時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

ゆるし

2014年08月21日 | 
きのうの午後、娘がやってきて「自転車に乗れるようになりたい」。5歳の誕生日に買って以来、たいして乗っていませんでしたが、何に刺激を受けたんだか。涼しくなるのを待って、夕方、外へ。

大きくなったし運動能力も上がっていて、すいすいと走るので、もう少しやれるかなと、軽い坂道へ移動、先導して走り始めると後ろから「あ~!」という通りがかりの人の声、振り返ると、自転車は横倒、娘は、体全体を道路わきの溝にすっぽりはまり込ませて倒れていました。体中血だらけかと思いましたが、あわてて抱き起こしてみると、幸いにも左の親指の先を少し切っていただけ。聞くと、坂道でうまく登れずハンドルをとられ、あげくにバランスを崩して倒れたようです。

見た瞬間は「何やってんだ!」と思いましたが、これは自分のミス。慣れない人にいきなり上らせる判断がいけなかったうえに、後ろから様子を見るのを怠った、と二重に×。さらに、「まあ大丈夫でしょ」とプロテクターを着けず(ヘルメットは装着)。わりとすぐ泣き止んだ娘に「ごめんね」と謝り、とぼとぼ帰宅。

はたして今日の午後、また「乗りたい」と言ったので外へ。今度はプロテクター着けて、坂道も慎重に。自転車が嫌いになってしまわなかったようで、ホッとしました。

思い出せばここまでも、判断ミス等で怖い目にあわせたり、理不尽な叱り方をしたり、いろいろ彼女からするとひどいことをしてきました。でも彼女はじつにあっさりと、そんなことなかったかのように、笑い、甘えてきてくれます。昨日もそうで、夜は野球ごっこで遊び、今日もいっしょにお絵かき、自転車。彼女とよく似た性格(逆ですが)の、そのお母さんにも、ここにはとても書けないほどひどいことをしてきたのに、これまた驚くほどあっさりと、快く、ゆるしてもらってきました。二人には一生の借りがあると思うし、じつに幸せな人間だと思います。

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