幽霊、お化け、怪物、怪談

2017-04-24 13:30:16 | Weblog
日本では幽霊とかお化け、怪談といったものは、だいたいは夏のものという感じだが、ヨーロッパで幽霊、お化け、怪物を愛する国、怪談を愛する国といえばやはりイギリスの名を挙げないわけにはいかない。なんといってもあちらの幽霊は夏場だけではない。漫画のキャスパーのような可愛いのもいるし、ロンドン塔の幽霊とか、数限りない。

そんな事に気が付いたのはNHKのテレビでBBCのシャーロックを見たのがきっかけだった。シャーロックの脚本を書き、登場人物の一人、シャーロックの兄、マイクロフト役として出演もしているマーク・ゲイティスの研究するイギリスの怪談のビデオなどもいくつも見ることができたので、これまで全く考えたこともなかった怪談の世界にも触れることになったのだ。

日本の怪談というと仏教の背景があるから、幽霊譚も人間の複雑な心、人の心の哀れさといったものを考えさせられるような話になるわけだが、正直に言って欧米の怪談はとにかく怖い、気味が悪い、物理的に怖い。心臓に良くない怖さだ。

かといってそんなものばかりかといえば、はさみの手を持つ人工人間の物語、シザーハンズのような切ない物語も生み出しているから、簡単には決めつけられないが、映画やテレビドラマもこうしてみると、洋の東西の文化の違い、考え方、感じ方の違いを実によく教えられる場だと思う。まあ、素人の浅い知識では大したこともつかんではいないけれど、でもこれは面白いことではないだろうか。


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