食はむずかしい

2018-09-26 23:25:16 | Weblog
ちょっと前まではスーパーでもコンビニでも、サバ缶といえば安いものと決まっていたのが、今や昔の2倍のお値段だ。100均で10個買っておけばいろいろに使える、安くておいしい蛋白源だったものだ。安いものもあることはあるが缶も小さく中身も少ないから買わない。料理の素材に使うには昔ながらの分量の入っているものでなければだめだ。

仕方がないからそれでもやっぱり、サバ缶は1か月に10個か12個、値段は高くても数を買っておくとホントにいろいろに使える。我が家の動物性蛋白源は、主に鶏に卵に、サバ缶、煮干しといったところか。何しろ収入に応じて食費も限られてくるから、それなりに頭を使わなくてはならぬ。実をいうと幸いお肉はそれほど好きではない。その代わり、チーズやヨーグルトは好きだから動物性蛋白源としては十分だろう。ヨーグルトをコーヒーペーパーで脱水してヨーグルトチーズと乳清にわけて、乳清はおいしいからそのまま飲んで、ヨーグルトチーズは砂糖やジャムを加えてパンに塗ったり、お菓子を作ったりもできる。

今は知らないが某修道会のシスター達の食膳にはよく精進揚げが乗っていたのを思い出す。でも当方、実は油物は好きではないのだ。安上がりで美味しいカロリー源ではあるのだけれど、油が嫌いで揚げ物は自分ではほとんどしない。火が怖いのだ。ウッカリ者だから冬になるとついうっかりのやけどをする。石油ストーブなど使ったら、いつストーブに躓いたり、蹴飛ばしたりして仕舞うかわかったものではない。その辺を自覚しているから石油ストーブは使わないし、料理も油を使うものは出来合いを買ってくる。

そういえば、たまには天丼のてんやでお弁当を買うのだが、普通の天丼のエビではアレルギーで大変な目にあっている。アレルギーといってもかゆいとかではなくて顔が腫れてお岩さんもどきになるのだ。目の周りは皮膚が薄いのだそうでそこにアレルゲンが働くとお岩さんになる。下手をしてアレルゲンが呼吸器に入ると死ぬなどとおどされているから、エビやカニはなるべく近寄らない。食べ物というのは本当はすごく難しいのだと思う。とにかくエビ、カニ系はうっかり食べて異常が出たら即刻病院に飛んで行ってアレルギー薬の点滴を受ける羽目になる。いやはや、「食」は難しい。