PARK'S PARK

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日産マーチの戦略

2010年07月14日 | ニュース拾い読み

●日産がマーチをすべてタイで製造して、日本に逆輸入する報道を知った。
日産はマーチを世界160カ国に販売する“世界戦略車”と位置づけるらしい。
利幅の少ない小型車は低開発国に世界統一基準で作らせて、新興国に売る戦略。
電気自動車などの高価格、高付加価値の車は日本で開発、製造していくと言う。

■まさに『Think Global』戦略。
国内の新車販売数は頭打ち。
それに比べて中国を筆頭とする新興国の中流階級の人口は右肩上がり。
新興国を市場とする方がパイは大きいことは明白。

課題もある。
労働の質。日産は今回のマーチの生産を“念入りライン”として厳重に品質管理するらしいが国内のユーザーには一抹の不安があるでしょう。



国内の空洞化は昔から言われているが、これは止めようも無い。
国内の部品製造などの中小企業も世界に進出する以外に生き残る術は無い。
座して死を待つより、世界に飛び出すガッツを望むだけです。

◆韓国は市場が小さいから、世界進出を積極的に行ってきた。
サムスンの新入社員は全員TOEICの高得点者ばかり。

ユニクロ、楽天は社内公用語を英語にするという。
柳井社長、三木谷社長ともに先が見えているな~。

なんで日本の会社で英語を使うんだ?
コミュニケーションが取れないぞ、などといまだに反対する頭の固い経営陣や知識人?がいる。

★日本のトップ企業であるためには世界のトップになって行かなければならない。
そのためには市場は“世界”です。
インターネットの普及によって流通、言葉の壁が無くなり、ビジネスに国境が無くなって来ている。
『Think Global』が見えていない会社は、一流の企業にはなりえませんね。

※ユニクロの柳井社長はグラミン銀行と合弁会社を起こして『ソーシャルビズネス』に乗り出すと言う。
う~ん、さすが柳井社長。10年、20年先を見ているね。