ちょっと古いドラマを見た

2012-01-31 13:00:56 | インポート
今日の話はがらりと変わって、昨日見たドラマのことだ。

三年くらい前の作品で、水谷豊さん主演の「誰かが嘘をついている」という、ごく平凡なサラリーマンとその家族の上に突然ふりかかってきた痴漢冤罪事件の話だ。正直な話、当方女性であり、いまやれっきとしたおばはん世代になって被害にあうこともなくなったが、痴漢の問題は女性側として日ごろ許しがたいと思っている。

しかし、最近のニュースなどで満員電車の中で、痴漢と間違われた人が自殺してしまったりしているのを知り、これは一体何とかならないのかとも思っていた。水谷さん主演のこの作品のことは聞いていたが見る機会がなかったのが今回ちょうど機会があってドラマをみたわけである。水谷豊さんといえば「相棒」の右京役でいつも犯人を捕まえる側を演じている方なのだが、どんな役を演じてもその役になりきって見えることで評価の高い一流の俳優さんだ。この作品でも見事に主人公になりきっておられた。

脇役の方々もそれぞれ良い方々がそろってドラマとしても面白かった。ドラマの結末はハッピーエンドに終わっていたが、現実の痴漢冤罪事件の場合、無実を立証することは非常に困難なことも教えられたドラマだった。だいぶ前の古いドラマなのに内容はいまだに古びてはいない現実に起こりえる話なのが恐ろしい。

こんな時代であり、忙しすぎて簡単な事件などは本気で詳しく調べてはいられないのだろうけれど、関係者一人一人の人生の歯車が狂うようなこんな問題は安易にかたづけようとしてほしくないものだ。

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