大相撲の騒ぎが性的マイノリティにまで飛び火してきた立行司のセクハラ事件
現役最高位の立行司、式守伊之助が、泥酔時に１０代男性行司にセクハラ行為をした問題ですが
その当人と横綱の発言がさらに問題で、このブログにも記録を残しておきたい。
当の式守伊之助からは「自分は男色の趣味はないので、なぜこのような行為をしたのかわからない」という弁明と、事件を受け記者に囲まれた横綱白鵬は「昔は彼の付き人をやっていましたが、そんな趣味はないと思いますけど」とにやけながら答えていたのだった。
男性同性愛者を”問題的な趣味で性的行為を強要する人たち”と決めつけられてはたまらない。
異性愛、同性愛に関わらずあってはならないことで、言い訳になるものでもない。
協会内の政治的な動きに利用されているだろうことも腹立たしく思うが、今回のニュースを見ていると、当事者でなくても同じように憤ってくれる人も増えてきているのだなと感じるところもあった。
ひと昔前であれば、ニュースにもならなかったことかもしれない。
性的マイノリティについても、社会や時代の変化についてこれない人々は多くいると思う。
同性愛や性別違和に対しての誤解から、失言ととされてしまうような言動をしてしまっていたり、差別的とされてしまう態度を指摘され、バッシングされてしまう事例がどうしても現れてくる。
先の自民党総務会長による宮中晩餐会への同性パートナーは出席させるべきではないという発言もそう
今日飛び込んだニュースでは、中日新聞社前社長で現主筆の小出宣昭氏が、名古屋開かれたシンポジウムで大村知事について語る際、「三河に行くと時々、大村さんのような保守かリベラルか、性同一性障害ぐらいの知事が出ます」と発言し、終了後、記者団に対し「言葉が滑った」と述べ、発言を撤回したという。
LGBT当事者たちが憤慨するのは当然だろう
だが、だがなのだ。
次々と起こる失言を血祭りに上げ、狩っていくことで社会はよりよくなるのだろうか？
LGBTにとって生きやすくなっていくのだろうか？
また、血祭りに上げられた人は、また、その発言に疑問を持てなく批判的な動きを苦々しく思っているような人は、どういう意識になっていくだろうか？
根本的な理解を進められていないから、問題発言が次々出てきてしまうのだし、そこを解決していかなければ、この不幸は永遠と続き、人々は共に生きることのできない社会になっていくだろう。
多くが知らなかった、誤解していた、ではないか？
それが悪なのだ！と叩きのめしては、必ずしっぺ返しが来る。
長い活動のなかで、そう思うようになっていきました。
そんなことを考えてLGBT理解増進法を目指しているんですね。
当事者が生きやすくなるためだけの法律でなく、社会全体がよりよくなるためでしょうか。
でも、社会の理解を進める動きができたとしても、困った発言をする人は一部残るでしょう。
その困った人と、傷つく人との間に入ることのできるような一般市民が増えていけば、軋轢は和らぎ、穏やかな社会がつくれるのではないでしょうか。
その努力は、社会全員に求められるのだと思います。
「和を以て貴しとなす」という社会の実現には、間に入る立場であるはずの中庸の人々の努力が必要なのです。
当事者と問題発言をする人との間だけで解決できることではないのですから、そのことを多くの人に分かってもらい、間に入ってもらえる人を増やすことが大事でしょう。
問題発言や行動を避けるための、リスクマネジメントの意識を広げていくことでは、性的マイノリティへの理解を進めることはできないし、人権啓発ではないのだと思う。
人は間違いを起こします。
誰だってそうでしょう。
それを許しあえ、お互いの間違いを埋め合っていける社会でないと息苦しいですよ。
理解増進法によって、社会の穏やかな「仕切り直し」みたいなものができるといいなと思っています。
◆イベント案内◆
■「同性愛のラジオドラマを実現した女性たち」
松山発の全国放送番組をみんなで聞こう！
https://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/66409786.html
日時 ２０１８年１月２８日（日）１４：００～１６：３０
場所 松山市男女共同参画推進センター コムズ ４Ｆ大会議室
入場無料 定員１００人
コムズフェスティバル市民企画分科会
誰でも参加できます！
