時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

おうちにかえれない!

2010年10月15日 | 
写真は、友人ご夫婦にいただいた絵本(ベストセラーのようですね)。いただいたとき娘はまだ2ヶ月ていど。この本はやさしいながらもちゃんとしたストーリーがあるので、適した年齢は「2歳から」となっています。でも、もう1歳を回るころからは絵本を読んであげるとけっこう見入って聞いていたので、この本も何度となく読んであげていました。話がどこまで分かってるかは不明ながら、絵が好きなのか、この絵本はかなりお気に入りのほうです。

ところで先日、二階で仕事をしていると、下で娘が大泣きを始めました。少しして泣き止んだのですが、しばらくするとまた大泣き。しかも、ふだんよく聞く、悲しいとき、痛いときの泣き方ではなくて、我々が「ピンチ泣き」と呼んでいる、知らない男の人に抱き上げられたとか、私が嫁をビシッと叩いたときとか(2010/4/5の記事)、おそらく、怖いときにする泣き方でした。

これはどうしたことかと、降りていって嫁さんに聞くと、いつものとおり、寝る前のルーティンとして絵本を読むことにした。娘がこの「うずらちゃんのかくれんぼ」を選んだのでそれを読んでいたところ、うずらちゃんとひよこちゃんが遊んでる途中で雨が降ってきて、「どうしよう、おうちにかえれないよう」となった場面で、とつぜん泣き始めた。そのあと親鳥が迎えに来てめでたしめでたし。「もういっかい」と言うので、「さっきは突然お腹でも痛くなったか?」と思って、もう一回読むと、また、同じ場面で同じように「ピンチ泣き」を始めたのだそうです。二人して「だいじょうぶだよ、お母さんが迎えに来たでしょ」となぐさめましたが、しばらくしゃくり上げてました。

おそらく、・・・・・・この本のレベルのお話が本当に理解できるようになって、ストーリーに入り込んで聞いていたので、うずらちゃん、ひよこちゃんといっしょに「どうしよう」という気持ちになったのだろうと解釈しています。お話を読んで、その内容のせいで泣き出したのはこれが初めて。たまたまその日は、今はジョージア州にいるその友人夫婦と久しぶりにスカイプ電話で話したところ。いただいた本のおかげで、言語理解力とか、感受性の発達が実感でき、ちょっとびっくりしましたが、印象的で、思えば喜ばしいできごとでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