peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

トックリヤシ(徳利椰子)

2008年02月17日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のトックリヤシ(徳利椰子)
 2007年12月21日





2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
の「花の館」温室内の「亜熱帯温室(亜熱帯・沖縄の植物たち)」で
徳利のような形をした幹の「徳利椰子」が大きな葉を広げていました。



岩手県立花きセンターのトックリヤシ(徳利椰子)
 2006年11月22日





2006年11/22(水)、金ケ崎町六原にある岩手県立花きセンターの
「花の館温室」内の亜熱帯温室に植えられていた「トックリヤシ(
徳利椰子)」。説明文が付けられていました。





トックリヤシ(徳利椰子)
「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に植えてあり
ました。名札には、「トックリヤシ Mascarena lagenicaulis L.H.
Bailey 幹の下部がふくれてトックリに似た姿になる。分布:マスカ
リン諸島」と書かれていました。



トックリヤシ(徳利椰子)ヤシ科 トックリヤシ属
Mascarena lagenicaulis
インド洋の西部、マスカリン諸島(アフリカ熱帯雨林気候区)
にあるレユニオン島原産のヤシの木。成長が遅いこともあり、
原産地では絶滅の危機に瀕しているという。

樹高は3m~5mになる常緑低木。小葉が少ない光沢のある葉は、
長さが60~90cmの羽状葉。比較的小さなヤシの木であるが、幹
の基部がお酒を容れる徳利のように膨らむのが特徴。耐寒性は
弱く、越冬には15℃は必要とのこと。雌雄同株(単性花)。
和名の「トックリヤシ(徳利椰子)」も徳利に似ていることに
よる。英名はBottle Palm(ボトッム・パーム)
 
幹にははっきりとした環状紋(「葉痕(ようこん)」と呼ばれ
る葉の落ちた痕)がある。1年に4つの葉痕ができるので、この
痕を数えるとヤシの木のおおよその樹齢がわかるという。

幹の上部に肉穂花序をつけ、淡緑色の花が房状に40~60cmの長
さでつく。その後、オレンジ、あるいは褐色の2.5cmほどの大き
さの扁平な果実をつける。

 下記のWebサイトには、果実や花の画像が掲載されています。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/tokkuri-yasi.html

http://www.botanic.jp/plants-ta/tokyas.htm

なお、「トックリヤシ属(Mascarena)」には、マスカリン諸島に
「トックリヤシモドキ(Mascarena verschaffeltii)など3種あり
、単幹。基部が肥大するもの、円柱状になるものもあるとのこと。
高さ5~10m。

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