■松山市人権教育研究大会で性的マイノリティの分科会
映画「カランコエの花」上映！
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/bosyu/H29kennkyuutaikai.html
平成30年1月19日（金曜）午前10時から
松山市総合コミニティセンター 企画展示ホール２F
第5分科会【課題別人権委員会】
参加申し込みは終了していますが、興味ある方はエディまで
虹力（にじから）スペースのイベント
1月13日（土）13:30～18:00 「彼らが本気で編むときは、」の感想会
1月14日（日）13:30～18:00 カレッジ 研修来客もあり
1月20日（土）13:30～18:00
1月21日（日）13:30～18:00 14時から愛大生による研修発表会
★レインボープライド愛媛のホームページがリニューアルできました！★
http://rainbowpride-ehime.org/
ご支援をいただいた皆さんありがとうございます
●えひめLGBTカレッジ
1月14日（日）14:00～16:00
学生や若いＬＧＢＴのみんなで交流会
中高校生も、専門学校生もOK！学生でない若者もぜひ！
参加費300円以上のカンパ
虹力（にじから）スペースにて
●愛媛大学鈴木ゼミの皆さんの学習報告会
1月21日（日）14:00～16:00
性的マイノリティや一橋大アウティング事件を学習をした皆さんによる学習報告を虹力（にじから）スペースでしてくれます
誰でも参加できます
参加費300円以上のスペース利用カンパ
●レインボープライド愛媛・家族の会
3月25日（日）18:00～21:00
親御さん同士の交流会
参加費1000円以上のカンパ 夕食付（ＬＧＢＴのみんなも参加できます）
虹力（にじから）スペースにて
12月1月とレインボープライド愛媛の啓発イベントが続きますよー！！ぜひお越しください
イベントのお知らせ
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
rainbowpride777@gmail.com
現役最高位の立行司、式守伊之助が、泥酔時に１０代男性行司にセクハラ行為をした問題ですが
その当人と横綱の発言がさらに問題で、このブログにも記録を残しておきたい。
当の式守伊之助からは「自分は男色の趣味はないので、なぜこのような行為をしたのかわからない」という弁明と、事件を受け記者に囲まれた横綱白鵬は「昔は彼の付き人をやっていましたが、そんな趣味はないと思いますけど」とにやけながら答えていたのだった。
男性同性愛者を”問題的な趣味で性的行為を強要する人たち”と決めつけられてはたまらない。
異性愛、同性愛に関わらずあってはならないことで、言い訳になるものでもない。
協会内の政治的な動きに利用されているだろうことも腹立たしく思うが、今回のニュースを見ていると、当事者でなくても同じように憤ってくれる人も増えてきているのだなと感じるところもあった。
ひと昔前であれば、ニュースにもならなかったことかもしれない。
性的マイノリティについても、社会や時代の変化についてこれない人々は多くいると思う。
同性愛や性別違和に対しての誤解から、失言ととされてしまうような言動をしてしまっていたり、差別的とされてしまう態度を指摘され、バッシングされてしまう事例がどうしても現れてくる。
先の自民党総務会長による宮中晩餐会への同性パートナーは出席させるべきではないという発言もそう
今日飛び込んだニュースでは、中日新聞社前社長で現主筆の小出宣昭氏が、名古屋開かれたシンポジウムで大村知事について語る際、「三河に行くと時々、大村さんのような保守かリベラルか、性同一性障害ぐらいの知事が出ます」と発言し、終了後、記者団に対し「言葉が滑った」と述べ、発言を撤回したという。
LGBT当事者たちが憤慨するのは当然だろう
だが、だがなのだ。
次々と起こる失言を血祭りに上げ、狩っていくことで社会はよりよくなるのだろうか？
LGBTにとって生きやすくなっていくのだろうか？
また、血祭りに上げられた人は、また、その発言に疑問を持てなく批判的な動きを苦々しく思っているような人は、どういう意識になっていくだろうか？
根本的な理解を進められていないから、問題発言が次々出てきてしまうのだし、そこを解決していかなければ、この不幸は永遠と続き、人々は共に生きることのできない社会になっていくだろう。
