真田丸-6

2016-02-14 20:01:29 | Weblog
今日の話はストーリーもとにかくとして、なんだかどこかで似たような話、似たような場面を見てきたような気分にさせられるものだった。

父昌信の二枚舌、三枚舌を駆使してなんとかして危機を乗り越え、一家存続の道を見出そうと必死になる姿。これって現代の大企業の下請けの中小企業の親父さんたちや、小さな個人商店の店主たちの姿に重なって見えてしまうのだ。

金繰りに失敗して支払いに間に合わず、覚悟を決めて家族一同を逃がし、自分は一人で責任を負って自殺してしまった知人の姿まで思い出す。戦国時代の小国主だった昌信やその仲間の小国主達の生きていた世界も状況は違っても必死に生きのびる道を探し回っているのだ。

その過程でとりあえず家族を人質に出して時間を稼いで何とかしようとしていたときに、今回は家族が事件に巻き込まれたり、昌信の老母まで新たに人質に出すことになったりしたわけだ。人も時代背景も違うというのに,なんだか考えさせられてしまった。