ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
見た目問題当事者としての情報発信中!

ちらし寿司で桃の節句

2013-03-04 10:53:36 | 日記・エッセイ・コラム

今年のひな祭りは寒い一日でした。最低気温2度・・・。寒すぎる。

そういえば、うちには女の子がいないので、桃の節句ってお祝いしたことなかったなと思いまして。

雛人形はもちろんないし、巷にあふれるひなあられや甘酒の類なども買ったことない。

かといって、5月5日の端午の節句に何かご馳走するかといえばそうでもなく。

ガラスケースに入った兜飾りを出してきては、埃がたまって、たまに拭き拭きする程度。

よし!それなら今年はちょうど日曜日で家族揃っているし、ちらし寿司でも作りましょうかということで、朝からせっせと食料買い出しに行って作ってみました。ちらし寿司。

こちら関西ではバラ寿司と呼ぶことの方が多いです。由来は知りません。

このバラ寿司。

子どもの頃はよく母が作ってくれました。結構うちではご馳走の部類にカテゴライズされていたかな。誰かの誕生日とか記念日とか。

桃の節句はもちろんですが、初夏にはグリンピース(路地物)を入れたり、新生姜で作った自家製のガリを入れたりして、季節ごとのバリエーションがあったように思います。

今みたいに便利なすし太郎なんかなかった時代でしたので、結構手間暇かかっていたのだと思いますが、母はあんまり苦にならず作っていたようでした。

私もできれば今風のイクラや鮭やサーモンがどかっと乗っているハデハデしたものではなく、春野菜をメインにした昔風の(早い話が昔母が作ってくれていた)バラ寿司が食べたいなあと思い挑戦してみました。ちなみにいつもはググればさっと出てくるクックパッドですら、このバラ寿司のレシピは出てきませんでした。見栄えがよくて手抜きのばっかりで。もうこうなったら、母に肝のところだけメールで教えてもらって、あとは自分の舌の記憶だけが頼り!

まずは酢レンコンから。薄くスライスしたレンコンをさっと茹でて熱いうちにお酢、砂糖、塩、昆布、鷹の爪を合わせたものに漬け込みます。

牛蒡をささがきにして酢水に漬けて、さっと茹でこちらもあく抜き。

蕗はさっと茹でてこれもあくを抜いてから筋を剥きます。

だし汁に少量のだし醤油、砂糖、みりん、酒を加え、人参、牛蒡、薄揚げ、筍(水煮)をコトコト炊きます。大方火が通ったところにエビと蕗を入れて5分ほど煮詰めます。エビと蕗はあまり火を通しすぎると食感が悪くなるので要注意。常温になるまで冷まします。

穴子と干し椎茸の甘辛煮は今回スーパーで買ってきたものをそのまま利用しました。

ご飯を炊いて、熱いうちにすし酢と合わせるときにちりめんじゃこをいれると美味しいよと母からアドバイスをもらっていたのでそうしました。

寿司飯は扇風機でガーーーっと急速に冷やします。(もちろんうちわでも可)

さきほど炊いた人参などの具材と酢レンコン、穴子、干し椎茸、千切りにした大葉、ゴマを入れてざっくりかき混ぜ、上に細く刻んだ海苔、錦糸玉子、さっと茹でた絹さやを細く刻んだものをふりかければ出来上がり!

ーーーーーーーーーーーって一連の工程、面倒くせーーー!!

昔の人は偉かったのね。本当に。

現代人はこんな面倒な料理、一から作る人なかなか居ないのではないのかしらん?

穴子をさばいて煮たり焼いたりするところから、あるいは筍を糠と鷹の爪で煮るところから始めたらもうキリがないくらい大変だよ、これは。昔の人はホンマにようやってたなという感じ。

お陰様で梅にも夫にもお味のほうは好評で美味しいと言ってもらえたことだけがよかったですけど。

これでまずいとか言われたらマジ凹むし。

一応、ハマグリのお吸い物も作ったりなんかして、桃の節句は終わりました。

まだまだ料理のレパートリーは母にはかないません。母が生きている間にいろいろ教えてもらっておこうと強く思った次第です。

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