ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

親と子の向き合い、濃密な時間でした

2013-11-08 05:12:53 | Weblog
昨晩の「人権シンポジウム 親と子のハートをつなごう 多様な価値観を生きるために」
難しく、挑戦的なテーマだったですが、思いはある程度込められたか・・・

自分はゲイとして、親の立場になったことがないので
そこを突かれると何も言えなくなりますが、それでもあえてこのテーマで
自分も自信の抱える親子関係にも向き合ってみようと試みたものでもありました。

それは、苦痛というか、しんどいもので
親子という切り離しがたい関係でありながら、割り切れてしまえれない難しさ

多くの人が、親の側も子の側も棚上げてしまおうと思うことです。

そこに向き合うことこそ、自己を確立させていくことだ・・

修養、修行のような話ですが、
自分を持たないと、自分も不幸になるだけに留まらず、周辺にまで悪影響を与えます。

親に縛られない自分、誰に許しを得るでもない自己を持つこと
それは本当に大変なことですが、そういう努力をしていかないといけないのでしょう。

「自分らしく生きる」とは何か?という問いにパネラーで参加してくださった大野さんが
”自分にウソをつかない生き方”のことだと話してくれました。

社会や周辺は、自分らしく生きないよう、生かせないようにしてきます。
その上で、自分らしく生きようとすることは、大変な労力が必要です。
そうしない方が楽で、身を守れそうです。

でも、そこを模索しないと
誰かを「自分らしく生かせない」一人になっていくのでしょう。

親のことを思い、自分を抑えた生き方をする。
それは本当に逃れにくい呪縛ですが、生きることへの裏切りなのかもしれません。

LGBTはまだ小さな声で、少しの人が声を上げ始めた・・といった段階ですが
自分にウソをつかない人生にするために、もがき始めたところです。

意識もなく無関心な他者に、声を上げ始めた人が出てきたばかりです。


誰かのために生きているのではない
まずは自分の為に生きなければならない、自分の生きる意味をみつけるために
そして、自分の生きる意味は、自分の為ではないことに気づいていくだろう


自分でもまだ整理できないところがいっぱいで、まとまりのないことを書いていますが
とっても中身の濃い時間になってたと思います。とても挑戦的であったと思う。

LGBT当事者で声を上げてくれた方の何度もの叫びも、内容を深くさせてくれました。

パネラーの言葉に、参加者の思いに
参加のあちこちから涙を拭く様子が見えました。

2時間ではまったく足りない思考と向き合いの時間でしたから、予定の20分もオーバー。
話を収拾していくのも大変でしたが、参加の皆さんも一生懸命考えてくださった。

消化不良なところは後を引いて考えてもらえるチャンスと思う。


ただ、せっかくの濃密思考ができるめったにない機会でしたのに
市民の集まりは悪かったのがもったいない限りです。

あっけらかんと楽しめるものではないからでしょう。

でも参加の皆さんとはとても深い時間を過ごせたと思う。
自分たちの経験、また自分自身にもいい機会になったと思える。

我ながら、こんなテーマにしてしまい
やり遂げるまでの時間、やってる間も向き合うことがキツく頭抱えながらのことでしたが
そういう点も参加の皆さんと一緒に共有していくことができた、とても不思議な時間だったかもしれません。

大変でしたけど、この向き合いはみんなの身になった。
そのはずです。


参加ご協力の皆さんありがとうございました。
10分での後片付け、みなさん手分けしてくださってありがとうございました。
仲間のみんなも、準備に撤去、あれをやり遂げてしまえる経験力??心強かったです。

パネラーの黒田さん、大野さん
大先輩のおかげでいい時間が出来ました。ありがとうございました!



レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/

◆「人権シンポジウム 親と子のハートをつなごう 
           多様な価値観を生きるために」◆
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/64366042.html



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