あらまあな日々

どこ・ぶろ日記が操作ミスで削除されてしまったので再開設しました

久し振りの鉄旅

2011年02月22日 | インポート
JRが、ウイークエンドパスなるものを販売していると知り、いつものように思い付きで出掛けてみました。

・・・結果、私には列車旅は向かない事を痛感した2日間でありました。まァ、いくらぶらり旅とは言え、何の目的も無いんじゃあ・・・と、
「日本海の海岸線沿いを車窓からビール片手に眺めてほっこりしたい!」
をメインテーマとする事にして、ついでに
「碓氷分断後の<しなの鉄道>の様子も見てみたい」
というサブテーマを付けてみました。

そこで、まずは日本海方面を目指す事にして、西へと進むことにしたのでありました!

1日目

まずは地元本庄駅から出発です。

高崎線 本庄~高崎
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高崎まで出て、在来線で横川まで行ってバスに乗り継いで軽井沢に行こうかとも思ったんですが、バスの本数がかなり少ないらしい・・・ここで余り時間を喰っては・・・と、新幹線を選択。

このパスの場合、特急料金は別払い。それにしても特急券て、ちと、高すぎんじゃね?

長野新幹線 高崎~軽井沢
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面倒だから、長野まで直行でもいいかなと考えていたのだけれと、自由席がスシ詰め満員! 状態だったので、軽井沢でとっとと降りる事に。
おかげでサブテーマの<しなの鉄道>に乗れたのだが・・・ しかし、なぜ、長野までの直行が無いのだろう。
・・・まぁ、小諸で待ち時間の間に、軽食タイムでうどんなど啜れたのだが。

しなの鉄道 軽井沢~小諸
        小諸~長野
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長野までは、そこそこの待ち時間で進めたのだが、ここで次の乗継までかなりの時間が空いた。
駅前の書店で文庫本を購入して、近場でひと休み兼お食事タイム。
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信越本線 長野~直江津

途中、居眠りから目覚めると、周囲は雪景色に。
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直江津に到着。時刻表を見ると、北上するにはいやでも特急を使わねばならないダイヤ編成。
各駅を待つ時間を考えたら特急に乗るしかないって、どーなのよ?
更には、その少ない各停も<新潟まで1本で行けるのが無いじゃん! 待ったとしても、終着駅から先が判らないし・・・
と、ムッとしながらもどうしようもないので、車内で特急券を購入。
取り敢えず、主目的にした日本海は拝めたが、なんかイマイチすっきりしないな・・・

信越本線 直江津~新潟
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新潟に着いて見れば、ここでも同様。
もう、諦めるしかないか・・・こうなったらパスで行ける北限の酒田を目指そう! 
てな訳で、またもや車内で特急券を購入。

羽越本線 新潟~酒田
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車中から携帯で宿を予約。鶴岡泊も考えたが、丁度良い宿は酒田のほうに有りそう。
携帯の電池もギリギリの状態になってきたところで、なんとかセーフ!
これで今夜の宿は確保できたので一安心。やがて酒田駅に到着。
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宿は、駅のすぐ横なので、歩道に少し雪が残っていたけれども問題なし!
http://www.alpha-1.co.jp/sakata/index.html
限定プランで、お安く泊まれました。
さらに、1階には「魚民」が入っているので、遅めの到着だったにもかかわらず、外出せずに晩飯にありつけたのが嬉しいプラスポイント。
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2日目

昨日の状況からして、まずは時刻表ありき・・・と、今日は携帯の路線検索頼り。
なんと、いきなり帰りの列車の本数が・・・
こりゃまずい・・・と、市内見学の間も無く、始発特急に飛び乗る!

何の為に、酒田までやって来たのやら・・・といっても後の祭りである。
飯を食う間も、場所も無いので駅の売店でサンドイッチひとつを買っての、何の旅風情もない朝の始まりとなった。

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羽越本線 酒田~府屋

途中で、笹川流れに寄りたかったのだが、最寄り駅の桑川には特急は止まらない!
やむを得ず、最も近いらしい府屋で下車。海沿いをひたすら歩く事になった。
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・・・が!
海沿いをのんびり景色を楽しみながら歩こう! などとお気楽にいたのだがトンネルだらけの道は意外と眺望が悪い上、いかんせん寒い! 
なんとか次の勝木駅まで歩いたが、かなりの時間を費やしていた。
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ここは、次の列車待ち・・・と、時刻表を見ると・・・
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人が乗らないから本数が少ないのか、本数が少ないから人が使わなくなってしまったのか・・・
どう考えても、後者の方が大きな原因のような気がするんだが・・・ま、いいか。

