goo blog サービス終了のお知らせ 

いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

確定死刑囚2人の刑執行神奈川連続主婦強殺と福岡3女性強殺法務省

2019-08-02 13:16:31 | 思い出の詩


2日午前、元死刑囚の2人が、死刑を執行された。
第2次安倍内閣発足以来、38人目である。
いずれも殺人、強盗をした犯人であり、罪の重さはわかる。
だが、死刑制度そのものの是非は、
いまだ議論の途中である。
この機会に、
死刑制度の可否を、しっかり議論しておきたい。

「ヘルパンギーナ」流行都内で患者数急増

2019-08-02 11:32:24 | 思い出の詩


夏に多い、ヘルパンギーナという感染症が増えている。
子どもに多く、38度程度の熱が出る、水疱ができる、
などの症状が出る。
都内で急増しており、
都は、こまめな手洗いなどを奨励している。



ネプチューン名倉、うつ病発症で2カ月休養…「体調を回復させて戻って参ります」

2019-08-02 08:36:17 | 思い出の詩


ネプチューンの名倉潤が、うつ病で2ヶ月の休養をとることを発表した。
名倉は、テレビ等の6本に出演する売れっ子だが、
休養中、番組は続けられる。
最近は、うつ病への理解が進んできたから、再起は難しくはない。
ゆっくり休んで、また活躍してほしい。
また、うつ病理解のための、星が増える。

高野連に属さないチーム誕生へ、高校野球の問題解消

2019-08-01 15:47:53 | 思い出の詩


熊本の社会人チーム、ゴールデンラークスを擁する会社、
「鮮ど市場」が、高野連に属さないチームをつくる準備に入った。
15歳以下、18歳以下のチームを作り、
選手を養成する。
必ずしも、ゴールデンラークスへの道を示すのでなく
他のノンプロ球団やプロ野球への道もつくろうとするのだ。
高野連に属さなければ、
プロの指導も可能になる、
とする。
新しい試みに注目したい。

ロンブー田村淳が新会社設立で会見へ「動きます」

2019-08-01 13:29:11 | 思い出の詩


闇営業問題で物議をかもしている吉本興業の
田村淳が、新会社「株式会社がちきゃら」を設立する。
長い練った末の決断だという。
8月1日、記者会見を開く。

霞が関「全面禁煙」で日比谷公園、霞が関ビル、裁判所に逃れる難民たち

2019-08-01 10:30:20 | 思い出の詩


受動喫煙予防を強化する法律ができた。
これにより、霞が関の官庁街ビルが、禁煙になった。
かつて、タバコを吸う姿がウリであった大臣も、政府高官たちも、官庁ビルでは吸えなくなった。
かつてはタバコを吸う姿がウリであった吉田茂。
その孫、麻生太郎も愛煙家であるが、どうするのだろう。
官庁街ビルの官僚たちも、ビル内では吸えない。
どうしているか。
金融庁横の霞が関ビル(三井不動産所有)や、
日比谷公園、
裁判所に避難して吸っているという説がある。

園児に「死んでしまいなさい」教諭2人解雇

2019-07-31 22:34:51 | 思い出の詩


保育園で困ったことが起きた。子どもが、おおきく傷ついたと思われる。
筆者は、教育において大切なのは、次のように考えている。もっとも大切な部分を、おかしてはならない。
教育で重要なのは、順に

1 幼稚園や保育園
2 小学校
3 中学校
4 高校
5 専門学校や大学

である、と。
幼児教育ほど大切なものはない。


吉本「死亡しても一切責任負いません」研修生に誓約書

2019-07-31 18:41:27 | 思い出の詩


吉本興業が、研修生と、不適切な契約を結んでいたことが発覚した。
若い人、希望に満ちた人を育てる、
という観点から、許容しがたい契約である。
芸能関係の会社の、人権に対する意識を改革すする必要を感ずる。

「竹林はるか遠く」の著者経歴(ヨーコ・カワシマ・ワトキンス)

2019-07-27 21:54:27 | 思い出の詩


日本人少女ヨーコの戦争体験記著者略歴。
ヨーコ・カワシマ・ワトキンス
(Yoko Kawashima Watokins)
1933(昭和8年)、青森で生まれる。
生後6ヶ月で南満州鉄道株式会社(満鉄)に勤務する父に連れられ、家族で朝鮮北
部の羅南に移住。
1945(昭和20年)、敗戦の間際に母、姉とともに羅南を脱出、朝鮮半島を縦断する決死の体験を経て、日本へと引き上げた。帰国後、京都市内の女学校に入学。働きながら学問に励み卒業すると、大学の夜間部で英文学を学ぶ。卒業後、米軍基地で通訳として勤務していたが、結婚し渡米。アメリカの子どもたちに日本文化を伝える活動をしていた。
1986(昭和61)年に自身の体験を描いた初の著書である「So Far from the Bamboo Grove」を刊行。米国教育課程の副読本として採用され、多くの子どもたちに親しまれている。
現在も、講演活動などで全米だけでなく世界各国をめぐる多忙な日々を送っている。他の著書として「My Brother, My Sister, and I」がある。





