PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

ジェロの母に涙

2009年02月27日 | 世の中を良くしたい!
●27日のNHKプレミアム10『演歌歌手ジェロ”母ちゃん”と目指した夢舞台』を見た。
ジェロは昨年の2月に「海雪」でデビューし、わずか10ケ月で紅白歌合戦の舞台に立った。
2002年の喉自慢大会や、路上ライブでの映像は貴重でウイウイしい。



■今月発売の『約束』も魅力的で明日買いに行こうと思う。
ペンシルバニア州ピッツバーグでのふるさと凱旋も気持ちよく見られる。
多くの演歌歌手が苦労したように、ジェロの苦労の裏側を見れたことは興味深い。
様々な差別的な苦労があったと思うが、逆にそれがプラスに働き、他の演歌歌手よりは異例のスピード出世につながった。

◆今日、述べたいのは、おばあさんとお母さんの苦労とその存在についてです。
おばあさんは戦後の混乱がおさまらない昭和25年に横須賀に駐留していた米軍兵士と結婚した。
お母さんの晴美さんは、親と離れ横浜でおばあさん(ジェロのひいおばあさん)に育てられた。
高校生時代(昭和40年頃)に差別をうけ、自殺未遂をはかった事を友人に侘びるシーンに涙を誘われた。
日本にはほとんど戻らなかった理由は良く理解できる。

★私は昭和30年生まれの在日韓国人2世。
私の少年時代の差別はストレートで無軌道だった。
「朝鮮人、朝鮮人、同じ飯喰ってどこ違う~」とはやし立てられ、口げんかが絶えず、帰り道では石を投げられ、取っ組み合いのケンカをした時代。
こちらは貧困と差別の連続でいらだっている。

「パッチギ」「骨と血」を映画以上に経験した。
ケンカが始まると子どもは包丁を使わせないために、持って裏庭に逃げた。
すべてが殺気立っていた。
そんな時代を思い出した。