夜神楽

九州3日目

高千穂は夜神楽で有名である。
ということは、知ってはいたけど今まで見たことはなかった。
それが、昨日近所で看板を発見

それがちょうどこの日の夜だった。
すごいタイミングでも、ここが出身の母も言ったことが無いという。
しかも民家で行われるので、会場までの足も必要…無理かなーと思っていたけれど、昼間あった隣のおば様と意気投合しているうちに、その話になり、「何？！行きたいなら私が連れてっちゃる｝ってことで行ける事に。

実は、前日看板を見たときに、会場となる家を探し出し、「地元の人じゃなくても行っていいですか？」と確認をとっておいた。返事はもちろんOK

夕食後、9時頃出発。会場の家は見物客であふれていた。
「高千穂の夜神楽」は、国指定重要無形民俗文化財に指定されていて、天照大神（あまてらすおおみかみ）が天岩戸に隠れられた時に、岩戸の前で天鈿女命（あまのうずめのみこと）が面白く踊ったという神話を1から33番の舞で表していて、毎年、この夜神楽を奉納して秋の実りのの感謝と翌年の豊作を祈願するものなんだって

この時期毎週末、各集落で行われるということで、これを見に来る観光客も多いんだって。
おば様曰く、一番面白い場面は夜中から明け方にかけてということだったけど、私たちは2時間ほどみてから帰宅。
最後まで見れないのは残念だったけど、見に来た人へ振舞うお酒（かっぽ酒）やお煮しめ、うどんを準備する女性の姿、神楽、居間をのふすまと縁側の戸をはずして庭から神楽を見えるようにしてある家の様子などなど、その雰囲気がなんとも暖かくていい経験でした。
若い人たちも多くて、地域の人のつながりをとても感じた。