新しい詩③~池あり墓地あり~ 2019-04-19 08:27:59 | 詩 池あり 墓地あり 鶯なく 貧しく土はかわき 丘赤く 火は高し かくさくらの花の散る日にも 情感すでに枯れ 獣もののさまようごとく わが影はみすぼらしく風にふかれ 空想の帆かげ遠く沈みゆくを遂はんとす あてどなき小径のはて かくあてどなもくわれの超えてゆく ものみな傾きし風景は 今春の昼餉どき しんかんとして海のこゑはるかに 藪かげに藪椿おつ ああわがかかる日の焦点はかなしくゆがみたるに 池あり 墓地あり 鶯なく « 死を思うこと~徒然草より~ | トップ | 名歌鑑賞27~斉藤茂吉の代表作~ »
コメントを投稿 サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます