聖週間の木・金・土の夜の典礼が長いのはいつものことで、若いころは聖歌隊席から祭壇を眺めるのも楽しみのひとつだったのだが、いつのまにか年をとってきて足腰に故障が出てきては、下の会衆席での立ったり座ったりも骨になってくる始末。毎年ものすごく込む四ツ谷の教会に出かける気がしないから今年はすぐ近くの吉祥寺教会で聖週間からイースターまで迎えることにした。
するとこれが大正解。四ツ谷のマンモス教会で何十年も聖週間の典礼に預かり、聖歌隊で歌っていたけれど今日の吉祥寺の聖金曜日の典礼では感激してしまった。今まで毎年、十字架の崇敬の場面では十字架をすぐ目の前で礼拝できるのは司祭団と祭壇のまわりにいる侍者や奉仕者だけだと思い込んでいたのが、吉祥寺では会衆が聖体拝領のときのように行列を作って全員が十字架の礼拝ができるのだった。
ただでさえ長い長い典礼で千人以上の人が全員礼拝するのは難しいのだろう。それにしても今年は吉祥寺教会に行けて本当によかったと思った。なんかやる気が出てくる気分だ。
吉祥寺教会といえば、今度ヤン神父様は名古屋に移動だそうだ。名古屋は松浦司教様の就任で変わってくるだろうし、ちょっとさびしいけれどヤン神父様もよい活躍ができるといいと思う。