ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
見た目問題当事者としての情報発信中!

女三人@銀座

2007-07-14 00:00:00 | インポート
 翌日は14日のコンサート参戦組と昼間オフ会をやって、私はそのまま夕方の新幹線で大阪に帰る予定だった。だが、私にどうしても会いたい、連れて行きたい店がある!と女友達のCちゃんから連絡があった。新幹線の時間を少し遅めにすれば会えないこともない。ということで台風のどしゃぶりの雨の中、Yちゃんと共に女三人の飲み会を銀座で決行となった。

 落ち着いた店内のインテリアや凝ったお料理の数々。そして厳選されたお酒に舌鼓を打ちながら女三人、しかも酒飲みばかりが集まると自然と話の流れは二人の恋愛話へ。一応私は既婚者だし、一番年長だから「相談される」という形を取っているが、女の話す恋話などというものは、ただ単に誰かに聞いてもらいたいだけなのだ。話すこと自体に意義があるだけ。

 二人とも年恰好はよく似通っているのだが、彼女達の恋する相手は全く違ったタイプで年齢も職業も全く異なる。だから2パターンの恋愛かと思いきや、女という生き物は恋をすると全く同じ症状にとりつかれているのが興味深い。相手の出方をじっと観察し、次にどう攻めたらいいのか、いや、攻めるよりも待った方が得策なのか。などいう話を聞いているとじれったいのなんのって。

 だがこの「じれったさ」こそが恋愛の醍醐味。押したり引いたり、ある時は突き放したり、かと思えば思いっきり甘えたり甘やかしたり。私はそんな風にして彼女達が迷い、揺れ、戸惑いながら幸せを掴むのを端から傍観しているだけだ。そしてきっと彼女達はいつの日か幸せを掴む実力がある。後は縁の問題だけだろう。久しぶりに聞く彼女達の心の奥深いところの叫びのようなものをアテに私はグラスを傾け、最終真近の新幹線に飛び乗った。