近くの小川で白鳥(オオハクチョウ)が翼を休めていた。
雲の切れ目からお日様が顔を出した。近づいてカメラを向けると、
四羽の白鳥が餌を求めて近づいてきた。北海道からシベリアへと
北国に帰る準備をしているのだろうか。
10年前から2年前の退職まで、会社の遠隔地配転で仙台・東京・
埼玉とまるで「渡り鳥」のように渡り歩いた。単身赴任であった。
50過ぎの都会生活は辛いものがあった。「渡り鳥」は必ず、故郷の
北国に帰って行くことと、多くの仲間の支えがあったので苦には
ならなかった。
「渡り鳥」を見ると自分と重なるのである。・・・・・・・・・・。
(サトー)