ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

メルトダウンに驚くこともなく??

2011-05-13 01:01:01 | Weblog
ようやく東京電力が福島第一原子力発電所1号機のメルトダウン(炉心溶融)を認めた。
入れた水が満杯にならない、どこかへ汚染された水が多量に流れ出ている。

まだまだ続いている福島原発の大事故
メルトダウンと聞いても「それもありなん」と落ち着き払っている日本人・・

相当おかしいことであるけれど「仕方がない」で思考を停止させているかのよう。
深刻に考えることを拒否しているかのようだ。

原子力をすぐやめることは難しいのは分かっている

エネルギー資源の少ない日本では、外国に頼りきりではまずい、資源を絶たれる事態が起きた場合でも
原子力発電所があることで助かるだろう・・そう為政者は考えて推進してきたと思う。

日本という立場を考えればそれもそうだろうと思う。

その考えは、40年前の日本で考えた苦渋の決断であったのだろうが、一刻も早く代替手段に切り替える算段を
忘れてはならない!と厳しく受け継がれてはこなかったのだった。

原子力を動かしてから40年もたった。愛媛の伊方原発もそうだけど30年を越えた炉が働き続けている。

今思えばこの20年、10年の間に、原子力に変わる準備を推し進める方向性をもっと真剣に模索すべきだった。

あくまでギリギリの選択として原子力利用であり、いつまでもではない、
出来るだけ早く切り替えなければと考えてこなくちゃいけなかった。

でもそのまま頼り切ってしまった。

頼り切ったあげくに、どんどん推進してしまった。
CO2を出さないエコエネルギーなどと陳腐な論理に騙されてしまった。

繰り返し巻き返しの広告展開をすっかり受け入れてしまった。

原子力の恐ろしさを知りながら、過疎地に押し付け、自分には直接的な影響はないだろうと
多くの国民が推進してきた。

そのつけが廻ってきてしまっただけだ。

今回の大事故についても、だんだんと慣らされて、また自分たちは危機意識がずれはじめているように思う。

代替手段を見つけるために国を挙げて総力をあげよう!!
そういうことを管総理にはぶちまけて欲しい。

そういう途方もない目標でも、必ず切り開いていく責任がある、そう国民を鼓舞させて
日本みんなで突き進みたい時だろうと思う。


長年、原子炉研究に携わってきた研究者でありながら、原発反対運動を続けてきた方の話が下記にあります。
とても分かりやすいと思うと同時に、自分たち日本人がしでかしていることの恐ろしさを思い知ります。
http://lumokurago.exblog.jp/16312719/
必読です

■福島第一原発1号機「メルトダウン」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110512-OYT1T01114.htm
コメント
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