る舞いを提示してくれていて、そのような対応が品格あるんだと言ってもらえるのは助かります。

こう書いてくれています。

【「こうあらねばならない」という抑圧から解放されると、視野が広がり、新しい風景が見えてきます。自分と違った背景を持ち、考え方を持ち、発想を持つ人を「へー、そういう考えがあるんだ」「なるほど」と面白がる。そうした心の柔軟さ、広さが、そして人の痛みがわかることが、これからの社会を生き抜いていくうえで不可欠になっています。】

その通りだ!とエディも思います。

文面の大概を、ありがたいなあ~と読んだのですが、ポツポツと気になるところがありますね。

本当は、東洋経済の編集の方がちゃんと確認しておればいいことだと思います。坂東先生のお近くの方がお伝えくださるといいのですが。

性的指向・性自認は多様だと文章の当初は書かれていますが、すぐ後から性的嗜好・性自認と変わっています。そのあとには性的志向にも変わっています。性的嗜好は性癖に寄っていく言葉であるのと、志向は本人が選んで進めている方向性でまた違う意味になりますから、ここでは同性愛や異性愛、両性愛を示す「性的指向」ですね。

この性的指向を使えるかどうかで、当事者からすればちゃんと分かっている人だなとみなされるところがあるんですよね。

~女性に恋する女性や、男性しか愛せない男性の存在~
と書かれているところがありました。男性しか愛せないの「しか」というのは、何か足りてない人のように言われている感じを当事者としては過敏に受けてしまいます。
異性愛の人々も、女性しか、男性しか愛せない存在ですよね。

「日本は同一性志向が強い国」というところで「同一性」という言葉が使われていますが、みんな一緒という意味で使っているようですが、この流れや本来の同一性はアイデンティティを表す言葉ですので何か変ではあります。みんな一緒でなければならない日本社会の問題はその通りと思います。

細かな点を書き上げてしまいましたが、また一歩踏み込んで考えてもらえるとありがたいです。

最後に、昭和女子大はトランスジェンダーの人を受け入れるのか?という点では、学長として目標をつけていて頼もしく思いました。ぜひ具体的に課題を解消できるように、皆さんで話し合う機会を作っていただき、検討を進めてもらいたいと思います。

これからもいろんな方がLGBTについて思いを語ってもらえると嬉しいです。
コメント
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