2010年2月4日(木)、「平家物語ゆかりの地を巡る旅」第一目。京都市左京区の「哲学の道」を歩いていたとき、疏水べりに植えられているソシンロウバイ(素心蠟梅)が沢山花を咲かせていました。「哲学の道」は、京都市左京区・若王子神社から法然院下を銀閣寺に至る疏水べりの小道で、約1.5km。日本の道百選にも選ばれた。哲学者西田幾太郎が散策、思索にふけったといい、この名がついた。春は両岸の関雪桜で花のトンネル。川面に散り流れる花ビラもひとしおの風情。市バス永観堂前400m、銀閣寺前すぐ。
一関市東山町「唐梅館公園」のロウバイ(蠟梅) 2010年2月2日(火)
ロウバイ(蠟梅) ロウバイ科 ロウバイ属 Chimonanthus praecox
中国原産の落葉低木。名前の由来については、ロウ(蠟)細工のように見える花が咲くからという説と、蠟月(旧暦12月)に花が咲くからという説とがある。日本には江戸時代初期に渡来し、冬から早春の花の少ない季節にかいかするので、古くから観賞用に庭木としてよく植えられている。また切り花や鉢植えにも利用される。
よく枝分かれして、高さ2~4mになる。葉は有柄で対生し、長さ10~15㎝の長楕円形または卵状長楕円形で、先は鋭く尖り、縁は全縁。質はやや薄く、表面はザラザラしている。花期は12~3月。葉が出る前に香りのよい黄色の花が下向きまたは横向きに咲く。花は直径2㎝ほどで、多数の花被片が螺旋状につき、花弁と萼片ははっきり区別できない。内側の花被片は小形で暗紫色。その外側は黄色でやや光沢があり、一番外側に鱗片状の花被片が多数ある。雄しべは5~6個。雌しべは壺形の花托の中に多数ある。(果実は)花のあと、花托は大きくなって長卵形の偽果になり、中に紫褐色で長楕円形のそう果が1~4個あり、種子は5~20個入っている。
ソシンロウバイ(素心蠟梅)Chimomanthus praecox f.concolorは内側の花弁も黄色の品種で、ロウバイより花がやや大きく、内側の花被片も黄色。ロウバイと同様、庭などによく植えられている。
トウロウバイ(唐蠟梅)は花が直径3~3.5㎝と大きいが、香りは少ない。
花の色の濃いものや、花形が丸いものなど、園芸品種もいくつかつくられている。用途:庭木、鉢植え、花材。
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