山本五十六の書いた「小泉信吉君への追悼文」への感想

2019-06-26 21:14:47 | 思い出の詩


昭和17年10月22日の小泉信吉の戦死をいたみ、
山本五十六から、信吉の父小泉信三に追悼文が寄せられたことは、述べた。
それに対する小泉信三の感想を記しておく。

……

常に部下将兵のことを思うに篤い山本提督としては、或いは又海軍一般の気風としては、格別異例のことではないかもしれぬ。しかし、戦死した一大尉の父としては、親しく司令長官からかかる弔文を蒙るのは望外のことで、私は光栄に感激した。殊にそれほどの私交もない司令長官が、信吉の一人息子であったことまで承知せられ、又、私は贈呈した「師・友・書籍・第2編」の中の一編「私信」を読んで、それが信吉に対して書かれたものであることを直ぐ察知せられた心遣いに感動した。

……







宮柊二の歌④~戦争の深い悲しみをたたえて~

2019-06-17 20:59:08 | 思い出の詩


宮柊二は、近藤芳美とともに、戦後短歌界のエースであった。
ただ、戦争という体験のゆえに、戦争の匂い、戦いの傷、
といったものから解放されることがなかったことが、
その作品から読み取れる。
戦後世代が体験できなかったことを、根っこにもっている。
戦後の人間は、歴史として戦争をとらえることができても、
深い根っこに戦争体験をすえることはできない。

宮の「小紺珠」という歌集を読んでも、
彼が戦争体験を昇華して高踏的な認識に至ったとはいえないことがわかる。

戦争体験があるかないかで、顔つきまで違うという。

宮の場合、
平時~戦中~平時、と時を過ごしたが、
ひとつめの「平時」とふたつめの「平時」は明らかに違う。
ふたつめの「平時」から、戦争の影を消すことができなかったことは、
次の作品を見てもわかる。
……

こゑひくき帰還兵士のものがたり焚火を継がぬまへにおはりぬ

松かぜのつたふる音を聞きしかどその源はいづこなるべき

新しき歩みの音のつづきくる朝明けにして涙のごはむ

この夕べ堪え難くあり山西のむらむらとして顕ち来もよ景色

……

これらの歌のたたえる哀しさは、彼の中の「戦争」が終わっていないことを伺わせる。現実が非現実であり、非現実が現実だったのである。
戦後民主主義や社会主義に走るでもない、
連綿と生き続けている自分が、
いかにも不安定にして耐えがたいかを暗示している。

立派な芸術であるロダンやバルザックの作品を見つつ、自らの内面の空虚感を埋めえないのである。

……

ロダン作バルザック像の写真みてこころに満つる寂しさは何



































カモカのおっちゃん④18禁・田辺聖子のナニの話②

2019-06-16 18:56:12 | 思い出の詩


(承前)
何かお酒の肴は、とみるとアジの唐揚げを二杯酢につけたもの、子芋のたいたもの、「和田八」のカマボコの頂き物、みな秋らしくおいしそう、これではブランデーなんか飲んでられない、「剣菱」を熱燗にして、これも頂きもののスダチを絞り込んでスダチ酒。「でも、女はそう重視しませんよ。なんでやろ。忘れちゃいますよ。男の作家の中にはよく、女言うものナニにことばっかり考えてるように書く人があるけど、あれ、ウソ」
と私は匂いのいいスダチ酒を含んでいった。
「朝、コトがあったって、すっかり忘れてるのがオンナ。昨日はナニしたって、翌日すっかりわすれて、この前はいつだったっけ、なんでおもうのが女」
「しかし、その場その場では、相応によろこんではりまっしゃろ」
「そうとしても、女はすぐ忘れるんですよ、台風一過、快晴の空がもどるようなもの」
「ウーム。男は台風一過を相手に、えらい目をしてふんばっておるのか」
おっちゃんはしばし、感慨無量の面持ちであったが、気を取り直す如く、スダチ酒をぐっとあおり、
「それはそれは人の女房の場合でっしゃろな、つまり、ミセス、人妻、この手合いは傲りたかぶり、慣れてしもうて感激が薄い、男の獅子奮迅の働きを、屁とも思うておらん、ああ有難い、勿体なやと感謝の気もおこらん、それゆえ、台風一過、ケロリとするが、そういう傲慢な思いあがったミセスやヨメハンはさておき、ミスとなれば、うれしいと思うでしょうなあ」
「それはあるかもしれません。ミスにもいろいろあるけれど、男と同棲みしていない人には1回1回に感激があるかもしれません」
と、私はおっちゃんの夢をこわさないように言ってあげた。

