ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性分化疾患を描く新ドラマ「IS アイエス」

2011-07-05 00:03:07 | Weblog
この7月改編の新ドラマで、性分化疾患(昔はインターセクシャルとか半陰陽とか言われていました)を
描いたドラマが始まるんだそう。

六花チヨさんの原作マンガが元になっています
切ない青春恋愛もののようですね

■ドラマ「IS(アイエス)~男でも女でもない性~」
7月18日22時~テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/is/index.html

生まれながらにして性別の判断がしづらい人を性分化疾患といいます。
人は、男か女かを判別するとき当然のように性器の形で判断すると思いますが、それが難しい人、
性器が二つあるように見える、判別しにくい・・そういった人がいるのです。

2000人に一人もいるとされていますが正確には分かりません。

同性愛や性同一性障害を考えるときに、「体の性」「心の性」「好きな性別」といったところが
人はそれぞれ違っているものなんだと自分もよく話しています。

世間の多くの人が信じて疑わない「体の性」であっても明確に出来ない方がいる。
それも思った以上に多く。

この性分化疾患も同性愛や性同一性障害などの性的マイノリティの範疇に入るとされています。
自分たちの仲間です。

でも、自分もその当事者だという人には出会えていません。
まだ言えないだけなのかもしれません。


性同一性障害につづいて、これから注目されていくだろう性分化疾患。

男女を明確にしがちな社会の中で、厳しい眼差しにさらされながら生活されていることでしょう。

気持ち悪い、化け物だとひどい扱いをされたり、親も向き合えずにいたり、
同性愛と勘違いされて馬鹿にされたこともあるはずです。

性同一性障害とも違うその立場
このドラマをきっかけに理解が進むといいなと思います。


性同一性障害に性分化疾患、どちらも医療的な扱われ方をすることで理解は進みそうです。
「同性愛とは違う!」ということも、大きく伝えられていくでしょうが
同性愛への偏見が解決することなく取り残されていく様子も想像されてしまいます。

ドラマで性分化疾患をどんな風に描かれるか楽しみですが、一度でいいから
本気も本気で、ワンクールを同性愛一本のドラマを作ってみてはどうなの?とも思います。

自分がゲイだからというひがみもありますけど、同性愛への偏見そのものを真正面に描いてみて欲しい。

さてこのドラマ、テレビ東京系なので松山ではすぐに見れそうにありません。
3ヶ月か半年遅れで衛星放送(BSジャパン)で見ることになりそうです。

性的マイノリティ全般の理解が進むようなきっかけになるといいのですが。
「ひとりひとり違っていいんだ・・」というのは良い感じがします!!
コメント (2)
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