京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間。

2013-02-03 10:14:41 | 日記

今日は節分!
今日から季節は春。2月10日が旧暦のお正月です。
なんとも朗らかな一日の始まり。

節分の日は「お化け」パレードの日でもあります。
「つくも神」が一条戻り橋を基点に市中を練り歩くといわれる一日。
100年使われた道具たちが「つくも神」と言われる神様になる。

足が生えた鍋や釜が歩く姿を見てしまうとショックで死んでしまう事もあるそうで今夜は早めに帰宅しましょう!

工房で100年活躍した掛時計もパレードに参加しそうなので時刻をあわせてゼンマイのネジを強めに巻いときます。
「気をつけて行っとくれやす!」送り出すほうも大変だ。
明日はちょっと疲れ気味かも知れません。

写真はイタリア製の掛時計です。
ヨーロッパの「お化け」掛時計がなんともユーモラス。

ドイツのムーブメントでイタリアデザイン。
これがドイツデザインでイタリアの機械だととっくにゴミ箱行きだ。

ヨーロッパの製品はこのような得意分野をあわせて製品化することが出来るのでうらやましい。
先日、この時計の修理過程を書きましたがなんとかガラスを割らずに完成しました。

特に時針・分針の「華針」は数種類の針の中から選びました。すごみがでますね~!
今でも割れてしまいそうな「すりガラス」。ロゴの数字が消えてたらデザインが台無しになるイタリアの芸術品だ。

時計は2時~3時の時刻はお化けの腕に隠れて見えません。
この時間帯には「時針」は隠れて見えません、夜間トイレに行く時などはちょっと怖いことになるでしょう。

ところで先日の「センター試験」
受験生が試験会場に持ち込んだ時計がいきなり止まったそうです。
中国組み立て、日本ムーブメントの1万円クラスの時計です。

お客様は突然止まった原因を知りたい!とのことで持ち込まれた。
開けてみると内部に旋盤クズが入っていました。
私たちは特に驚く事ではない近年増えたトラブルです。

私たちが「中国」製造に反対するのはこんな大事な時に事故が起きる。
日本国内での一貫生産品との区別をつけたいと主張しています。
「時計は突然止まってはいけない!」アイテムです。衣類とは違うのだ。

マスコミ・メディアは都合が悪い事は抹殺するのでこのようなニュースは取り上げない。
「心」が視覚障害者の皆さんだ。「見ようとしない限り、本質は見えない。」

JR九州の運転手に貸与されている時計はカシオの電波時計「中国製」でした。
他のJR各社はセイコー、シチズンの国産時計が採用されている。
九州旅行はちょっと怖い。

とにかく「大学受験」会場には安全のため時計を2個持っていきましょう!

また、「京都の大学受験にはマスク」を忘れないようにしましょう!
関東、東北から上洛の受験生は時に注意ください。

中国からやってくる大気汚染で私はマスクは一年中使います。
冬は雪、春は黄砂で飛んでくる。

国内のマスコミは相変わらず「おばか専門家」を探して安全報道を繰り返しています。

眼はごろごろする、今まで何もなかったアレルギー反応が敏感に発生するなどなど最近は皮膚科、耳鼻咽喉科は大繁盛です。

困った事は潜在的な「アレルギー」がいつ、どこで発生するのかわからないことだ。
先日の「甘エビ」アレルギーは呼吸困難を引き起こして強烈でした。
これが受験直前だったらと思うと怖い。

「ゆるい」情報に惑わされないよう大切な「ひと時」を守るために注意ください。
昔の安全は戻ってきません。個人で対応しましょう。
今日は「お化けの日」
鬼のように仕事をしているので夜遊びには行けないのが残念だ!


















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