多くが知らなかった、誤解していた、ではないか？
それが悪なのだ！と叩きのめしては、必ずしっぺ返しが来る。
長い活動のなかで、そう思うようになっていきました。
そんなことを考えてLGBT理解増進法を目指しているんですね。
当事者が生きやすくなるためだけの法律でなく、社会全体がよりよくなるためでしょうか。
でも、社会の理解を進める動きができたとしても、困った発言をする人は一部残るでしょう。
その困った人と、傷つく人との間に入ることのできるような一般市民が増えていけば、軋轢は和らぎ、穏やかな社会がつくれるのではないでしょうか。
その努力は、社会全員に求められるのだと思います。
「和を以て貴しとなす」という社会の実現には、間に入る立場であるはずの中庸の人々の努力が必要なのです。
当事者と問題発言をする人との間だけで解決できることではないのですから、そのことを多くの人に分かってもらい、間に入ってもらえる人を増やすことが大事でしょう。
問題発言や行動を避けるための、リスクマネジメントの意識を広げていくことでは、性的マイノリティへの理解を進めることはできないし、人権啓発ではないのだと思う。
人は間違いを起こします。
誰だってそうでしょう。
それを許しあえ、お互いの間違いを埋め合っていける社会でないと息苦しいですよ。
理解増進法によって、社会の穏やかな「仕切り直し」みたいなものができるといいなと思っています。
◆イベント案内◆
■「同性愛のラジオドラマを実現した女性たち」
松山発の全国放送番組をみんなで聞こう！
https://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/66409786.html
日時 ２０１８年１月２８日（日）１４：００～１６：３０
場所 松山市男女共同参画推進センター コムズ ４Ｆ大会議室
入場無料 定員１００人
コムズフェスティバル市民企画分科会
誰でも参加できます！
■松山市人権教育研究大会で性的マイノリティの分科会
映画「カランコエの花」上映！
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/bosyu/H29kennkyuutaikai.html
平成30年1月19日（金曜）午前10時から
松山市総合コミニティセンター 企画展示ホール２F
第5分科会【課題別人権委員会】
参加申し込みは終了していますが、興味ある方はエディまで
虹力（にじから）スペースのイベント
1月13日（土）13:30～18:00 「彼らが本気で編むときは、」の感想会
1月14日（日）13:30～18:00 カレッジ 研修来客もあり
1月20日（土）13:30～18:00
1月21日（日）13:30～18:00 14時から愛大生による研修発表会
★レインボープライド愛媛のホームページがリニューアルできました！★
http://rainbowpride-ehime.org/
ご支援をいただいた皆さんありがとうございます
●えひめLGBTカレッジ
1月14日（日）14:00～16:00
学生や若いＬＧＢＴのみんなで交流会
中高校生も、専門学校生もOK！学生でない若者もぜひ！
参加費300円以上のカンパ
虹力（にじから）スペースにて
●愛媛大学鈴木ゼミの皆さんの学習報告会
1月21日（日）14:00～16:00
性的マイノリティや一橋大アウティング事件を学習をした皆さんによる学習報告を虹力（にじから）スペースでしてくれます
誰でも参加できます
参加費300円以上のスペース利用カンパ
●レインボープライド愛媛・家族の会
3月25日（日）18:00～21:00
親御さん同士の交流会
参加費1000円以上のカンパ 夕食付（ＬＧＢＴのみんなも参加できます）
虹力（にじから）スペースにて
12月1月とレインボープライド愛媛の啓発イベントが続きますよー！！ぜひお越しください
イベントのお知らせ
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http://rainbowpride-ehime.org/
rainbowpride777@gmail.com
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