ネゴシエーター宮本、そしてニューオータニ。

　子どもが夏休みになると、私の日常も彼のそれに合わせて、少しずつ狂う。うまく言葉に表せないが、何しろ日常が少しずつ、歪む感じ。

　ま、少し、古くなるが、サッカーアジアカップ戦では、ヨルダンとの試合にPKで競り勝った。GK川口のスーパーセーブが新聞では取り上げられていたけれど、私としては、中国重慶のスタジアムのコンディションが悪く、中村とサントスがPKをはずした時点で、宮本選手がゴールを替えて欲しいと交渉した姿が微笑ましかった。

　あの時点で、何がしかのブレイクを入れなければ、空気はヨルダン一色だっただろう。そういう意味で、宮本のネゴシエーションぶりには、頭が下がる。ナインも少し、頭が冷やせただろう。

　本当は試合直後に興奮状態で、この日記を書いてみたい。でも、その後に控える、お子ちゃま達の夏休み。そして、大人の息抜きの時間。ニューオータニで少し、英気を養った。でも、思うところはいろいろある。ネゴシエーター宮本に感動しつつも、レモンチューハイなど飲んで非日常と日常を行ったりきたりする。水の都を再現する「水上バス」も乙な酷暑である。今夜も夫の鼾に乾杯。グーガー。