羽越本線  勝木~桑川

村上まで直行して、岩船港へ行こうかとも思ったが、ついつい下車してしまった桑川。
あれだけ待った列車は、私の一抹の不安も関せずに、とっとと走り去っていったのだった・・・
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道の駅が併設されていて、食事も出来るのだが11時開店との事。
笹川流れの遊覧船乗り場の所にある土産物屋も、船が動いていない今の時期は閉まっているそうだ。
ホッケの一夜干しが買えないのは残念だが致し方ない。

そんな中で唯一の救いが
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駅の向かいにある「ちどり」。
海を眺めながら、漸く、旅らしい海の幸を食することが出来た!
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次の村上行きまでの2時間近くをまったりと過ごす事が出来たのだが、この時点では後の悲惨さを想像するべくも無く、今回唯一ののんびり優雅な気分でくつろいだひと時となったのであった。

羽越本線  桑川~村上
ここでまた、暫しの接続待ち。

羽越本線  村上~新潟
昨日乗り損ねた越後線経由で柏崎へ出ようとしていたのだが、ここで痛恨の見逃し1本!
と、いうか、発車まで9分有る筈だとトイレに行った間に乗り損ねたのだが(泣)! 
車中で済ませておけば・・・と悔やんでも、もう遅い。
次の列車は乗り換え2回を要す短距離ランナーである。おまけに接続待ちも長い事・・・・・何なんだー! と騒いだところでどうにもなりはしないのである。
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越後線 新潟~内野
     内野~吉田
     吉田~柏崎
おまけに、すっかり勘違いしていた事に気付いたのは、暫くしてから・・・
越後線からは海は見えないのであった(泣)! 
昨日特急「いなほ」の中で越後線経由にしなかった事に、さんざん後悔したのは一体・・・!!!!!

次第に募る虚しさの中、ようやく柏崎に到着。
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信越本線 柏崎~犀潟

ここで、またもや選択の場面に。
直江津経由で来た時のルートを戻るか、北越急行経由で帰るか・・・
またもや携帯の路線検索が頼みの綱であります。
結果、越後湯沢から上越新幹線を使えば、帰りつけそうと判明。
折角だから、乗ったことの無いほうが良いなと、分岐駅の犀潟で下車。

が! ここでまたもや大失敗!

犀潟駅に到着間際、食堂が車窓から見えた。
ここでは、乗り換えに1時間近い待ち時間が有ったのだが「おっ! ここで晩飯がてら待ってりゃ、丁度いいな・・・」
との腹算用をし、いざ、その店に向かった時の事である。

それは、取らぬタヌキのナンとやらだったのだと判明した! のであった!
赤い看板に、てっきり中華屋だと思い込んでいた私の目に飛び込んできたのは、ショーケースの中に並んだ菓子・菓子・菓子・・・  もう、笑うしかない、いや、笑う気力も無い、が正しいか・・・・・・・

ひとりぽっちで寂しく駅の待合室に佇む私を、嘲る様に見下ろしていたのは、片○鶴○郎の書いた駅の看板であった。
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さらに追い討ちのような出来事が。ヒマを余して時刻表を見ていた私に更なる衝撃の事実が発覚!
なんと、ほくほく線の始発は、ここではなく、直江津であった!のである! 
・・・だったら、直江津まであのまんま乗って行っていれば、直江津駅周辺で晩飯がてら時間待ちが出来たのに!
マッチ売りの少女のように打ちひしがれるのを感じつつ、虚しさが込み上げつつあるのを絶え、やがて、列車が到着した。

ほくほく線 犀潟~越後湯沢

田んぼの中を走るイメージのあった北越急行だが、実際は殆んどがトンネルの中を走行するので、そのたんびに耳に来るのがなんとも言えない・・・おまけに既に真っ暗で、車窓からの眺めも殆んど無いから、次第に外かトンネル内かも解からなくなって来る。2両編成のワンマン車両はかなり空いていたので、途中から運転席直後に陣取って、運転手目線で前方を楽しむ事で気を紛らわせるのであった。

やがて、スキースノボ客で込み合う越後湯沢駅に到着。
新幹線自由席はどれだけ混み合うかと思っていたのだが、停車駅の多い「たにがわ」は以外と空いていて、席を確保出来た。
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上越新幹線 越後湯沢~高崎

この列車は本庄早稲田には止まらないので、高崎で在来線に乗り換え。
ここまで来ると、もう、すっかり地元に戻ってきた気分になる。
高崎線 高崎~本庄

本庄着21時7分。
思ったより早く戻れたので、駅の近所で晩酌を済ませ、タクシーで帰着。
今回の、長く、しんどいツアーは無事? 終了となったのであった。
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