こんな話をオトナがしてると知ったら、暴走族のジャリ、よけい当てつけのように走り回るやろなあ。

(終わり)
































5タラントン、2タラントン、1タラントン

2019-06-10 21:30:27 | 思い出の詩


もう50年前になってしまったが、
法学部の学生の頃、
最長老の教授が法学入門の講義を担当する、
というしきたりに遵って、
老教授が担当された。
まだ英米が世界の中心、と言う時代だったから、
法学の世界でも、欧米の法律が研究対象の中心であった。
老教授が、
聖書の中の、こんな話をされた。
西欧資本主義の精神の精髄を、
聖書の中に見ることができる。
それは、
旅に出る主人が、僕に金を預けた。
①ひとりに5タラントン
②もうひとりに2タラントン
③さらなる僕に1タラントン。
旅から帰った主人は、
①②の2人をほめた。
①の僕はさらに5タラントン稼ぎ
②の僕はさらに2タラントン稼ぎ
財産を増やしたからである。
ところが、
③の僕は、主人が怒るのを怖れて、
1タラントンを地中に埋めておいた。
主人は自分を怖れて1タラントンをとっておいた僕から、
それを取り上げ、他の僕に与えるようにしてしまった。
それなら、銀行に預けて利子をとればよかったのに、と。

これが、資本主義の原点となる考え方だというのである。
当時は、なんのこともないな、と思ったが、
のち、勉強をしていくうち、なるほどと思うことが多かった。

似たような考え方は、
マックス・ウェーバーの「プロテスタントの倫理と資本主義の精神」
にも同様の考え方にも潜んでいる。

初めて聴いた時、教授の見識を大事にして、
より深い勉強につなげておけばよかった、
と後悔した。

謙虚な研究姿勢が大事だ、と痛感したのだった。















































受刑者が紡いだ詩の向こう側⑤

2019-06-08 21:02:01 | 思い出の詩


すると、受講生から次々に手があがる。

「ぼくは、Aくんはこの詩を書いただけで、親孝行やったと思います」
「Aくんのおかあさんは、きっと雲みたいに真っ白で清らかな人だったんじゃないかと思います」
「きっと雲みたいにふわふわでやわらかい、やさしいひとだったと思います」

次々にあふれてくる受講生たちの言葉。
そのやさしいこと。
まだ幼くておかあさんを助けてあげられなかったことを悔やんでいるAくんに、
なんとやさしい言葉をかけてくれるのだろうか。

この子たちが、殺人などの恐ろしい罪を犯したなんて。
なぜそんなことをしてしまったのだろう。そう思わずにはいられなかった。

最初は奇跡だと思った。でも違った。
固く閉ざしていた心の扉を開くと、あふれでてくるのは例外なくやさしさだった。
惜しげない、いたわりの気持ちだった。
どんなに重い罪を犯した人間でも、心の中にあるのはやさしさなんだと思った。

それを発揮できない心の傷があって、犯罪にまで追い詰められてしまうのだ。
刑務所に入ったからと、いままでの自分を捨てて、新しく真人間に生まれ変わる必要はない。傷つく前の自分に戻ればいいだけなのだ。

生まれたての心は誰もがまっさらで、やさしさに満ちているのだから。
それが人間の本質なのだから。
彼らは、わたしにそう思わせてくれた。

(続く)






























新つじどう会の作品⑦~6月の詠草~

2019-06-05 18:13:02 | 思い出の詩


つじどう会は、地域の短歌サークルである。
月1回、辻堂図書館で開かれる。
現在会員5人。

今回は、6月分詠草から、6首挙げてみる。

……

なりわいに何をし選ぶ二十歳の君は 十年失いいまひとり居て

赦したし 障がいゆえのもの言いに 思わず応えて錐でもまるる

なべてみてやさしきひとのよにありてなぜにあらそうなぜにあらがう

ホームへの入居を促されいし独居の友の応答なければ別れと決める

「嘆き節」と老い人短歌を評せし人の心計りつつ詠むは虚しく

訪ねたる嫗は声に力ありて「百歳越え」を宣言したり