建築と人生
昨年10月と11月、東京スカイツリーと、
東京駅の復元を3回見学しました。
基本は何も変わっていない。
スカイツリーは、日本古来の伝統の五重塔から成り立っている。
五重塔は芯柱構造で、耐震性を保ち五重の屋根のバランスをとっている。
これをスカイツリーでも採用している。
また、東京駅の復元も昔のままでなにも変わらない。
これは変えることができないのである。
へたに変えるとバランスが崩れて、全部直すことになる。
そう考えるとすべてが上手くいくのである。
つまり、建築は日進月歩なのである。
設備関係は2、3年で大きく変わる。
2年前の機械は時代遅れとなることが多い。
IT関連の世界はもっと早い、半年が勝負となるのだ。
建築の世界にITが入り込んできた。
ただ建築そのものはなんら変わりはない。
変わるのは、仕事の方法と正確な施工精度である。
さらに言うならば、安全と工期短縮が今の
我々に求められているのだ。
人生も同じである、男と女の世界は神代の昔から変わってはいないのだ。
変わったのはファッションと化粧方法だけである。
中身は一人の男、また一人の女である。
そう考えれば、人生もビジネスもまた恋も楽しいものだ。
(タカハシ)