PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

「遠兵」の倒産に思う

2009年02月06日 | ニュース拾い読み
●3日付けの報道によると松本の老舗の文具店「遠兵」が倒産した。
負債額は約5億円とのこと。
同じく老舗の肥料店「小林産業」も倒産した。
100年に1度の不景気と言われ、大手企業、老舗が次々と倒れていく。
未来の教科書には”2008年の大恐慌”とでも書かれるのでしょうか?

■倒産した会社に鞭を打つ訳ではないのですが、この結末になるには少なからず原因があったと思います。
以前、老舗の書店「鶴林堂」が倒産した時にも書いたのですが、この2つの店は大名商売と言われ評判が悪い松本の店の中でもとりわけ愛想が悪かった。


【店舗設備費が大きかった、とのこと。3階はテナント募集したが入らず】

◆愛想が悪いことは経験していたからなるべく行きたくないのですが、どうしても必要な画材とかを探しに店に入ると件の店主はジロッと客を睨み、品定めするかのよう。
”いらっしゃいませ”の言葉は聞いたことが無い。
毎回非常に気分が悪かった!!
で欲しい商品を探すが、客のニーズをつかんでいないから概ね見つからない。
店員に聞いても、実に愛想が無い。
”ありませんね”で終わり!
お店に無い商品を注文するお客は変わり者だと考えているらしい。
”取り寄せましょうか?”とかは絶対に言わないように教育されていたらしい。

★店を出る時に”もう二度と来ないぞ!”と思ってしまう。
愛想は無い、商品は無い。これではつぶれて当然でしょう。

新聞にも書かれていましたが、ネット販売などで文房具の購入方法が変わったなどの構造的な逆風はあったでしょう。
しかし”アスクル”などの傘下に入って生き残っている文房具店もある。
インターネット時代に対応して、ネット関連商品ならここに行けば必ずある!と言うような路線もあったと思う。
”松本に遠兵あり”と言われた老舗なのですから、知恵と努力と誠意があれば生き残れたと思うのですが…。

2007年2月20日に「鶴林堂」が倒産した時に、遠兵の倒産も予想していました!
駅前にもう一軒愛想の悪い店があるのですが…。