20㎏のツマル

村を出てラバトに挙がる日。
昨日は結局眠れなかった、家の片付けも終わっているような終わっていないような。
そして朝からいろんな人が挨拶に来てくれた。
まだ最後のゴミ処理とかいろいろやることがあってバタバタしていたのだけれど、嬉しかった。なんと空き瓶に入れた魚を「これかわいいから持っていって！」という姉妹にはびっくりさせられたけど、気付けば、村人からもらった物で大荷物。

おまけにいろんな人からさらにツマル（なつめやしの実）をもらい、なんと20kのツマルを抱えて号泣でお別れしてきました。
「もう泣いちゃだめだよ。車の中で泣いていたらおかしいでしょ」というお母さんも泣いていた。
でもまたきっと会える気がするから「またね」といってお別れでした。


↑ツマル…これが6箱ぐらいかな

サプライズ・パーティー

「今日は午後2時から活動するから絶対に来てね」

12月に入ってからは染色活動に顔は出していたけど、この1週間は帰国準備で顔すら出せない日も多くなっていた私に、女性たちからこう言われていた。

もちろん今日は最後の日だし、行くつもりでいたけどなにやらいつもと場所が違う様子。
そして数日前から女性たちの行動が怪しい…何かあるな、と思いつつ行ってみると、なんと私のお別れパーティーでした

それも、テーブルにはジュースや村では見たこともない豪華なバターケーキが並んでいる…聞けば、女性たちでお金を集めて今日の準備をしたとのこと。もうその時点で私の目はウルウウル。
一人５DHなんて大金だよ。
午前中エルフードまでケーキを買いにって準備したとのこと。
私なんて手にヘナを書いてもらっていたよ。
しかも、言い出しっぺは誰なの？と聞いたら、「みんな」だって！！

大勢居すぎてゆっくり話をすることはできなかったけど、カフタン着せられんみんなと写真を撮り、ケーキ食べて…でもやっぱり最後は大泣きでした。