ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

昨日は

2006-01-22 23:58:15 | いろいろ
もう一つ、国際開発の学生団体のミーティングがありました。YDPです。

延々3時間半。

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社会に具体的な形で働きかけていこう、という姿勢があるのが自分にとって目新しい部分。

将棋でもジャグリングでもマイムでも、普通にやってる分には縁のない方向性で、
でも割と自分はこういうこともやりたかったんだと思う。

「舵取りをする側に立って社会へ乗り出す」というのはとても大変な分、やりがいもあるから。
ほんとは将棋でもやりたいし、ジャグリングでもやりたい。
でも、たかが一大学生が活動できる場はなかなかない。

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目的は、既存のユース団体のネットワーキング。

学生など若い世代を中心に活動している団体同士のつながりを作ることでより大きな規模でのプロジェクトを可能にしたり、
交流を持たせることで各々を活性化させていく狙いがある。

その際に特徴的なのが、企業など民間セクターや、政府関連団体などの協力を受けることがあること。
つまり、「加盟団体の目指すものと、社会におけるアクターの目指すものとに重なり部分がある」というのが、
これまでの自分のやってきたことにはなかった新しい部分。

社会で広く求められているものにユース世代なりに組織を組んで取り組める、ってことかぁ。

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「ニーズを汲み取り、組織を編成して活動する」という手段って、全く考えてきませんでした。

将棋なら、「アマチュア」とか「学生」とかってセクターがあって、それぞれの統括団体もあるわけだけど、
基本的にやってるサービスは「大会運営」ですね。

案外、「普及活動してみたい!」みたいな学生いたりしませんか?
あるいは「将棋イベントを企画してみたい!」とか。
これはこれで大会にはない楽しさがあると思うし、将棋の強い弱いに関係なく意欲があれば取り組めます。


そんな場があってもいいかも?

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学生の視点から、面白そうと思えることを企画して、時にはプロやアマに協力を要請して、
場合によっては企業や文化庁の協賛も取り付けられるかもしれない。
各種メディアも巻き込めるかもしれない。

みんなでアイディアを出しあえば、とーっても面白い祭を作れるかも??

さらなる視点としては、囲碁やオセロ・チェスなどとのコラボレーション、
あるいは日本文化つながりでの団体を集めた「文化祭」だって・・
あ、すいません妄想です。

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ちょっと僕自身はですね 
現時点では恐らく僕を知る99.9%の人に、「キミに組織は向いていない」って言われそうなので笑

まずはYDPで組織や社会に関していろいろと経験を積んでみるつもりです。
特に、アイディアを実際に実行に移せる力が弱い気がする。実行力。

でも上記みたいなことやりたい、って人いたらいつでもいいので声かけてください~

はろはろ

2006-01-22 01:12:25 | いろいろ
相田みつを展を見てきました。

ホントは非常に技術のある書家だということがわかったり、
仏教に支えられていた人だったんだなぁと初めて知ったり、などなど 知らなかった一面に出会いつつ

厳しさをも根底に含む真の「やさしさ」が感じられて、
人の弱さをも直視するその眼差しには深い感銘を受けました。

出会えて、よかった。ってちょっと思った。

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あの無骨でオロオロしてるような書体。
あれも長年の末に創り出したもので、また何度も書き直したりして作品を書いていったらしい。

「どんなに上手い字を書いても、見る人は、
 へえ、こいつはなかなか上手いなあ、
 と感心はしてくれるが、
 うーん、いいなあ、と感動はしてくれない。
 だから自分は若い頃から技術だけの勝負をしようとは思わなかった。」


いろんな意味で耳が痛い。ジャグリングの人も将棋の人も、特に奨励会の子にも、参考になる言葉かも?

ただし。
その横に相田みつを美術館の館長さんでもある、みつをの息子さんのコメントの中には、
「しかし、しっかりとした技術がなければそのような表現には辿りつけないのです。そこが、難しいところですね。」
とも書いてあった。

技術は身につけなければならない。
しかし、それは表に出して見せ付けるために身につけるものではない。

ただ、首をうなだれるばかり哉。

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テーマは観音賛歌。写真家とコラボして仏像の写真もたくさん展示されてました。

仏像、意外といいですね。

「この人の肌は何色なんだろう?」とか、
「その肌は、硬いのかな、柔らかいのかな。」とか、
「まぶたは、重いのかな。どこに力が入っているんだろ。それとも完全脱力?」とか、
なんとかかんとか 

眺めていると、不思議と飽きない。
吸い込まれていくように、想像の世界に入り込んでしまいました。

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おみやげ屋さんで、ミニ色紙を買っちゃった。
去年の秋にお世話になった、日本が大好きなケーキ職人のおじさんに送ってあげようと思う。

遠く離れた国にも、みつをの言葉が届いたら。ちょっと嬉しい。