goo blog サービス終了のお知らせ 

Strawberryな生活

気になったことや,お気に入りのものなど,生活のメモとしてブログに残してみることにしました♪

バッハのいた朝

2016年05月18日 | ピアノ
ピアノレッスンの開始時にインベンション、やった方がよいでしょうか?と聞きました。先生からは、「時間のない大人のレッスンだから、インベンション自体難しいから、やらなくていい、ショパンが弾きたいならショパンで練習すればよいから」と言われて、インベンションはやってません。
ただ、ピアノを弾いている方の話題に頻繁に出てくるのを見ているうちに何となくやりたい気もあって…何となく気になってます。そして、ショパンはいつも作曲の前にはバッハの平均律を弾いていたとか、マヨルカ島にも唯一平均律の楽譜を持参したなんて話を読むとなおさら、気になります。
インベンションって、一定のリズムで心地よいです。
それに何より、学生時代、キリスト教の学校に6年間通ってて、いま思えば贅沢にも毎朝礼拝で、パイプオルガンで演奏される音楽が鳴っていました。あの中には多分バッハも含まれていたのだと思います。
だから、私にはバッハは朝の音楽にはどこか懐かしさが漂います。おそらく、バッハを聴く私の心地よさには、この頃の、せちがらい世界からは守られていた、どこか幸福な感じも伴うのだと思うのです。
パイプオルガンの音色やバッハの音楽…これらは私の意思でもなければ、おそらく親も、自分が与えた環境にバッハが含まれていたなんて知らなかったと思うけれど、
インベンションは、こうしたものが自分の人生の素敵な一部であること、
そして、その出会いを与えてくれた今は亡き両親への感謝の気持ちも運んでくれるようです。

インベンション、自主練してみようかな。


Andras Schiff plays BACH:Invention BWV 772-786