式年遷宮の時を過ごして

伊勢神宮、内宮の遷御があるその日の午前と、遷宮初日とをはさみながら
特別な伊勢の時を４日過ごしてきました。

内宮の参道、その木々の森を進むと心があらわれます。

遷御のある２日は１３時までしか参拝できません。
午前中早目に自分たちも伺いましたが、その晩にある遷御の儀に向けて
準備が着々という感じでした。

なにより興奮したのは、神様の通り道(屋根付き)がこの時期にのみ登場すると
噂に聞いてたものが、本当にあったこと。

ここを今晩、天照大御神が通り過ぎるの！？！？ほんとか！！
これがそうか！！と興奮しまくりでした。

神宮の森は新しくできた新宮のヒノキの香りが何とも言えません。

輝くばかりの新宮と今日までの、古くなったお宮も名残惜しく
両脇の近づけるところまでいって中の様子をじっくりみさせてもらってました。
(写真は撮れません）

儀式も続き、途中何度も厳かな様子を見ることもできました。

遷御の儀に立ち会える、特別な人のための席がずらっと３０００席
正宮前にも総理をはじめとしたお歴々の席

特別の日に立ち会えられたんだなという気持ちと
そこここで、階層社会と下々のものの格差を思い知らされる場でもありました。

遷御の時間、ここも三重に宿泊してたからのことでしょう
テレビで遷御の儀の生中継が見られたのはラッキーでした。

本当の生を放送するのは恐れ多いとのことだそうで、２０分遅れで放送されてた。

翌日、テレビでもそのことばかり
相当な人出になるのかもと恐ろしく思いながら内宮に向かいますが
９時くらいに到着できればそんなことはありませんでした。

ただ、その日も儀式が続き参拝は途中途中で止められているのが混雑にはなってました。

遷御後ですが、昨日あった神様の通り道はすっかりなくなってました！
夜中の５時間程度であれだけのものが片づけられるのか！！
信じられない光景とともに、お引越し後の内宮は穏やかに開けてました。

奥にある古い社殿へは、もう立ち入り禁止で近づくこともできませんでした。

外宮でのせんぐう館は見応えあり！
ただ、博物館の神宮徴古館が遷宮の期間は休館になってたのがショック
まあ前に見たことがあるので我慢

でも皇學館大学にある神道博物館に初めて行ったのだけど凄かったです。

存分に伊勢を過ごしましたが、車で行ったこともありグッタリ
行く前からの疲れ、戻ってもすぐにイベントの司会などをやったりと休めませんでした。

ようやくこの２日ほど休養の日々です。

パワーはもらってきたけど、そのパワーは無事に戻ってくることで使い果たしたか(笑)

少しづつ整えていきますね

日本という国がどういう国であるのか？
いろいろ考えさせられる日々でした。