2013年8月11日(日)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215番地1)主催の館長講座第1回が、同館ロビーの特設会場で開催されました。4月に就任した入間田亘夫館長(東北大学名誉教授)が「骨寺村研究の過去・現在・未来」と題して講演されました。(13:30~15:00、受講者約40名)。
隣接する道の駅「厳美渓」の敷地内に植栽されている5,6本のハクウンボク(白雲木)が、実を沢山付けていました。
平泉藤原氏の時代、中尊寺経蔵別当領だった中世荘園「骨寺村」(現在の一関市本寺地区)を研究した主な資料(館長が紹介したもの)
1957 伊藤 信 「辺境在家の成立~中尊寺領陸奥国骨寺村について~」(「歴史」15輯)
1984 大石直正「中尊寺領骨寺村の成立」(「東北文化研究所紀要」15号)
1989 吉田敏弘「骨寺村絵図の地域像」(葛川絵図研究会編「絵図のコスモロジー」下巻、 地人書房)
1999 陸奥国骨寺村調査協力委員会編「絵図の骨寺村をさぐる」
2008 吉田敏弘「絵図の景観が語る骨寺村の歴史」(本の森)
2009 骨寺村に日本の原風景をさぐる(季刊 東北学」21号)
2009 「佐藤家文書詳細目録・報告書」
2009 小岩弘明 「骨寺村荘園遺跡における調査研究と景観保全の軌跡~過去から未来に向けて~」(「季刊 東北学」21号)
下の2枚の絵図(簡略図、詳細図)は有名な「陸奥国骨寺村絵図」ですが、1995年に国指定重要文化財になりました。
ハクウンボク(白雲木) エゴノキ科 エゴノキ属 Styrax obassia
山地に生え、高さ6~15mになる落葉高木。若枝の表皮は縦に剥がれやすい。樹皮は灰白色。葉は互生し、長さ10~20㎝の円形で、縁の上部にわずかに鋸歯がある。葉柄の基部は冬芽を包む。5~6月、枝先に長さ10~20㎝の総状花序を出して、白い花を多数下垂する。花冠は長さ約2㎝で5深裂する。雄しべは多数。雌しべは1個。果実は直径1.4~1.7㎝の球形で9月に熟す。種子は1個。用途:庭木、公園樹、器具材。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42609266&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市道の駅「厳美渓」のハクウンボク(白雲木)の花 2013年6月8日(土)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37600928&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市「道の駅・厳美渓」のハクウンボク(白雲木)2011年6月5日(日)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35265516&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市・道の駅「厳美渓」のハクウンボク(白雲木)2010年8月13日(金)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%CF%A5%AF%A5%A6%A5%F3%A5%DC%A5%AF [peaの植物図鑑:ハクウンボク(白雲木)の実]
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