バンダルガン国立公園=Parc National du Banc d'Arguin=PNBA
モーリタニア北部、ヌアクショットとヌアディブの間の沿岸に広がる12,000k㎡の広さを持つ国立公園です。そのほとんどがラムサール条約の登録地になっているの。
園内に8つある漁村を仕事で担当している知人ミスターJが案内してくれるというので、NDBメンバー女子3人で行ってきました。
これまでに日本人と仕事をしたことのあるJなので、「日本人は時間厳守」というイメージがあるらしく、「出発は6時半だよ」と言われていたんだけど、本当に6時半ぴったりに迎えに来た…びっくり。
このイメージを崩さないように気をつけなきゃ(笑)。
100kほど国道を北上したら、海に出て海岸を走る↑。ここまできてもまだ9時(笑)。
でも、潮が引いている時間帯じゃないとこれはできないから、それを見越して6時半に出発だったね…と納得。
海には漁に出る船や、カモメやペリカンがいて、その反対側には砂丘や村が過ぎていって…すばらしい景色。
公園内で一番南に位置するマンガール村(この村だけ夜は電気が通る)を過ぎたら再び内陸に入って、マングローブを海岸線沿いに眺めなら(森谷屋にもあるのね)更に北へ進む。
しか~し、ここで…なんと…
車故障…。
突然エンジン音に変な音が混じったと思ったら、スピードが上がらなくなって止まってしまったんだって。確かに、音が変だった。
1週間前に車の整備をしたばかりなので、J本人が一番驚きとショックを受けてました。まぁ、オイルもラジエーターも問題ないようなので、様子をみることに。
30分ほど経ってエンジンがかかったものの、念のためさっき通ったマンガール村に戻るべく車を走らせてみると…やっぱり止まった…。
「あの丘に登れば携帯の電波があるはず」とJは丘へ。結局ここで救援を待つことに。
でも…ちょうど砂丘も村もな~んにもなところ。
ひたすら歩いてみたり(JとS姉さんがカップルのようで笑える)、
草を眺めたり、
丘の上から車と先の湾を眺めてみたり、湾の手前で昼寝したり、
ひたすら空を眺めてみたり、
おっきな自然を満喫! 飽きずに4時間弱を過ごしたのだけど、なんとこの間1台の車も1人の人も通らなかった!! やはり複数の車両で移動するというのは必須かも…今回は現地を良く知る人が一緒だったので、全く心配していなかった。
結局、知り合いの車が到着したのは午後14時。引き返すという選択肢もあったんだけど、実は、ミスターJが既にTesoot村にテントと食糧となる羊の用意を頼んであったので、どうしても私たちをそこに案内したい様子。私たちにはどちらが良いのかわからないので、一番現地を知ってい人の判断で、予定していたTessot村まで知り合いの車で送ってもらうことにしました。
村まではこれまでとうって変わって砂道も砂道。何度も止まってはバックして4駆にして進むを繰り返してやっと到着。みんな腹ペコです。
村にテントは用意されていたけれど、なんと私たちが着いた途端、羊が出てきてさばかれてました!予定時間を過ぎても私たちが来ないから、さばくにさばけなかったんだって。
今から準備!?と思ったけど、さすがに慣れていて、あっというまにミシュイ(羊肉のBBQ)が出来上がり、遅い昼食。
テントの中は以外に広くて快適です。食後はもちろんミントティー。そして、車を持っている村人と交渉して、明日のヌアクショットまでの足を確保したので、予定通りこの村に宿泊決定!
とういうことで、日が暮れる前に海辺をお散歩。
曇ってきて夕焼けや星空は見られなかったけど、夜は魚を炭火焼きにして、村のおばちゃんたちの歌をきいたり…シンプルでゆったりの時間でした。